蓮華Side
理事長室を後にし、私は紗桜莉先輩に今回の審査員について聞いた
「私…出来るでしょうか?」
「こういうのは素直な気持ちに従った方が良いよ」
「素直な気持ち……」
「今回私達が選ばれたのは公平に判断できるからでもあるから……」
「確かに一年の時も紗桜莉ちゃんは凄く公平だったよね」
「うんうん、贔屓とかしなかったもんね……うん、あのルールも凄かった」
一体どんなルールを?
みんなに対決の事を話し終えると……
「かのん先輩の動向が気になりますの」
「そうだな。ちょっとのぞきに行ってみるか?」
「フフ…偵察」
偵察って……大丈夫かな?下手すると紗桜莉先輩に怒られそうだけど……
そんなこんなで2年生のみんなで新スクールアイドル部の偵察をしに来たけど……マルガレーテちゃんと冬毬ちゃんとしあちゃんの三人しかいなかった
「おや?かのん先輩と紗桜莉先輩がいないですの」
「遅れているんすかね?」
「今日は帰ったみたい」
「えっ」
四季ちゃんはスマホに送られてきたメッセージを見せてくれた。どうにもかのん先輩の家の水道が壊れたらしい……更には紗桜莉先輩は理事長に頼まれてマッサージ器の修理を頼まれたとか……大変そうだな……
「ええ?では今は3人だけ?」
「今度はすみれ先輩から……どうせ偵察に行ったのなら2人を勧誘してきて。うまくやって解決ギャラクシーよ」
「何が解決ギャラクシーですの!むちゃな!あの二人ですのよ!?そんな簡単なわけ…」
「あっ行っちゃう」
「まずいっす!」
「ここは夏美だろ」
「はぁ~!?」
「冬毬ちゃんと姉妹じゃないっすか!」
「えええ~…で…でも姉妹だからこそ複雑な部分もありまして…」
追いかけるのを断ろうとする夏美ちゃんだったが、メイちゃんときな子ちゃんに変な機械を取り付けられる。あれって確か…強制ランニングマシーン?
機械を取り付けられた夏美ちゃんは強制的に走らされ、勢いよくマルガレーテちゃんたちを追い抜く……
「行き過ぎ」
四季ちゃんはリモコンで操作し、夏美ちゃんはバックで私達の所に戻り…
「修正」
今度はしっかり三人の前に止まれたけど……普通に声をかければいい話じゃないのかな?
「や…やあですの…」
「何よ」
「ええと…そのですね…さ…さよなら~!」
その場から逃げようとする夏美ちゃんだけど、四季ちゃんの操作に再度マルガレーテちゃんたちの前に戻された
「想像するに一緒になれないかという相談ではないかと」
「え…ええと…まあ…」
「何なのよはっきりしないわね。私たちランニングに行きたいんだけど」
「え…ええとつまりですの…その…んっ!君たち!これまでも青春の光を追いかけてきてきっとたくさんの涙と汗を流してきたことだろう!今こそ!我々と一緒にラブライブという最高の光を~!共に追いかけて…みないかぁ~!……ですの」
何か変な感じで勧誘してるけど……滑ってない?
「夏美では力不足だったか…」
「やらせたのはあなたたちですの!」
「な~んだあなたたちもいたのね。何の用?」
「どう思ってるのか確認したい」
「上海で一緒に歌って気持ち変わったりしてないっすか?なんて…」
「私たちは一緒に歌ってとても楽しかった」
「今まで9人が全てだと思ってたけどあのライブにはもっと大きな広がりがあった。11人の力があればもっともっとすごいことができるんじゃないかって…」
「それは……」
「アグリーしかねます」
「冬毬…」
「私の目的は姉者の言葉が本当かどうか確かめること。その一点のみ……姉者が生半可な気持ちでないことをこの目で確かめたい。今なれ合ってひとつになることを私はベストだとは思いません。今なれ合ってひとつになることを私はベストだとは思いません」
「あっ…わ…私もLiellaを倒してお姉様たちに認めてもらわなきゃいけないんだから!Liellaは敵なのよ!」
「やっぱりそうっすよね…」
「……蓮華先輩、貴方はどう思っているのですか?」
「私?」
「他の皆さんは私達に入って欲しいと言ってますが……貴方の気持ちは聞いてません」
「……私はしっかり決着をつけるべきだと思う……冬毬ちゃんの言うように馴れ合って入るよりも……今回の対決でマルガレーテちゃんたちの気持ちをスッキリさせてからの方がいい。しあちゃんは?」
「わ、私は……私は楽しかった…みんなと踊れて…でもあれは特別だったからこそ……これから先の事を考えれば、ちゃんとお互いの気持ちが一つになれるように……」
しあちゃんも対決して、Liellaに加入することを望んでる
話が終わり、そのまま私達は帰ろうとするけど……
「でも信じてくれ。私たちは本当に11人で歌いたいと思っている。その気持ちは嘘じゃない」
「分かったわよ」
しあSide
蓮華先輩たちが帰るのを見届けると……
「いいのですか?まだ返事の変更は間に合うかと」
「冬毬だってLiellaに入る気はないんでしょ?敵なんだから当然よ!」
「………」
私はどうしたいんだろ?Liellaに加入するのは良いけど、今の私は……うぅ…やっぱり上海でのライブでちょっと自信が…
紗桜莉Side
家に帰るとかのんちゃんが水道を直してた
「よよよよ…よ…よ…よっしゃあ!水漏れ止まった~!」
「ナイスお姉ちゃん!」
「任せて!ってなんで私がやってるの!?」
「私文系だから」
「関係ある!?あ~いつもこういうのお父さんがやってくれてたんだなぁ~それに紗桜莉ちゃんも直してくれたときもあるし……」
「ごめんね~ちょっと用事頼まれちゃって~緋雨さんに頼んでも良かったんじゃないの?」
「緋雨さん、出かけてるって……」
「私もこういうの苦手で…ありがとうね、かのん!」
「おいしい夜ごはん期待してま~す」
「と言うか普通にお金かかるけど、水道工事の人を呼べば……」
「「「あっ……」」」
今気づいた感じだね……するとマルガレーテちゃんが帰ってきた
「あっおかえり!」
「ごめんね。今日練習抜けちゃって」
「かまわないわ」
「ありゃ。ご機嫌斜め?」
確かに機嫌悪そうだけど……
「機嫌が悪いと言うよりも、迷ってる感じだね」
「迷ってる?」
「私やかのんちゃんの場合はちゃんと気持ちに向き合えてるけど、1年生三人はかなり迷ってるよ。さてどうしたものか……」
迷うことは別に悪いことじゃない。ただ迷いが出て戸惑ってる。どう向き合うかは…ちゃんと答えを出させないとね。それに……
「しあちゃんの事も考えないと」
「しあちゃん?もしかしてこの間のライブのこと?」
「あの子も…ちょっと自信なくしてるから……」
自信なくしてるのと後は……どう話すものか……
暫くしてかのんちゃんがマルガレーテちゃんの部屋に訪れようとするのを見掛けて、私も着いていくことに……
「ん?」
「ちょっといい?」
「何よ」
「お父さんから調べ物頼まれちゃって」
「どうぞ」
「ごめんね」
私達はマルガレーテちゃんの部屋に入ると私はマルガレーテちゃんがクッションの下に何かを隠しているのを見つけたけど……あえて知らない振りをした。
「確かここら辺の本のことを言ってるんだと思うんだけど…」
「早くしてよね……と言うか紗桜莉も何か頼まれたの?」
「ううん、暇つぶし」
「あっそ」
かのんちゃんは本棚で本を探しているとあることを聞いた
「マルガレーテちゃんLiellaに誘われたんだって?」
「千砂都先輩から聞いたの?分かってると思うけど私はLiellaと一緒にならない。私の目的は…」
「Liellaを倒してラブライブで優勝。でしょ?」
「フン!」
「あった!多分これだ。では~」
「ちょっと。かのんはそれでいいと思ってるの?」
「なんで?」
かのんちゃんはマルガレーテちゃんの迷いを察して、マルガレーテちゃんの
隣に座った
「ねえマルガレーテちゃん」
「うわっ!」
「今度冬毬ちゃんをうちに呼んでみない?」
「はぁ!?」
「例えば…お泊まり会とか」
「何を急に…」
「フフフッ。上海で言えなかったこともたくさんあるだろうし一度ゆっくり私たちだけでお話ししてみようよ!不器用な者同士で」
「フン!別にいいけど!」
確かに良いかもしれない。もしかしたら……それだったらしあちゃんも誘おう!
蓮華Side
屋上で千砂都先輩からある話を聞かされた
『5人でお泊まり会?』
「なんて楽しそうなイヴェント」
「かのんちゃん二人とちゃんと話す機会作ろうって思ったんだろうなあ」
「かのん先輩なら二人の心に寄り添って解決策を見つけてくれそうだ」
「そんなこと…まぁあるっちゃあるか」
「二人の気持ちが少しでも変わるといいのですが…」
「いつかはみんなで…」
「でも今は急がず焦らずあの二人の気持ちも大事にしていこ?さぁ練習!」
紗桜莉先輩も今回のお泊まり会に賛成してる…と言うよりもしあちゃんの事もどうにかするつもりなのかな?
かのんちゃんとマルガレーテちゃんって、マルガレーテちゃんの方が肌白いのか…
感想待ってます