新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

117 / 141
今回も劇場版みたいなノリです


19 灰色の日々

中学の頃、毎日勉強だけの毎日だった……でもそれが当たり前…だけどどこか退屈に感じていたけど……今は頑張らないと……

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

萌萌さんから依頼されたフェス出場の件……トマカノーテと私としあちゃんは断った。まぁ仕方ないよね…そんなことを思いながら朝食を食べているけど……

 

「ササッ!サササッ!ササササッ!ハッ!カレーまで…!」

 

マルガレーテちゃん楽しそうだけど……昔のマルガレーテちゃんは何処に行ったんだろう?そう思いつつ、5人で朝食を食べている中、かのんちゃんは浮かない顔をしていた。

 

「可可ちゃん…困ってた…」

 

「私たちには関係ないでしょ。イベントに出てほしいと頼まれたのはLiellaだけ。蓮華先輩も今回はLiellaとして参加するみたいだし」

 

「でも可可ちゃんのお姉さんは私たちも呼んでくれたんだよ?」

 

「お姉様は私たちが別グループであるということを知らなかったそうです」

 

「Liellaは敵よ!こっちがちょっかい出すべきじゃないわ」

 

「だから敵じゃないって!もう!」

 

「実際私たちには上海フェスへのオファーは来ていません。ここは素直に観光を楽しむのがベストかと」

 

「冬毬ちゃんまで…」

 

「私の目的は変わりません。姉者の発言が本気かどうかそれをこの目で確認したいだけです。ごちそうさまでした」

 

冬毬ちゃんはそう言って先に出ていく。

 

「冬毬ちゃんサラダしか食べてない…。だからあんなに落ち着いてるのかな」

 

「どういう理屈よ」

 

それから私達は朝食を食べ終え、練習しようとしていた。その前に私はマルガレーテちゃんを呼び出した

 

「何よ?2人で話したいって…紗桜莉と話すと怖いとしか思えないんだけど」

 

「そんな…私マルガレーテちゃんを怖がらせるような事してないよ?」

 

「いや、去年…まぁあれは私が色々とだけど……それで話って?」

 

「んー?ちょっとね。マルガレーテちゃんとかのんちゃんの認識の違いに関してだよ」

 

「あんたまで私がLiellaを敵って言う事にケチつける気?」

 

「そうじゃないよ。マルガレーテちゃんには頭に入れておいて欲しいのだけど……かのんちゃんはライバルとして互いに高め合うために…敵って言葉を嫌がるけど……私としてはマルガレーテちゃんの言う敵って言い方にはちょっと賛成してる」

 

「どういうこと?」

 

「覚悟の違い。マルガレーテちゃんは先ずはLiellaに勝ちたいって思いがあるからこそ、敵って表現してる。それは甘さも何も感じさせないようにしてる……かのんちゃんは何処か甘さがあるから……マルガレーテちゃんにはその覚悟を忘れないようにって事かな?」

 

「……珍しく顧問らしいことを言うわね」

 

「顧問だからね。まぁそれだけ伝えたかっただけだから」

 

「分かったわ……そういえばしあの姉たちと貴方の従兄とその友達とかは何してるの?」

 

「えっと、理桜たちはフェス会場の準備。未唯さんたちは観光してるけど、後でしあちゃんの練習を見てくれるって…きな子ちゃんの同居人はLiellaの方に。緋雨さんは?」

 

「後でこっちに合流するらしいわ…」

 

 

 

 

 

 

 

みんなの所に向かう途中、大型スクリーンに映し出されたスクールアイドルフェスティバルの映像を見て、思い出していた。ずっと灰色だった私の日々が色がついた。スクールアイドルとの出会い……

あれからずっとキラキラしていた。でも今は……

 

「今は頑張らないと…」

 

 

 

 

 

 

蓮華Side

 

きな子ちゃんたちと合流した私。今は可可先輩が来るのを待っていた

 

「ん~!気持ちいいぜ~!」

 

「いい練習ができそうですね!」

 

「きれいな街」

 

とりあえず明日に向けて練習をしないと……そんな中、千砂都先輩はスマホを見つめていた

 

「かのん先輩っすか?」

 

「うん。マルガレーテちゃんたちとライブ応援しに行くねって」

 

「せっかく一緒に上海に来たのに別行動だなんて…」

 

「しかたないよ」

 

「お待たせしました~!」

 

「遅いわよ!」

 

可可先輩、遅れてきたけど大丈夫かな?すみれ先輩も気にしてるみたいだし……

 

「何してたの?」

 

「久しぶりに帰ってきて道に迷っちゃって」

 

「…ふ~ん」

 

「全員そろったのでここで一つ決めておきたいことがあります。ライブのセンターをどうするか」

 

「今回は蓮華ちゃんも入れての9人で歌うことになる。私たちは可可ちゃんに立ってもらいたい」

 

「可可が…センター?」

 

「うん!上海は可可ちゃんの故郷でしょ?」

 

「凱旋ライブ!」

 

「私たちは大賛成だぜ!」

 

「Me too.」

 

「上海のご家族も喜んでくれるわよね」

 

「…そうですね」

 

「ん?何かあったの?」

 

「いえ何でもありません。センターはスクールアイドルにとって最も輝ける場所!是非やらせてクダサイ!」

 

「ついに私たちも世界進出ですの!」

 

「可可先輩の魅力を上海の人たちにもたくさん知ってもらえるな!」

 

「頑張ります!」

 

「ではセンターは可可さんで!」

 

「ライブに向けて全力で頑張りましょう!」

 

『お~!』

 

みんなが張り切る中……私とあとはすみれ先輩は可可先輩の様子が気になっていた。

 

 

 

 

 

 

灯夜Side

 

きな子たちの練習を見つつ、付き合うことになったけど……大丈夫なのか?あの可可って子……

 

「灯夜さん、お付き合いありがとうございます」

 

「あ、えっと…千砂都だっけ?まぁ1人で観光するよりは……それで大丈夫なのか?」

 

「大丈夫って?」

 

「可可って子……ちょっと心配でな」

 

「灯夜さんってよく見てるんですね……私も少し気になってて…でも今回の件は進路に関してですし」

 

「そうだな…僕らが下手に触れるような事じゃないな」

 

ただ誰かに話した方が良いんじゃないかって思うけど……難しそうだな

 

 

 

 

 

 

 

未唯Side

 

しあちゃんの練習を見ている私と苺ちゃん。うらちゃんは会場の準備に行ってる…

 

「ダンスは良くなってるね」

 

「えへへ、頑張ってるからね!」

 

「あとは人前に立つ事だね。未唯姉も私も結構緊張したし……」

 

「大丈夫!私は緊張なんて……「おーい!みーーい子ーーーー!」」

 

しあちゃんがそう言いかけた瞬間、聞き覚えのある声が聞こえた。声が聞こえた方を見るとそこには……

 

「かすみちゃん!?それにしずくちゃんに璃奈ちゃん!?栞子ちゃんまで!?」

 

「お久し振り…ではないですね」

 

「この間飲んだから…」

 

「私は未唯さんとは大学で会ってますからね…」

 

「いや、そんな事より何で4人が?」

 

「ランジュ先輩のママさんに頼まれて!ほら、かすみんって会場設営手伝ったでしょ!今回も頼まれたの!」

 

そう言うことか……まぁ上海で会うことになるとは思ってなかったけど……

 

「因みにランジュさんもいますよ」

 

「それは知ってる。昨日会ったよ」

 

ランジュさん、あまり変わってなかったな…特に中身が……いや、虹ヶ咲の人に会ったら嬉しくなるのは分かるけど……




しずく→髪はセミロングになり、多分一年の中で大人なスタイル。酒豪
かすみ→髪はセミロング。しずくといるときは髪飾りをつけてる。ランジュの母親に相談されたりしてる。
璃奈→ゲーム会社を個人で立ち上げる。基本的に篭もりきり。身長も少し伸びたが、髪の毛もロングになった
栞子→未唯と同じ大学に進む。髪の毛も未唯と同じセミロングになっており、姉妹みたいな感じに……
未唯→髪の毛も伸び、セミロング。お酒はそこそこ強い方だけど飲むと栞子に絡む
しあ→未唯には同好会のメンバーに関しては聞いてるが、ランジュに関しては突然抱き付いたりするから気をつけるようにと言われたり、またとある人に対しては警戒するようにとも言われてる

感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。