フェスに向けての練習が続いた
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ~!」
くぅちゃんも何とかランニングとかには付いていってる
「ぐ…ぐるちぃ…」
「偉い偉い!」
「よく頑張ったね!」
「パタリ…」
「よし!紗桜莉ちゃん!」
「よし来た!」
倒れ込むくぅちゃんの上に跨がり、足を揉み解す
「んんんん……紗桜莉さん、くすぐったいデス」
「はいはい、我慢我慢」
「紗桜莉ちゃん、何でも出来るね」
「色々と出来ることを増やしてるからね」
「まぁそれでちょっと危ないのも出来るのは……」
ちーちゃんが苦笑いをしてるけど、気にしない気にしない
それから練習を続けて行ったり、かのんちゃんは帰ってから作曲をしたり……本当に準備することが多い。そんなある日の昼休み
「すごいところで寝てるね」
「ちぃちゃんのメニュー毎日こなしてるから…」
「まぁ体力がない分、何とか休息はとらないとね」
「こんなんで授業大丈夫なの?」
「ああ、それは全然」
うん、くぅちゃんのあれは私も凄いと思った。何せ授業中に寝てるのにも関わらず、指名されたら……
『じゃあこの問題を…唐可可さん』
『X²+2X+5デス!』
『正解です』
『おやすみなさぁ~い』
って感じで、何か凄いものを授業中に見た気がする。
「運動以外は完璧なんだよね」
「普通は出来ないよね…………」
「そうだ、昨日少し曲作ってみたんだ」
「さすがかのんちゃん!」
「かのんちゃん、遅くまで頑張ってたもんね」
「可可ちゃんの言葉が素敵だったからきっとこんな歌にしたいんじゃないかなって思って作ってみたの。まだ完成してないんだけど」
ちーちゃんと二人で聞くと……これは本当にいい曲……
「すっごくいい!」
「ほんと!?」
「いいよ!可可ちゃんの気持ちが伝わってくるしかのんちゃんっぽさもちゃんとある!」
「嬉しい!じゃあもう少し頑張ってこの曲を完成させるから振り付け考え始めてもらってもいい?」
「OK!」
「でも2人の実力には合わせないよ?1位取らなきゃだもんね。覚悟できてる?」
「が……頑張る!」
「頑張りマス!」
あ、起きてたんだ
「起きてたんだ…」
「気合いデス!」
「それじゃ二人が疲れを残さないように……ちょっと行ってくるね!」
「何処に?」
私はある場所へと向かい…………
夕方になって、三人のところへと戻ると、
「お疲れみたいだね」
「あーうん」
「一応聞くけど、それ……何?」
かのんちゃんとくぅちゃんの二人は私が持ってきたものを見て苦笑いをしていた。
「生徒会からごう……拝借してきた椅子を改良したマッサージチェア!」
「いやいやいや、まずくないの?」
「大丈夫!適当に言って誤魔化してきたから」
「あの、葉月さんがこっち見てるデス」
「あれは怒ってるね~」
「あぁ、大丈夫。試運転するからって言っておいたから」
((一体どう言いくるめたんだろう?))
早速二人に使ってもらうのであった。え?元に戻したか?戻さなくても問題ないよね
そして次の日の早朝、物音が聞こえて、起きるとかのんちゃんがランニングしに行くのが見えた。ちょっと気になった私は追いかけていくと、歩道橋の所でかのんちゃんとくぅちゃんが何か話していた
「私ね音楽科の受験に失敗した時に何もかも終わったって思った。卒業式があって春休みがあって高校の入学式があってもずっと終わったって思ってた。このまま終わりが続くんだなって思ってた。でも…やっと始まった!次の私が…始まった!」
二人を照らすように朝日が昇り始めた
「きれいデスネ」
「うん……そうだ、さっき曲完成したんだ」
「わぁ!聴きたいデス!」
「人がいるからここじゃ恥ずかしいよ。後でデータ送るね」
「歌ってくれませんか?」
「えっ?」
「ここで歌ってくれませんか?可可かのんさんの歌っているところが見たい。かのんさんの歌が聴きたいデス!」
「可可ちゃん…歌えるかな……」
「響かせましょう!この街にかのんさんの素晴らしい歌声を!」
くぅちゃんの一言で……かのんちゃんは歌おうとする
おまけ
紗桜莉「葉月さん、連日の疲れが溜まってるからマッサージチェアをプレゼントしたいの」
生徒A「そうなんですね!」
生徒B「私たちから伝えますね」
恋「生徒会長の椅子がないのですが…………」
生徒A「相花さんが持っていきました!」
恋「あの人に持っていかせちゃ…………」
感想待ってます!