紗桜莉Side
散歩から帰ってずっと部屋で作業を進めていくと、ようやく完成させた
「あとは卒業式前に設置して……」
作業も終わったし、あとはのんびりしていようかなと思っているとかのんちゃんが部屋に入ってきた
「紗桜莉ちゃん、可可ちゃんがこの後学校で会えないかって」
「学校で?良いけど…」
何処かのタイミングで学校に行くつもりだったし、それにしてもわざわざ学校で会うって……なんだろ?
かのんちゃんと一緒に学校に訪れ、学校の中に入ろうとすると……
『疲れたっす~』
何処からかきな子ちゃんの声が聞こえた。まだ練習してたんだ…
蓮華Side
きな子ちゃんと夏美ちゃんの2人が疲れた様子でいた。
「ナッツ~いきなり練習がハードすぎるですの~」
「そうですか?私とマルガレーテでメニューを考えたのですが…」
「今までが弛んでいたのよ。来年はこの8人で優勝しなくちゃいけないんだから、このくらい当たり前でしょう」
「舐めんな!私はまだまだやれるぞ!」
「どうする?部長」
「そうだな…もう一セット追加だ!ん、部長?誰が?」
「メイ」
「はいぃぃ?」
そういえばまだ部長決めてなかったからね。私ときな子ちゃんは生徒会で忙しいし、部長という責任のある役職に就くとしたら………
「そうっすよ!こういうのは部長に聞かないと」
「勿論、部長が反対というのであれば、再考しますが」
「おい待て!聞いてないぞ!」
「さっきみんなで決めた」
「結ヶ丘ニュース!スクールアイドル部新部長始動!いずれお宝映像としてバズりますわー」
「勝手に撮るなー!!おい!四季!なら、お前、副部長な!お前が副部長になるなら私が部長!引き受けてやる!」
「部長の頼みなら喜んで」
「最高のコンビっすね~」
「プロデュースなら夏美にお任せですの」
まぁこの2人なら上手くまとめられそうだね。
「因みに候補として上がったのはマルガレーテちゃんと冬毬ちゃんだったけど……」
「私は遠慮したわ」
「私も部長としての役職は無理ですね。サポートならいけますが…」
あとはしあちゃんが立候補しそうかなって思ったけど、しあちゃんはそう言うのは向いてないと言ってたな……
「しあちゃん、そろそろ休憩終わりにして再開するよ」
「はい!」
しあちゃんも限界まで練習していたけど、それは昔の話。今じゃ小まめに休憩を取るようにしてる
「ラブライブ優勝はしたけど、ソロアイドルの方はダメダメだったから!来年はラブライブもソロアイドル大会も優勝目指しましょうね!蓮華先輩!」
「そうだね!でも負けないよ!」
「私だって!」
「あそこのソロ組は熱いわね……」
紗桜莉Side
みんなが練習しているのを見届けた私達は部室に入ると、ホワイトボードに書いてある『3連覇』と言う文字を見て楽しみであり、嬉しさを感じていた
「3連覇…」
「そーーわぁ!」
「ひぃぃぃぃぃ!?」
ちーちゃんに驚かされるかのんちゃん。部室に入ったときに隠れていたすみれちゃん、恋ちゃん、くぅちゃんもいた。
「なんだ?落ち込んでるって聞いたけど、案外普通ね」
「元気そうで良かったよ」
「みんな…」
「可可さんからかのんさんを元気づけたいと」
「声を聞いたらなんだって伝わります。3年間一緒に過ごしてきたのデスから」
「ごめん。心配かけちゃったね」
「ううん、会えて良かった。卒業式の前にこうやって6人で集まれたんだから」
「確かにそうね。紗桜莉とか下手すると会えなくなりそうだし」
「私は連絡してくれれば会うけど?と言うか私は普通にこっちに残るし!」
何だか色んな人に進学するって言っても、旅に出て音信不通とかになりそうとか言われるのがかなり不服なんだけど……
私達は屋上に出ることに……ここも色々と思い出深い
「うぅ~3月とは言えまだ寒いですね~」
「そうだね。でも何だかここに来ると温かい気持ちになる」
「いっぱい練習しましたね。最初は全然でしたけど」
「可可なんて体力なかったし」
「すみれだって…」
「出来なかったのはみんな同じ」
「不安でしたからね」
「きっと大丈夫って、不思議な力を貰えたけど、何の根拠もなかったし」
「だから頑張れたんじゃない?一生懸命前を向いて」
「迷ったり考えたり、立ち止まったり……嫌なことがあったり、逃げ出したくなったり…それがあったからここまで来れた」
「ね!少しだけ練習してみる?」
「ううん、ここはもう新しいLiellaの為の場所…行こう。1、2年生戻ってくるよ」
そうだね。ここで練習することは…もう…
それから体育館でこたつに入りながら鍋を食べることに……
「お待たせー!ちぃちゃん特製のタコ焼き鍋だよ!」
『わぁ~いただきまーす!』
タコ焼きに鍋って合うのかと思ったけど、意外と美味しい。
「美味しいのは良いけど、私達、夜にこんなことして怒られない?」
「理事長には許可を貰いました。春から頑張って貰う分、特別だそうです」
「春から結ヶ丘の運営に携わるみたいね」
「その為に大学に進学しますので」
「いずれは理事長?」
「えっ?」
「レンレン理事長」
「いやぁ…レンレンと言うのは…」
「親しみやすくていいかも」
「ねぇ!折角だから何か書いていかない?黒板に1期生参上!とか」
「ダメだよ。迷惑かけちゃ…」
「いや~折角学校を貸し切りに出来ちゃってるんだし、何か残したくなるね」
「あっ、ならこの6人でここで曲を作るって言うのはどう?」
「曲!?今から!?」
「面白そうデス!夜の学校で生まれる新曲……」
「でも全国大会は終わったよ?何処で披露するの?」
「えへへ、私、ライブを見て貰いたい人達がいるんだ」
「見て貰いたい人達か…」
何となく予想はつく……でもそれを言わない方が良いね
「私、ちょっと席外すね。今のうちに設置しておきたいから」
「紗桜莉さん、何をやらかす…いえ、何をするつもりですか?」
「うーん、秘密。ただ涙の別れは嫌いだからね。別れの悲しみを吹き飛ばす程のことをしようかなって。ちゃんと理事長には許可をもらってるよ」
「なら、安心ですが……紗桜莉さんとは色々ありましたね…」
「そうね…無茶苦茶なことしてるようでちゃんと意味があることをしてる…」
「スクールアイドル部に入ると言ったときは驚きましたが、ソロアイドルをやると聞いたときは驚きつつがっかりもしました」
「かのんちゃんから紹介されたときは清楚な子かと思ったら…ね」
「私なんて部屋で不貞腐れてた時に紗桜莉ちゃんが鍵を開けて入ってきたからね」
「あはは…あったね。そんなこと…」
「私なんて…紗桜莉さんに色々と言われたりもしました。ですが迷いに迷った結果、間違ったことをしそうになった私を紗桜莉さんが叱ってもくれましたね」
「私だって可可のためにって、自分から悪者になろうとしたとき、紗桜莉が止めてくれたわ」
「可可も紗桜莉に助けられました……」
「紗桜莉ちゃんは本当にみんなのことを思って行動してるから……何だかんだ紗桜莉ちゃんを信じられるんだ」
「私達は紗桜莉ちゃんの事、大好きだよ」
「あの////何で私の事を褒める事に///」
「あはは、紗桜莉ちゃん照れてる~」
「うぅ~あまり照れさせると照れ隠しに……」
私は鞄からいくつかの調味料を取り出し……
「今から!タコ焼き闇鍋を始めるよ!」
それからみんなでわいわい騒ぎながら曲作りをするのであった。
感想待ってます!