紗桜莉Side
部室にてみんなが集まり、地区大会の結果を待っていた。
「ついに…」
「まもなく発表です」
「合格…合格…」
「神様~」
「気を強く持ってください」
「合格…合格…」
「あーもう!早くして!」
「何びびってるんだよ」
「去年Liellaは優勝したのよ!地区大会敗退なんて…」
「そんな緊張感漂う結果発表の瞬間を生配信ですの~」
「撮らないで~」
みんな、緊張してるな~まぁこういう時は誰もが緊張してしまうよね
「地区大会のレベルも年々上がってきてる。緊張するよね…」
「まぁこういう時は落ち着くのが一番だよ…私達みたいに落ち着いて」
「そうですね…」
「えっと…」
「いや、あんたらはあんたらで何のんびりお茶をしてるのよ!」
「すみれちゃん、これは仕方ないことなんだよ」
私達ソロ組はのんびりとお茶を啜っていた。とは言えしあちゃんは苦笑いをしている。
いや、本当に仕方ないんだ…
「ソロ大会の疲れがまだ取れてないんだよね」
「一昨年もでしたが、今年もかなりレベルが高かったですね」
「一回戦で終わったので、最後まで見てましたが……かなり凄かったですね…」
「正直今年優勝できたのが奇跡に近いよ…」
「決勝は本当に大変でした……1日の予定が日を跨ぎかねなかったですからね…」
「ソロアイドルの大会…どんだけよ…」
マルガレーテちゃんは去年はラブライブの方だったから知らなかったけど、ソロアイドルの大会は本当に凄かったからね……
「それに私はLiellaが地区大会突破することは信じてるから」
「紗桜莉ちゃん……」
「でも去年は優勝候補のサニパが地区大会敗退してたし……」
「紗桜莉ちゃん!?」
おっとちょっとしたジョークだったんだけど…そもそも緊張して、突破ではなく合格って言ってるから物凄く緊張してると思って……とりあえず発表されたみたいだから結果を見ることに……かのんちゃんがゆっくりとページを送っていくと……地区大会突破のチームの中にLiellaの名前があった
『やったーーーー!!!』
無事Liella!は地区大会を突破するのであった。
蓮華Side
無事Liella!が地区大会を突破し、今度の東京大会に向けて動き出すことになり、私、きな子ちゃん、メイちゃん、夏美ちゃん、冬毬ちゃんがかのん先輩とすみれ先輩に呼び出された。
「きな子が作詞!?」
「次の曲でチャレンジしてみない?ずっと歌詞を書きためてるきな子ちゃんにお願いしたいんだ」
「きな子の作った歌詞、見てみたいですの」
「あたしもあたしも!」
「で、でも…次のステージは大切な東京大会っすよ!そんな大舞台にきな子が……」
「これからはきな子ちゃんたちの世代が中心になっていくでしょ」
「いつまでも私達に頼られるのも困っちゃうもんね」
確かに先輩たちは卒業が近い。だからこそ引き継げるものは引き継いでいくか……私も紗桜莉先輩から似たようなことされたし……
「やってみろよ!」
「メイちゃん…」
「どうかな?」
「あ……うん…やってみるっす」
きな子ちゃん…引き受けたけど…大丈夫かな?
私は心配してきな子ちゃんに付き添っていた
「とは言ったものの…うぅ…東京大会で歌う歌詞……東京大会で歌う歌詞…うぅ…」
音楽室で悩むきな子ちゃん…うーん、大丈夫かな?
「蓮華ちゃんは何してるっすか?」
「紗桜莉先輩からの頼まれ事で……テストを渡されて…」
「テストっすか?」
「うん…一つの問題にたいしてどう向き合い、どう解決するか…正解がない問題なんだよね…」
「正解がない……」
「ここ最近、紗桜莉先輩は私に地下室を案内したり、道具の使い方などを教え込んだりしている。何でなのか聞いたら……」
『蓮華ちゃんならもう答えは分かってるでしょ。だからはい、最終テスト!』
「って渡されて……」
「蓮華ちゃんも大変っすね……」
「きな子ちゃんだって、プレッシャーに押し潰されそうだよ」
「うぅ…」
「とりあえず息抜きの為に散歩する?」
「そうするっす…」
私達は音楽室を後にし、適当にぶらついていると、生徒会室から話し声が聞こえた
「ダメだよ!いい加減決めないと!」
「分かっています」
「もう二学期だよ!卒業するんだよ!私達!」
何の話かと思っているときな子ちゃんがバランスを崩して、持っていたノートを落とした。
「誰?」
「すみませんっす。2人の声が聞こえたもので…」
「盗み聞きするつもりは…」
「きな子ちゃんと蓮華ちゃんからも言ってよ。恋ちゃんに早く次の生徒会長を決めようって」
「生徒会長?」
「そういえば学園祭の前に決めてたような…」
「3年生になったら普通、後輩に生徒会長の椅子を譲るもんなんだよ。でも恋ちゃんったら、いつまでも自分で抱え込んで…」
「譲ろうと思っています。ですがここは母が新しく作った学校です。決まったルールも少なく、発展途上である我が校の生徒会長を引き受けてくれる方は……」
「でもこのままって訳にはいかないでしょ?」
「勿論です…」
「私達もこの先、進路のことを考えなきゃいけない時もある。みんな、恋ちゃんの事心配してるんだよ」
恋先輩、それでも悩んでいた。生徒会長か……
「いないんっすか?次期生徒会長候補?」
「生徒会を手伝うと言ってくださる方は沢山いらっしゃるのですが……生徒会長となると……」
『えっ!?私はちょっと…』
『勉強も部活もあるし…』
『恋先輩の仕事を引き継ぐと言うことですよね?』
『生徒会長になったら、紗桜莉先輩を止めないといけないんですよね!無理です!』
『学園の支配者を止めるのは無理です!』
『紗桜莉先輩のブレーキ役は無理ですよ!』
「まさか私…嫌われているのでしょうか?」
「何て変なことを!?」
あの、後半…恋先輩関係ではなく、紗桜莉先輩関係ですよね?紗桜莉先輩は卒業しても結ヶ丘にいると思われてる?
「きっとそうだ…そうだったんですね…」
「「いやいやいや」」
「不器用な私を苦手とする人が大勢いる…」
「じゃないっす!多分」
「多分?」
「い、いや…恋先輩が頑張りすぎているからかもしれないっすよ。成績優秀、ダンスも歌も得意なお姿は後輩からは完璧に見えるっす!学校創立者の娘さんっすし…」
「それは生徒会長の件とは関係ないのでは?いや…そう思われた時も…その時は紗桜莉さんに色々と……」
「あの、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です…」
「とにもかくにも!恋先輩が代表として相応しいと思ってきたっすよ!」
きな子ちゃんはそう言いながら、生徒会室の棚からマジックペンを取り出し…
「きな子も協力するっす!」
少ししてから完成したポスターを掲示板に貼った。そういえば選挙の告知とかもしてなかったね
「明日クラスの子にも聞いてみるっす」
「ありがとうございます!」
「何でもチャレンジっす」
きな子ちゃんはそう言って鞄を開けると作詞ノートを見て、作詞の事を思い出すのであった。
生徒会長になる=紗桜莉を止める…言うて恋ちゃんはそこまで紗桜莉を止めてない
感想待ってます!