新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今会期色々と頑張った


17 謎の女性と裏切り

「あなたは…嘘を…いいえ、黙ってることがあります」

 

「へぇ、流石だね。分かったんだ」

 

「裏切り者は……あなた」

 

 

 

 

蓮華Side

 

可可先輩を探すために四つのグループに分かれた私達。私達のグループは…私、すみれ先輩、恋先輩、四季ちゃん、夏美ちゃん、六花さんで庭園豫園を捜索……

 

「クイズ!今日はどこにいるでしょうか!ん~?ブッブー。大不正解~夏美は今日本を離れ上海に来ておりますの~!」

 

捜索という名の散策を楽しんでいた。うん、まぁ初めての海外だし、仕方ないよね

 

「あの…ここでも動画を撮るのですか?」

 

「ナ~ンセンス!愚問ですの!上海に来たからこそLiellaの新しい一面を際立たせる新鮮な動画を上げることができるのですのよ?」

 

「それは…勉強不足でした」

 

「とにかく可可を捜さないと」

 

「そうですね」

 

「あの、所で気になってるのですが……すみれ先輩はどうして六花さんと手を繋いでいるんですか?」

 

「……逸れたらいけないからよ!」

 

「あ、あはは…」

 

すみれ先輩と六花さんって前から知り合い?でもあんまりそう言う話を聞くことなかったな……

 

「蓮華ちゃん、後で調べとく」

 

「協力しますわ!」

 

「可可先輩を見つけた後はすみれ先輩との関係を調べるですの!」

 

どうしよう…みんな意外とノリノリだ…

それにしても可可先輩は見つからない……

 

 

 

 

 

 

 

灯夜Side

 

僕たちは送られてきた写真の東方明珠塔の近くに来ていた。メンバーは僕、きな子、メイ、千砂都の4人……

 

「うわ~!近くで見るまる!大きいまる!たくさんのまるまるまる~!」

 

「ひとまず落ち着きましょう先輩!周りの人が不審がるっす~!」

 

「ま~る!まる!まる!まる~!まる~!まるぅ~!」

 

千砂都ってしっかりしてる人って聞いていたけど……

 

「さっきもそうだったけど、丸に目がないんだな…」

 

「あはは…っす…」

 

「送られてきた写真はこの角度からだな。どこだ?」

 

「もしかしたら既に移動した後か?撮ってから送ったから既に時間が経ちすぎてる」

 

それに3枚も写真を送ってる時点でもう…この場所にはいない可能性もある。写真を送った相手の目的は僕たちを観光させる為とか?

 

 

 

 

 

 

しあSide

 

田子坊で私、未唯お姉ちゃん、苺お姉ちゃん、かのん先輩、冬毬ちゃん、マルガレーテちゃんで可可先輩を探していた。

 

「可可ちゃ~ん!」

 

「可可せんぱ~い」

 

「可可先輩」

 

はっ!?今、マルガレーテちゃんが先輩呼びしてる!?

 

「しあちゃん、そこ気にするところじゃないよ」

 

「そんなに意外なの?」

 

「まぁ…」

 

流石はお姉ちゃんたち、口に出してないのに読んでくるとは……

 

「ここ…だよね?」

 

「人捜しするような場所じゃなさそうだけど…」

 

「竹下通りに少し似ていますね」

 

「竹下通りなら任せて!可可ちゃ~ん!」

 

「かのん先輩!似てるだけで竹下通りじゃないですよ!」

 

私は思わずそうツッコミを入れてしまった。

 

「ちょっと~!置いてかないで!」

 

「ひゃあっ!」

 

かのん先輩を追いかけると、何だか占い師みたいなおばあちゃんに声をかけられた。どうしよう?何言ってるんだろ?

 

「ひぃ~怖い~!」

 

「い…一旦引き揚げましょう」

 

怖いと言うことで引き上げようとすると、未唯お姉ちゃんがおばあさんに話しかけていた。

 

「可可ちゃんの事知らないって」

 

「あ、あの、未唯さん…中国語分かるんですか?」

 

「うん、先輩から教わった。私がいた高校のスクールアイドル同好会は三人くらい外国から来た人がいるから……」

 

うんうん、流石はお姉ちゃんだ……

 

「し、しあの姉って…スペック高くない?」

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

私、うらさん、理桜、緋雨さんは裏通りに来ていた。ここなら色んな情報が集まる

 

「知らないみたいだね」

 

「まぁ…ここの人達が知っていたら問題だからな」

 

「そうだね…あ、珍しい薬品だ」

 

「こちらには滅多に手に入らないナイフが!」

 

「とりあえず買い物して帰ろう!」

 

買い物を済ませて、一旦ホテルに戻ることになった

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華Side

 

他のみんなが思い思いにホテルで過ごす中、私、かのん先輩、きな子ちゃん、紗桜莉先輩は部屋に集まり、報告をしていた

 

「きな子ちゃんたちも?」

 

「見つけるどころか何の手がかりもなしっす…」

 

「でも何の意味もない写真なんて送ってこないよね」

 

「先ずは写真の意味を知らないとね……」

 

「あの、紗桜莉先輩…その機材は?」

 

部屋の隅に置かれた紗桜莉先輩の買ってきたもの……カプセルの中に…変なのが入ってる?

 

「ちょっと珍しい薬品が……殺虫剤に使えるかなって」

 

何だか殺虫剤というより、特殊な生物に効果ありそうな気がするのは気のせいでしょうか?

そんな時、かのん先輩の所にまた可可先輩からメッセージが入った

 

「あれ?ここって…」

 

「着いた時最初に行った川のところっす!」

 

何でそんな写真を?とりあえず私達はみんなに声をかけ、その場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

『わあ~!』

 

時刻も夜になったことで、街中に夜景が広がっていた。

 

「お昼と全然違う!」

 

「きれいです…!」

 

「ライトアップされた…まる!」

 

「でもこの人混みでは可可先輩は見つかりそうにありませんね」

 

「あっもしかして可可ちゃん私たちに見てもらいたいところの写真を送ってきたのかな?」

 

「確かに!いずれもステキなところでした」

 

「でもなんでこんな回りくどいことを?らしくないと思わない?」

 

謎の写真について更に謎が深まる中、和傘を刺した1人の女性が中国語で話しかけてきた…ダージャハオ?どういう意味?

 

「えっ?」

 

「船に乗りませんか?」

 

「えっ日本語!?」

 

「絶対だまそうとしてる!気をつけろ!」

 

「まさかまさか。私は皆さんのことを知っているのです。怪しいなんてとんでもない」

 

「怪しい人が言うセリフっす!」

 

「失礼ですがあなたはどちら様でしょうか?」

 

「やぼなこと聞かないで下さい。船の上で全てが分かりますよ」

 

「私たち唐可可ちゃんを捜しているんです」

 

「存じ上げてございます」

 

「可可のことも知ってるの!?」

 

「この先にすばらしい出来事がございます。さあさあめくるめくロマンの旅へ20名様ごあんな~い」

 

「え~!?」

 

謎の女性に導かれるまま、私達は船に乗ることに……私は紗桜莉先輩に大丈夫なのか聞いた

 

「信用して良いのでしょうか?」

 

「うーん、大丈夫じゃない?」

 

紗桜莉先輩がそう言うなら……大丈夫な気がする

 

「…………」

 

だけど冬毬ちゃんだけは少し警戒をしていた。

 

 

 

 

 

 

船に乗り、夜景を眺めることに……

 

「わぁ~!」

 

「なんと…!」

 

「美しい景色!」

 

「現実じゃないみたいだ…」

 

「夜景に照らされているメイもとてもステキ」

 

「うるさい!何言ってんだ!」

 

「この景色を見られただけでも来たかいがありました」

 

「海外初めてなの?私は子供の頃から何か国も訪れてたから」

 

「他の国のこともいつか教えて下さい」

 

「えぇいいわよ」

 

「楽しみにしています」

 

「まずはこの景色を楽しみましょ」

 

みんなが夜景を楽しむ中……かのん先輩たちは…あの女性について離していた

 

「この船どこに行くんだろう?」

 

「あの人可可のこと知っている感じだった」

 

「うん」

 

謎の女性は船に乗ってから何も語らず、スマホを操作していた。そして……まるで何かを待っていたかのように……

 

「皆さん、私が本日ナビゲートしたミステリーツアー楽しんで頂けましたでしょうか?」

 

「ミステリー?」

 

謎の女性は怪しく笑った。この人…やっぱり何か知ってる?

 

「これを送ってきたのはあなたですか?」

 

「はい。さようでございます」

 

「どうやって可可ちゃんとして私たちにメッセージを?」

 

「あなた何者なの?」

 

「可可ちゃんのことなぜ知っているかですか?」

 

「それもだしなんで私たちにメッセージを送ることができたのか…」

 

「ウフッ」

 

「もしかして可可を誘拐したの?」

 

「あっ…誘拐!?」

 

まさか…そんな…ことが……

 

「ウフフフフッ…」

 

「だまされた…」

 

「この野郎…!」

 

「可可先輩を返すっす!」

 

「どういうことですか!?」

 

かのん先輩は謎の女性に詰め寄るが、謎の女性は絵を浮かべたままだった。

 

「おやおやかのんさんまで険しい顔をなされて」

 

「あっ…私の名前…」

 

「存じ上げていると申しましたでしょう?勿論、あなた方の中で最も敵に回してはいけない人のことも……」

 

謎の女性がそう告げると、全員で紗桜莉先輩を見た。確かに紗桜莉先輩ならこの女性をどうにか出来ると思った。紗桜莉先輩は全員の期待に応えるかのように女性の前に……

 

「えっ?」

 

ではなく隣に立った。私達はこの状況に困惑する中、女性はあることを告げた

 

「最も敵に回してはいけない人。ですが裏返せば最も味方につければ頼りになる人。そうなります」

 

「ふふ、ごめんね~みんな、今回のくぅちゃんの件、私も関わってるだよね~」

 

「やはり…そうでしたか」

 

みんなが驚く中、冬毬ちゃんは冷静でいた

 

「冬毬?」

 

「かのん先輩に送られていたチケット……3枚しかなかったのがずっと引っかかってました。可可先輩と連絡が取れなかったのにも関わらず、何故3枚なのか?普通なら紗桜莉先輩が戻ってきている可能性も踏まえて、4枚送るはず!」

 

「確かに……」

 

「更に紗桜莉先輩と面識のないきな子先輩の同居人の方まで用意しているのもおかしかった…最初は引っかかる程度でしたが、この船に乗ろうとしたとき、紗桜莉先輩は何も追求もせずに乗り込んだ……最初から裏切っていたのですね」

 

「あはははは!冬毬ちゃん!正解だよ!」

 

「紗桜莉ちゃん…どうして!!」

 

「あんた、裏切ったの……私達を!」

 

「ふふふ、裏切ったか…面白いこと言うね。それとね冬毬ちゃん、すみれちゃんが言う裏切ったに関してだけど……私の賛同者は他にもいること…気付かない?チケット枚数…それが誰のものか?そして…私が知らない人の分をどうやって送ったのか?」

 

「まさか……」

 

紗桜莉先輩が笑みを浮かべた瞬間、しあちゃん、緋雨さんが紗桜莉先輩の隣に並んだ。

 

「マルガレーテさん、すみません。今回は私はこちら側です」

 

「あはは、楽しそうだからね」

 

「そんな……」

 

「さて、お楽しみいただいたようですね」

 

謎の女性はそう告げた。この人は…本当に…

 

「あなた一体何者?」

 

「可可ちゃんはどこにいるんですか!?」

 

「ウフッ」

 

その瞬間、プールの上のデッキがライトアップされ、そこには可可先輩がいた

 

「可可ちゃん!?」

 

可可先輩は幻想的な雰囲気に包まれながら歌った……

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

「驚かせてすみません!」

 

くぅちゃんがみんなの所に戻り、謝っていた。

 

「可可ちゃん!」

 

「うわっ!」

 

かのんちゃんは思わずくぅちゃんに抱き付いた。うんうん、上手くいった

 

「無事でよかった…!」

 

「可可は元気ですよ。心配かけました。『もうお姉ちゃんってば』」

 

『可可のお友達をもてなしたかったのよ。普通じゃつまらないでしょう』

 

『普通で良かったのに…紗桜莉まで巻き込んで……』

 

「巻き込まれたと言うよりも、話に乗っただけだよ」

 

「紗桜莉ちゃん…あぁ~でもほっとした~!」

 

「まったく人騒がせな…」

 

「可可のお姉ちゃんはとても優しいのデスガちょっといたずら好きなところがありますデス。可可に黙って皆さんに手紙を…」

 

「えっ!?」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「はじめまして。私可可の姉、唐萌萌です」

 

『ええ~!?』

 

そうこの人はくぅちゃんのお姉さんの萌萌さん。みんなは驚くよね

 

「じゃああの航空券は可可先輩のお姉ちゃんが?」

 

「はい…可可が気付いた時にはみんなもう既に上海に来てしまっていました。せっかくだからいろんな場所を見て上海を知ってもらおうとお姉ちゃんが」

 

「実はLiellaの皆さんにお願いがあるのです」

 

「お願い?」

 

すると夏美ちゃんが何かに気がつき、みんなも移動した。

 

「これは…?」

 

「なんて大きさ…」

 

そこには光り輝く巨大なステージ……そう、この船の目的はみんなにこの場所を見て貰うためだった

 

「ここ上海で行われるスクールアイドルフェスの会場がこちらです」

 

「ギャラクシー…」

 

「開催はあさって。そこで皆さんにフェスに参加して頂きたいのです」

 

「フェスに?」

 

「私たちが?」

 

「お願い。可可ちゃんを助けて!」

 

「助けるって…どういうこと!?」

 

そうみんなを上海に来て貰った理由…それはくぅちゃんを助けるため……

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

マルガレーテ「因みに今回の協力者は?緋雨、しあの2人なの?」

 

緋雨「そうですね…この事を知っていたのは、未唯さん、苺さん、うらさん、灯夜さん、理桜さんですね」

 

マルガレーテ「殆どじゃない……」

 

緋雨「因みに途中から気が付いた人がいて、その人も協力してますよ」

 

マルガレーテ「誰よそれ?」

 

緋雨「それは………です」

 

マルガレーテ「はぁ!?」

 

紗桜莉「あと何であんな風にしたのかは……ある人が萌萌さんに言ったから、萌萌さんもそれに乗って、私も乗ったんだよ」

 

マルガレーテ「言ったって……あっ」

 




次回は紗桜莉での紗桜莉と協力者達の話です!
途中からの協力者は誰なのか?
何故紗桜莉があんなノリになったのか?
感想等で予想お願いします
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