新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回はオリストです


39 シン・結ヶ丘七不思議

冬毬Side

 

この間姉者が企画した結ヶ丘の七不思議は失敗に終わった。新設校で七不思議を探す方が難しいと思いますが……

 

「ねぇ、聞いた。七不思議の……」

 

「新設校なのに…」

 

不意にクラスメイトからのそんな話が聞こえた。これは……!?

 

 

 

 

 

 

「と言うことで七不思議はやはり存在しました」

 

部室にて、姉者、マルガレーテ、しあ、蓮華先輩、恋先輩、千砂都先輩、きな子先輩、メイ先輩に七不思議について話をすることに

 

「流石は冬毬ですの!まさか前回ボツになってしまった七不思議を全て調べるとは!」

 

「あの…ですから結ヶ丘は…」

 

「私も新設校である結ヶ丘には存在しないと思ってましたが、聞く限りでは存在してます」

 

「そういえばクラスで話してたわね」

 

「1年の中では有名な話らしいですよ」

 

「うぅ、怖いっす…」

 

「まぁとりあえず聞いてみようか」

 

「では…一つ目……」 

 

『震える椅子』

 

これはある生徒が忘れ物を取りに来た時のこと…忘れ物は無事に取りに行けたが、廊下は既に薄暗く何か出そうな雰囲気を感じ取っていた。

そんな中、ある教室から何か震える音が聞こえた。その生徒は恐る恐る教室をのぞき込むが、教室は誰もおらず、椅子が置かれていたのだが……その椅子は震えていた。

 

「その生徒は怖くなり、すぐに逃げ出したそうです…そして次の日、その生徒が椅子が置かれていた教室をのぞき込むと……椅子はなかった」

 

「こ、これは中々のホラーですの!もしかしてその椅子は呪われた椅子で……」

 

「う、うーん…いや、まさかね」

 

「それでは2つ目」

 

『消える少女』

 

ある生徒が渡り廊下を歩いていると、ジと校舎の壁を見つめる生徒を見つけた。何をしているのだろうと思っている中、ふと目を逸らすと校舎を見つめていた生徒はいなくなっていた。どこかに行ったのかなと思っていると……屋上から声が聞こえ、見上げるとさっき校舎を見つめていた生徒がいた。

 

「目撃した生徒は思ったそうです。校舎の壁を見つめていた生徒は…幽霊。だから一瞬で屋上に移動したのだと……」

 

「一瞬で移動…ね」

 

「そんな事できるの…やっぱり幽霊だよね!」

 

マルガレーテは何故かしあちゃんを見つめ、ため息をついていた。

 

「三つ目は……」

 

『池に潜むもの』

 

ある教師が目撃したのですが、中庭にある池を見回りしていた際、池から何かが浮かび上がり、そこには黒い何かが……

 

「教師は思わず逃げ出したが…きっと何かが学校の池に……」

 

「あーそれは…なんと言いますか……」

 

「四つ目は…」

 

『現れる巨大生物』

 

これはある生徒が目撃したのですが、何かまばゆい光が見え、窓の方を見るとそこには巨大な怪物の口が……生徒は怖くなり直ぐさま逃げ出したそうですが……これだけならまだ何かの見間違いだと思われますが、その怪物の口、目などを目撃したのは多くいたそうで……

 

「あれは怪物ではなく……いえ、何でもありません」

 

「恋先輩?」

 

「五つ目……」

 

『微笑む少女』

 

これは一昨年……結ヶ丘の初めての学園祭から度々目撃される黒髪の少女。その少女と目が合うと微笑み、消えるそうです

 

「前回の合わせれば、七不思議が全てになりますね」

 

「これはきっとバズりますの!早速動画に……」

 

「あの、ちょっといいかな?」

 

姉者が動画にしようとすると千砂都先輩が止めに入った。

 

「何故止めるですの!」

 

「多分だけど全部説明できちゃうというか…」

 

「そ、そうですね…その…椅子とか池とか巨大な怪物は…ね」

 

「と言うか消える少女は……」

 

「どういうことですの?一体!?」

 

「ですが微笑む少女は……」

 

「とりあえず帰ろうか」

 

皆、何故か七不思議がなんなのか分かっている感じだったですが…一体?




七不思議…大体説明できてしまうのは……ある2人がいるからです
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