新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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可可の家族問題…こちらでは紗桜莉がオハナシして解決したけど…上手い理由は考えてあります
マイゴジ見て、ビオランテ見たくなったので見た


15 進路!四天王!謎のチケット?

蓮華Side

 

季節は夏、期末テストもようやく終わった。

 

「よし!強敵 期末試験を倒したっす~!」

 

「今回は難しかったな~」

 

「でも蓮華ちゃんは成績いいでしょ?」

 

「私はそこまで…大体平均だし…ただ……」

 

私は机の上で突っ伏している2人を見た

 

「ダメだ…このままじゃ補習だ…」

 

「私もですの…」

 

「ありゃ…」

 

メイちゃん、真面目かと思ってたけど……意外と……

 

「先輩方は大丈夫なんですの?」

 

「というと?」

 

「夏休みが終わればいよいよ受験。忙しいはずですの」

 

そういえば受験か……先輩達はどんな道を進むんだろう?

……一番想像できないのは紗桜莉先輩だけど……

 

 

 

 

 

 

 

しあSide

 

期末テストが返された…うーん、ぼちぼちだな~

 

「フフッ。まったく簡単すぎない?日本のテスト」

 

何だか嬉しそうなマルガレーテちゃん。点数良かったのかな?

 

「まったくです」

 

冬毬ちゃんがそう言いながらマルガレーテちゃんに話しかけてるけど……

 

「がはっ!?」

 

「マルガレーテは何点でした?」

 

「今回は本気出してないから!左手でやったのよ!ひ・だ・り・て・で!」

 

なるほど、利き手じゃない方で受けることで本気度が違うのか~今度試してみよう!

 

「しあは何点でしたか?」

 

「えっと……全部70~65点だよ」

 

「ふっ、まぁしあが高得点なんてむ……」

 

「いや~狙って全部70点にするの難しくって……点数配分間違えたんだよね~」

 

「へっ?」

 

「どういうことですか?」

 

「え?だからテストの点数を全部オール70点にするのは難しいなって……」

 

「………普通に受けた方が良いのでは?」

 

そう言うものなのかな?と言うかマルガレーテちゃん…何だか落ち込んでるけど大丈夫?

 

「ん、かのん?」

 

落ち込んでたと思っていたら、マルガレーテちゃんはかのん先輩を見掛けて、かのん先輩の所へ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中庭のベンチにかのん先輩が浮かない顔をしていた。

 

「卒業かぁ…うっ!」

 

かのん先輩は私達がいることに驚いていた。

 

「ウィーン国立音楽学校への留学。決まってることでしょ」

 

「何だか頭が全然追いつかなくって。気持ち切り替えていかなきゃ…なんだけどぉ~!」

 

かのん先輩はマルガレーテちゃんに抱き付いた。そこまで悩んでるなんて……

 

「うわっ!」

 

「うぅ~…」

 

「もう頼りない先輩ね」

 

「私なんてそんなもんだよ~」

 

進路ってそんなに難しく悩むもんなんだな~うらお姉ちゃんなんて直ぐさま決めてたような……

 

「そういえば紗桜莉先輩は?」

 

「紗桜莉ちゃん?先生に呼び出されてる。真面目に考えろって」

 

「あの人の進路…気になります…」

 

「そうね…下手すると裏社会で暗躍してそう…と言うかなんて書いたのよ」

 

「えっと…確か…」

 

第一志望 特

第二志望 に

第三志望 な

第四志望 し

第五志望 !

 

「って書いてたよ!」

 

「流石は…結ヶ丘の魔王……」

 

「発想が凄いですね」

 

「紗桜莉先輩らしいね」

 

「ちょっと待って!紗桜莉ちゃん、1年生に魔王って呼ばれてるの?」

 

「知らなかったの?私達新スクールアイドル部なんて、四天王って陰で呼ばれてるわよ」

 

「陰と言うべきかですが……」

 

「四天王!?」

 

「えっと、確か…かのん先輩が四天王一人目で、洗脳されてる人らしく……マルガレーテちゃんが四天王二人目、私が四天王三人目、冬毬ちゃんが四天王四人目だったような」

 

「いや、本当に…何それ……あれ?可可ちゃんだ」

 

「怪しいわね。私たちを偵察しに来たの?」

 

「そんなわけないよ」

 

「落ち込んでいるように見受けられます」

 

「すぐ戻るから先に練習の準備しといて~!」

 

「あっちょっと!もう!」

 

かのん先輩…本当にお人好しだな~

 

 

 

 

 

 

かのんSide

 

私は落ち込んでいる可可ちゃんに声をかけた

 

「可可ちゃん!」

 

「あっ…かのんデスカ」

 

「書いた?進路調査」

 

「実は…」

 

「どうしたの?」

 

「可可の夢は高校3年間をスクールアイドルとしてやりきることデス」

 

「うん。それは私も同じ」

 

「だから…」

 

「その先は…見つけられない?」

 

「可可はとにかく今を一番大事にしたい。今のために生きてるんデス。将来が当然大事なことは分かっているデスし勉強も怠っていません……でも…」

 

「聞いてるよ。言える範囲でかまわないから」

 

全部聞いて、全部解決しようとするのは私には無理……それでも何とかしようするのは私の悪い癖と紗桜莉ちゃんに言われたくらいだからな~それでも話を聞く事で少しは楽になれるから、先ずはそうするようにってとも言われた

 

「親に将来のこと考えてないなんて絶対言えないんデス。きっとすごくがっかりする」

 

「ご両親と話はした?可可ちゃんにどうしてほしいと思っているのかな」

 

「家に戻ってお父さんの母校である北京の大学に進んだらどうか…と」

 

「すごいじゃない!嫌?」

 

「嫌というか…」

 

「ん?」

 

「可可にはお姉ちゃんがいます。お姉ちゃんは可可のスクールアイドル活動を誰よりも応援してくれています。そんなお姉ちゃんは可可に好きな歌を続けるべきだ、やりたいことをやり続けるべきだとアドバイスをくれました。ただ…」

 

「それも嫌?」

 

「正直分かりません。ほんとに今はスクールアイドル活動以外考えられない。考えたくないって思ってしまうんデス。でも…いよいよ何も決めずにいるわけにはいきません。可可たちはもう3年生デス」

 

「フフッそうだね」

 

「みんな、色々と悩んでるだね~」

 

すると地面から蓋が開き、紗桜莉ちゃんが出てきた…いつの間に地下室作ったの?

 

「紗桜莉は進路どうするのデスか?」

 

「私の場合は……これって言うのがないんだよね。親の手伝いをしても良いし、旅をするのもいいし……まぁ卒業後の道なんて無限だしね。やりたいようにやるよ」

 

「紗桜莉らしいデス……」

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな事があった日の夜、ちぃちゃんから夏休みに可可ちゃんが上海に帰るという話を聞いた。マルガレーテちゃんはと言うと私がちぃちゃんと話してるのが気に入らない様子で、敵だからと言うマルガレーテちゃんに、敵じゃなくお互いを高め合えるライバルと伝え、それとなく納得していた。そんな時……

 

「あ、かのんちゃん、マルガレーテちゃん。悪いんだけど夏休み中、私ちょっと親の手伝いをすることになって、練習に出れなくなった」

 

「そうなの?」

 

「しあの練習はどうするのよ?」

 

「蓮華ちゃんにお願いした。元々ダンスレッスンはお願いするつもりだったし、それでランニングとかストレッチとかかのんちゃんに任せていい?」

 

「うん、いいよ」

 

「はぁ…と言うか親の手伝いって何するのよ?」

 

「えっと……特殊な細胞が狙われてるらしく、それの警備用に防衛システムを設置したり、後は裏で暗躍する白服の集団の会社を……とかかな?」

 

「………あんたの親…何してるのよ?」

 

 

 

 

 

 

蓮華Side

 

夏休みに入り、私はしあちゃんのダンスレッスンを見ることになった。まだまだだけど、しあちゃんは飲み込みが良い。そんなある日の事……

 

「飛んでくね~!可可ちゃんもあれに乗って上海に帰ったんだろうなあ」

 

「今週からだっけ?」

 

「その件は姉者からも聞きました」

 

「おっ夏美ちゃんと話したの?」

 

「騒いでいたのを聞いていただけですが」

 

「アンタまでLiellaと仲良くなったの?」

 

マルガレーテちゃん、相変わらずツンツンしてるな~でも紗桜莉先輩の話だと揶揄うと面白いらしいけど……

 

「以前も言いましたがラブライブ出場という目的にコミットする理由は私にはありません」

 

「でも冬毬ちゃん夏休みになっても練習来てくれるようになったね!」

 

「それは休む理由もありませんので。ただ…姉者の気持ちを確かめるには私も本気で挑むしかないというだけです!失礼します!」

 

そう言って冬毬ちゃんはランニングに向かった。そんな冬毬ちゃんを見て、かのん先輩はくねくねしてる……

 

「フフフッ。いいな~!いいないいな~!」

 

「何笑ってんのよ」

 

「冬毬ちゃんも少しずつ熱心に取り組んでくれてる。スクールアイドルの輪が広がっていく感じがするなあ!」

 

「気持ち悪~い」

 

「気持ち悪いは言い過ぎじゃない!?」

 

「分かった分かった。さっさと行くわよ」

 

2人もランニングに行くみたいだし……

 

「しあちゃん、私達も」

 

「はい!」

 

しあちゃん、本当に素直だな~

 

 

 

 

 

 

暫く走っているけど、夏だから物凄く暑い……

 

「ハァッハァッハァッ…」

 

「さすがに暑いねえ…」

 

「まだ朝だっていうのに…」

 

「このまま学校に向かいますか?」

 

「ううん。私の家で少し涼んでからにしない?」

 

「アグリーです」

 

「蓮華ちゃんたちもね」

 

「はい!」

 

私達は少し休むためにかのん先輩の家に向かった。

 

 

 

 

 

 

「うぁ~」

 

流石は喫茶店……冷房が聞いてる。そういえばかのん先輩の家にはマルガレーテちゃんのお世話係の緋雨さんもいるんだっけ?

 

「おかえり~。お姉ちゃんに手紙だよ」

 

「ん?エアメール?」

 

「ウィーンからじゃないのね」

 

かのん先輩はエアメールを開くと中にはヒコウキノチケットが入っていた

 

「飛行機のチケット?」

 

「羽田上海…」

 

「上海?」

 

「あっきっと可可ちゃんだ!」

 

「今上海に戻ってるみたいね」

 

「毎日連絡し合ってるんじゃないの?」

 

「何を食べたかの報告だけしてた。家族のことにはあんまり踏み込みたくなくて」

 

食事の報告ってするものなの?いや、私だけなのかな?疑問に思うのは?

 

「他に何か入ってないのですか?」

 

そういえば…そのチケット……

 

「あの、私の家にも届いてました」

 

「え?どういうこと?」

 

かのん先輩はチケットの枚数を確認すると、三枚……

 

「チケットが3枚。かのんと…誰宛?」

 

紗桜莉先輩宛て?でも紗桜莉先輩は夏休みに入ってからここには帰ってないらしい……から誰宛?

 

「かのんちゃん!」

 

すると千砂都先輩、恋先輩、すみれ先輩たちがやって来た。

 

「あ…やっぱりかのんちゃんのところにも…」

 

3人の手には…上海行きのチケットが……

 

 

 

 

 

とりあえず上海行きのチケットに関して、話し合うことになった。

 

「きな子さん、四季さん、メイさん、夏美さんのところには冬毬さんの分と合わせて2枚届いているそうです」

 

「私もお姉ちゃんに聞いたら、四人分のチケットが入ってたって」

 

「きな子さんの所には二枚……恐らく同居してる人の分まで……」

 

「私の分まで?」

 

「ということは…かのんと残りのもう2枚はもしかして…私と」

 

「私の分ですね」

 

緋雨さんの分まで?

 

「チケットは全て上海行き。出発は5日後」

 

「つまり来てってことだよね」

 

「それ以外考えにくいんじゃない?」

 

「可可さんに連絡してみたのですが今日は返事がありません」

 

「らしくないですよね。いつもならもっと直接わたくしたちに伝えてくれると思うのですが」

 

「進路のことかも」

 

「あっ…」

 

「心当たりあるの?」

 

「実は可可ちゃんと夏休みに入る前に少し話したんだ。進路について…」

 

「わたくしたちが海外に行ったところで何かのお役に立てるのでしょうか…」

 

かのん先輩の様子を見る限り……行く気満々だよね

 

「あなた行くつもりでしょ」

 

「ひっ!?」

 

「いい?これだけは言っておくけどあなた今はLiellaのメンバーじゃないんだからね!?」

 

「分かってる!分かってるよ!?」

 

マルガレーテちゃんがカリカリしてるな~あの、しあちゃん、何を用意してるの?

 

「紗桜莉先輩に頼まれた。マルガレーテちゃんがカリカリしたら飲ませてと」

 

「しあさん、それなら用意してありますよ。特製カルシウムスムージー」

 

「いらないから!そもそもラブライブに本気で出場目指すんだったらこの件はLiellaに任せて私たちはむしろその間に練習してレベルアップするべきなのでは!?」

 

「それは…」

 

「ごめん!今日は帰るよ。1日考えて明日また相談しよ?」

 

確かに千砂都先輩の言うとおり、即決するよりも考えた方が……

 

「ちぃちゃん。私行く!みんなで行かなきゃ!」

 

「へっ!」

 

それでもかのん先輩はそうするよね

 

「可可ちゃんが困ってるかもしれない。放っておくなんてできないよ!」

 

「そうよ!可可を救うわよ。どこにだって行ってやるわ!」

 

「そういうことなら私も行く!」

 

「わたくしも異論はありません」

 

「確かに私たちは今、別のグループ。でも結ヶ丘のスクールアイドルであることは同じ」

 

「うん」

 

「お互い最高のライブができる状況で競い合いたい。相手が困っている時に差を広げてそれで勝っても全然うれしくないよ」

 

「フン!アンタはお人よしがすぎるのよ!」

 

「マルガレーテちゃん。荷物の準備よろしくね!」

 

「強引なんだから~!」

 

「私も戻って荷造りをする必要がありそうですね」

 

「どうやら話はまんまるく収まったようだね。紗桜莉には……」

 

「あ、メッセージが入ってます」

 

しあちゃんがそう言ってメッセージを見せてきた。

 

『五日後!上海で!』

 

「何処の海賊よ……」

 

こうして私達は上海に行くことに……

 

 

 

 

 

冬毬Side

 

上海に行くことが決まったが……少し引っかかることが……それはかのん先輩に届いたエアメールのチケットが『3枚』あったこと。可可先輩は紗桜莉先輩が日本にいないことは知っているか分からない。それなら届くチケットは『4枚』のはず…なのに『3枚』……それにきな子先輩、しあの所に届いたチケットも何故同居人や姉妹の分まで?

 

「きっと…可可先輩が知っていたから?」

 

そう納得するしかない?

 

 




今回、一気に進めた……
紗桜莉の陰での呼び名→3年生はお姫様 2年生は結ヶ丘の陰の支配者 1年生は結ヶ丘の魔王

紗桜莉の親の手伝い→特殊な細胞……多分再生力が高い細胞かも
白い服を来た組織……多分実体が見えない組織

チケットに関して→紗桜莉以外のチケットは届いてる

上海編はある意味盛り上げていきます
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