新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回は色々と説明回!


29 しあの想い

しあSide

 

学園祭ライブのステージに立つことになった私は紗桜莉先輩に練習を見て貰っている。

 

「良くなってきてるね。後はステージに立つだけだけど…分かってる?」

 

「はい!ステージの上では1人じゃない……ですよね!」

 

「そうだよ。1人じゃない…それが分かってるなら後は……何のために今回のステージに立つか」

 

「何のために?」

 

「見てくれる人達を楽しませるため…とかではなく、今回のステージは何のために?って気持ちをだよ」

 

「何のために……」

 

私は考えた。私は何のために……私はお姉ちゃんに憧れてスクールアイドルになることを決めた。上海では失敗したけど……それでも今こうしてやり遂げようとしている。そういえば私は上海では……あぁそうか…それじゃ今回は……

 

「紗桜莉先輩…私は決めました!私は……」

 

私の答えを聞き、紗桜莉先輩は笑顔で頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

ライブの結果は聞いて全員が驚いていた。

 

「驚くのも無理もないよね。でも事前に作成していたルール表に記載通りにです。皆さん、ライブ前にお配りしたルール表を見てください」

 

私は配ったルール表を確認するようにと促す。さて、ここで改めてルール表を確認させると……

 

『学園祭ライブルール』

 

1、ライブ参加者はLiella!トマカノーテ。高柳しあ。高柳しあは二つのグループのライブの前にライブ披露

 

2、勝敗は相花紗桜莉、薊蓮華、鳥坂さつきによって判定。

 

3、引き分けの場合、生徒全員による決戦投票。

 

4、不正を行ったものは容赦なく、罰する。

 

5、勝者は敗者に一つだけお願いをする(無茶な要求はしないように)

 

6、結果への文句は認めない!!終わってから認めないとか言わないように!

 

7、勝敗は必ずつけるため、引き分け、またはみんな勝ちなどはなし!絶対に勝ち負けをつける!

 

「………なるほど。これは……」

 

「普通に気づかなかったわ…」

 

「そうですね…私達の中ではそう言う認識でしたね」

 

 

冬毬ちゃん、マルガレーテちゃん、恋ちゃんはルール表に隠されていた謎に気が付いた。この謎は蓮華ちゃんも気が付き、内緒にするように伝えておいた。

 

「えっと、どういうこと?」

 

「……なるほどね。紗桜莉らしいわ」

 

分からないでいるかのんちゃんだけど、すみれちゃんも気が付き説明した

 

「私達Liellaとトマカノーテの中では対決ライブ……いえ、生徒全員がそう思ってたけど、このルール表には対決ライブとは記載されてない。そうよね?」

 

「その通りだよ。このライブに関しては対決ライブとは一切記載してない。そしてその事に気づいたなら…もう一つ気が付くよね?」

 

「そうですね…ライブ参加者はLiellaとトマカノーテとしあになります」

 

「冬毬ちゃんの言うとおり、今回の判定の中には二つのグループとしあちゃんというソロアイドルが含まれている。だからこそこの結果はルール通りで問題はない…」

 

体育館に集まった全員が私の説明を聞き、納得はしてくれたのかな?まぁマルガレーテちゃんには後で個別に話す必要はあるけど……

 

「さて、しあちゃん。お願い事言って貰っていいかな?」

 

「お願い事……それなら…Liellaとトマカノーテは敵対するのではなく、11人でラブライブに出て欲しいです!」

 

「しあ…」

 

「私はさっきのステージはそうなって欲しいと思いながら、ライブをしました。私の思いを通じて欲しいと……そう願って……だからマルガレーテちゃん、千砂都先輩!ダメでしょうか?」

 

「うん!いいよ」

 

「まぁ勝者のお願いだからね」

 

「マルガレーテ、ここは素直に…」

 

「……まぁこっちも勝ったらそう言うお願いをしようと思ってたし」

 

「あっ一緒だ!」

 

「私たちもよ!」

 

「ほんと!?」

 

こうしてLiellaは11人になり、新たなスタートを切ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで話って?」

 

学園祭も終わり、私はマルガレーテちゃんとお話をする

 

「ごめんね。マルガレーテちゃんの目標の一つを達成させなくて」

 

「……Liellaに勝つことよね?安心して別に今はそうは思ってないわ」

 

「そうなの?」

 

「最初はLiellaに勝つためだった。だけど上海のライブを通してちょっと揺らいでた。だけど違った。私はLiellaに勝つんじゃなく、Liellaに認めて貰いたかったんだって……」

 

認めて貰うか……マルガレーテちゃんが気づけなかった気持ちを気づけたんだね

 

「あんたこそ、あれで良かったの?」

 

「何が?」

 

「……今回の判定、出来レースだって言われそうじゃない」

 

「あぁその事か…まぁそう思われても仕方なかったと覚悟はしてるからね……」

 

「……一応聞くけどあの判定は……」

 

「出来レース…ではなかった。しあちゃんの成長に対する素直な気持ちで判定した。蓮華ちゃんもそうだったらしいよ」

 

最初は出来レースを提案したけど、あのライブを見たあと、私達は素直に結果を示した。

 

「……あんた、かのんを少しは見習ったら?」

 

「と言うと?」

 

「自分を犠牲にし過ぎ」

 

「ふふ、そうかも……それとね。私なりに最良の結果を示したからね」

 

「要するに紗桜莉も願ってたってこと?」

 

「そうなるね」




紗桜莉の思惑としては、自分なりに考えた最良の形でLiella!を11人にすること。
その為にルール表において対決ライブとは記載せずに、しあもお願いを出来るようにした。
元々は出来レースをしようとしたが、しあのライブを見た上で紗桜莉と蓮華はしあのライブに評価をつけた。
しあのお願いに関してはノータッチ。しあ自身に託した。
また今回のライブに関しては、有耶無耶にされないように署名などを断り、厳しめにナナミたちを説得していた

こんな感じです

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