かのんちゃんが歌おうとするが……何故か中々歌えないでいた
「あっ…」
「かのんさん?」
「ご、ごめん。ちょっとびっくりしただけ。歌うよ!」
もう一度試そうとするけど、やっぱり歌えないみたいだ。なんだろう?克服したんじゃなかったのか?
「かのんちゃん、大丈夫?」
「うわっ!?紗桜莉ちゃん、いつの間に!?」
「いつからいたのデスカ?」
「私が何時からいたのかはそこら辺に置いといて、そろそろ帰ろうか」
「う、うん」
「ではお二人とも学校で」
くぅちゃんと別れて、家に帰る私たちであった。
「やっぱりダメ!?」
「うん…」
歌えなかったことを妹ちゃんに話すかのんちゃん。
「今まで大事な時以外は歌えてたのに…」
「朝だし人も少なかったから大丈夫だと思ったんだけど…」
「余計悪くなっちゃったのかなぁ」
「かもしれない…フェスで一位とらなきゃいけないのに……」
「お姉ちゃん……」
「紗桜莉ちゃん、いい方法ない?」
「うーん、難しいね。無理矢理どうにか出来るけど、下手すれば更に悪化するし」
「例えば?」
「かのんちゃんの部屋に人の目の写真を…………」
「うん、余計悪化する」
まぁ普通にホラーだしね。それにこういうのは何かしらに気がつければいい。と言うかもう答えは持ってるのに…………
学校でもポニテさんに出くわし、あることを言われる
「やめた方がいいのではないですか?フェスで醜態をさらせばこの学校の評判にも関わります」
「まだ歌えないと決まったわけじゃありません!」
「そうは思えませんが」
「とにかくやれることをやってみようと思う」
「まだ時間はあるし理事長先生は許可してくれているんだから別に問題はないでしょ?」
「嵐さんの練習の邪魔にならなければよいのですが」
この人は……また……とりあえず反撃しておこう
「それじゃちーちゃんの邪魔にならないように葉……ポニテさんが手伝ってくれるんですね」
「あなた……名前を呼ぼうとしませんでしたか?」
「気のせいですよ。それで学校の評価がどうとか言うなら…………手伝うくらいしたらどうなんですか?」
「私にはそんなことをしている時間はありません」
「私たちに嫌味を言う時間はあるのに?」
「…………貴方と話していると頭がいたくなります……では……それと椅子は直しておいてください」
「時間がないので、後でやっておきますね」
うーん、何か乗ってこない…………気のせいかな?
「ごめんね、ちぃちゃん」
「ううん謝らないで。バッチリダンスも練習してるから!」
「それにしても相変わらず仲悪いデスネ。紗央莉さんとあの方は」
「どうにもね。目の敵してるから……ついね」
「そうだ放課後時間ある?」
ちーちゃんは何かかのんちゃんが歌えるようにするための秘策があるのかな?
放課後、ちーちゃんのバイト先に来た私たちはたこ焼きをご馳走してもらった
「たこ焼き!?」
「わぁ~!おいしそうですぅ~!」
「これと歌えないことが?」
「かのんちゃんが歌えなくなるのって決まって人前とか大きなステージとかだったでしょ?」
「でも今回は…」
「その原因は絶対プレッシャー!”フェスで1位を取らなきゃ”って新たなプレッシャーがかのんちゃんの中に生まれているはず。だから!」
「いらっしゃいませー」
ちーちゃんの提案。それはたこ焼きの売り子をして、プレッシャーに慣れさせようだった
「ってなんで!?」
「レッツたこ焼き修業!喫茶店のお手伝いはしてるだろうけど不慣れな状況に対応できると変われるかも!」
「たこ焼きって作っている間見られていることが多いでしょ?つまりずっとお客さんの視線を感じながら作業することになるわけ」
「なるほど…」
「おいしそう!おいしそうですぅ~!」
「そのプレッシャーの中でちゃんとたこ焼きを作れるようになれば…」
「歌えるように……」
試しにやってみるかのんちゃんだけど、やっぱり無理だったみたいだ
次はくぅちゃんの提案だけど…………
「衣装!?」
「かのんさんならな~んでも似合いマス!かわいい衣装を着れば気分が上がって歌えるようになりマス!」
「だといいなぁ…」
「可可のオススメを試着してみましょう!」
「わくわく!」
「ん~!」
早速着替えようとするかのんちゃん。だけど中々出てこない
「ん?どうしマシタ?」
「いや衣装かわいいなあって…」
「でしょ?でしょ?」
「早く見たい!」
「…まだ着てない」
「あっ!アクセサリーとかも欲しいんだ!」
「なるほどデス」
「えっ!?」
「可可としてはこれが一番似合うかと思うのですが…」
「こっちの色も合うと思うんだ~」
「なるほど。ではこれをワンポイントに使いまして…」
「あの~もしもし?」
二人はアクセサリーを持っていき、笑顔で……
「「はい、どうぞ」」
「そういうことじゃなくて…」
「ん?」
「かわいい服すぎて私には無理だよぉ~!」
「突撃~!」
「たぁ~!」
「きゃああああ!」
おぉ、二人に脱がされていく……あ、意外とあるんだ
暫くして着替え終わったかのんちゃん。けっこう可愛い
「わぁ~!」
「よく似合うデス~!」
「あり…がと…」
「じゃあ撮るよ!」
「えぇ!?」
「目線クダサ~イ!」
「は…はい!」
「上目使いで~」
「こ…こう?」
ノリノリになってきた。私も何か言った方がいいかな?こう言うときは…………
「よし、次は脱いで……」
「なんで!?」
「はだけるくらいなら……」
「なるほど……それならネットに上げればバズルはず」
「消して」
怒られる私たちだった。
「紗桜莉ちゃんは何か案ないの?」
「私?まぁ答えになるけど……私が教えたらダメだと思う」
「どう言うこと?」
「答えデスカ?」
「何とかなるの?」
「うん、でもこれはかのんちゃんが自分で気づくことだからね。まぁヒントは…………私はソロアイドル。かのんちゃんとくぅちゃんは?」
8話が待ち遠しい……
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