新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今週のスパスタ面白かった……
今回はオリスト!


13 倒れるしあ

お姉ちゃんのスクールアイドルのステージを見たいとお願いし、親戚のお姉さんと一緒にお姉ちゃんのステージを見に行った。

お姉ちゃんはいつもみたいに優しさを感じつつ、それでいて神秘的……まるで天使……

 

「お姉ちゃん、天使みたいだった!」

 

「あはは…えっとありがとう」

 

「未唯姉は天使って言われると照れるもんね~」

 

「そう言う苺ちゃんもね」

 

「うぅ///」

 

楽しそうにしている3人……私も……

 

「私も…私も未唯姉達みたいに天使になりたい!」

 

こうして私の夢が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

「はい、休憩!」

 

「紗桜莉先輩!まだいけますよ!」

 

「だーめ。しっかり休まないと…」

 

いつも通りしあちゃんの練習を見てる私。本当に体力は無尽蔵だけど、油断は出来ないからね。しっかり休ませないと……

 

「しあちゃんは夜とかこっそり練習してないよね?」

 

「はい!お姉ちゃんたちに止められてるので!」

 

しあちゃんのお姉ちゃんか……どんな人なんだろう?でもしあちゃんの事をしっかり見てくれてるんだね。

 

「かのんちゃんたちの方は……」

 

丁度休憩に入るみたいだね。私達はかのんちゃんたちと合流して、一緒に休憩入るのであった。

 

「しあちゃんの調子はどう?」

 

「とりあえずは身体の使い方をしっかり出来てるね」

 

そろそろダンスレッスンに入っても良いかもしれない。だけどな~

 

「ダンスレッスンは私が教えるの無理なんだよな……」

 

「それだったら私が……」

 

「お願いしたいけど、かのんちゃんも2人の練習見たり、合わせたり忙しいでしょ」

 

「そうね。貴方、お人好しだから何でもかんでも引き受けそうよね…」

 

「結果、キャパオーバーしそうですね」

 

「うぅ!?」

 

「マルガレーテちゃん、冬毬ちゃん、分かってるね……やっぱりダンスが上手い人に……」

 

思い当たるのはちーちゃんだけど、ちーちゃんもLiellaでの練習や部長業、バイト…忙しいからな……後は四季ちゃんか蓮華ちゃんだけど……

 

「マルガレーテちゃんがぶつくさ言いそうだな~」

 

「何で私がそこで出てくるのよ!」

 

つい、口に出てしまった……

 

「いちいち文句言わないわよ。紗桜莉の場合はちゃんと考えてるみたいだしね」

 

だとしたら……とりあえず蓮華ちゃんにお願いしてみようかな?

 

「しあちゃん、そろそろダンスレッスンに……しあちゃん?」

 

気がつくとしあちゃんが止まっていた…私がしあちゃんの身体を揺すると……そのまま倒れてしまった

 

「しあちゃん!?」

 

 

 

 

 

 

 

「原因不明だって……」

 

倒れたしあちゃんを病院に連れて行った私達…

 

「原因不明って……しあちゃん、休憩入る前はあんなに元気だったのに!?」

 

「何か病気を持ってるとか?」

 

「だとしたら私達に話してるじゃないの?」

 

「……しあちゃん」

 

病室で眠るしあちゃん。本当に何かあったのかな?

 

「失礼します」

 

すると病室に1人の女性が……私はその女性を見て……驚きを隠せないでいた。

 

「しあちゃんの…高柳しあの姉です。しあちゃんの先輩とお友達だよね?」

 

「えっと、はい、渋谷かのんって言います」

 

「ウィーン・マルガレーテよ」

 

「鬼塚冬毬です」

 

「……相花…紗桜莉です」

 

「紗桜莉ちゃん?」

 

今の私は普段と絶対に違う。かのんちゃんは勿論、マルガレーテちゃんたちも私の様子が違う事を感じている。とりあえずこの人の事をしっかり聞く前にいつも通りにしないと……

 

「あの、しあちゃん…倒れて…原因不明って…」

 

「あー、うん…先生から聞いたけど…その原因は…その…」

 

何だか歯切れ悪そうだけど、何か知っている?

 

「知り合いから今朝しあちゃんにクッキーを上げたって聞いて……そのクッキーが原因でね」

 

「「「「はい?」」」」

 

「その人のクッキー……というより、作る料理は…独創的というか……」

 

「えっと…その…まず…独創的過ぎて…倒れたと?」

 

「うん……」

 

どれだけ凄い味なんだ……

 

「はっ!?あれ?花畑は?あれ?」

 

突然目が覚めたしあちゃんだけど……何か危ないところだった?

 

「あれ?お姉ちゃん……私は…確かせつ菜さんの特製クッキーを全部食べて……」

 

「耐性がなかったから倒れたんだよ…先生も原因不明って言われるくらいだったし……とりあえず看護師さんに目が覚めたこと伝えに行ってくるね」

 

しあちゃんのお姉さんはそう言って病室を出て行く。私は慌てて追いかけ……

 

「あの!私の事を…覚えてますか?昔……」

 

「覚えてるよ。あの時の子だよね。それに知ってる」

 

「し、知ってるって……」

 

「何度かライブ見たことあるから……紗桜莉ちゃんのステージ……お姫様みたいで可愛いよ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「こうして私が夢を与えられて……頑張ってる貴方を見れるの凄く嬉しいよ」

 

「私も…いつか貴方に会いたかったです……伝えたかった事もあるんです…」

 

「伝えたかった事?」

 

「……落ち込んでいた私に夢を与えてくれてありがとうございます。そしてこれからも…見ていてください……貴方の夢を叶えた1人が頑張ってる所を!」

 

「うん、分かった。そうだ…改めて高柳未唯です。これからもしあちゃんの事、よろしくね」

 

「はい、未唯さん!」

 

 

 

 

 

 

 

次の日、しあちゃんは直ぐさま復帰……

 

「それにしても紗桜莉ちゃんの憧れのスクールアイドルがしあちゃんのお姉さんだなんて…」

 

「世間は狭いと言いますが……」

 

「だからあんなに変な様子だったのね」

 

「そりゃ…憧れの人だったし……それにまさか連絡先まで交換してくれるなんて……嬉しすぎだよ」

 

「紗桜莉ちゃん、テンション高いね」

 

「高すぎてとんでもない兵器生み出してない?」

 

「あぁ、自転車かと思ったらロボットに変形する……」

 

「テンションあげさせない方が良いかもそれらないわね……」

 

ため息をつくマルガレーテちゃん。するとしあちゃんがランニングから戻ってきたけど……その紫色のクッキーは……なに?

 

「その……処分した方が良いですよね?」

 

私達は全力で頷くのであった。




紗桜莉と未唯の再会早すぎない?→答えは上海に!
次回は?→オリスト!
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