新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

140 / 141
紗桜莉のサプライズが明かされます


42 卒業式!

蓮華Side

 

卒業式の日、中庭で2年生みんなと集まるが……

 

「うぅ…うぅ…」

 

「今から泣いてどうするですの~」

 

「うぅ…」

 

「えっと…」

 

私以外全員泣いてる……え?これ、私も泣かないとダメ?

 

「先輩たちいなくなっちゃうっす~」

 

「分かってた事だろう~」

 

「メイ、泣きすぎ…」

 

「うるせぇ…」

 

「やっぱり留年してくださいって頼みに行くっす!」

 

そう言って本当に頼みに行くきな子ちゃん。いや、別れるのが嫌だからって…

 

「次期生徒会長がそんなお願いして良いですの?」

 

「あーちょっと着いてくね…」

 

きな子ちゃんなら多分本当にお願いしに行きかねない…

 

 

 

 

 

 

しあSide

 

「ねぇ~マルガレーテちゃん~こんな所で冬毬ちゃん待ってるの~」

 

「あのね…何であんた、そんなだる絡みしてくるのよ…」

 

先輩たちの卒業式……折角だから見届けないと思い、登校するとマルガレーテちゃんがいたので一緒にいることにしていると…

 

「おや?来るとは思いませんでした。1年生は卒業式、自由参加ですよね?」

 

「暇だったしね。それより冬毬こそ参加しないと思ってたわ」

 

「1つ大きなタスクがありまして」

 

冬毬ちゃんの言うタスクってなんだろ?

そんな事を思っていると、ドレス姿の女性が校門を見つめていた

 

「ふふ、懐かしいわね」

 

「あれ、誰かの保護者かな?」

 

「そんな感じね…でも何処か見覚えがあるような……」

 

「紗桜莉先輩に似てませんか?」

 

「「えっ!?」」

 

確かに紗桜莉先輩を大人にしたらあんな感じになるかもしれないけど…

女性は私達に気が付いて手を振り、学校に入っていく

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

列に並ぶ私達。それにしてもお母さんが見に来るとは……

 

「みんな、もう来てるの?」

 

「レンレンは式の直前まで裏で忙しいみたいです」

 

「かのんちゃんは…あんな感じだしね」

 

ちーちゃんとくぅちゃんでかのんちゃんの方を見た。かのんちゃんは泣きじゃくるきな子ちゃんに掴まっていた

 

「うぅ~消えちゃ嫌です~」

 

「消えないよ…」

 

「ほら、きな子ちゃん。送辞やるんだから…」

 

蓮華ちゃん、こんな日まで苦労してるな~

 

「きな子ちゃん、送辞言うんでしょ?大丈夫かな?」

 

「きなきなならその時はビシッと気持ちを切り替えるデスよ」

 

「そういえばすみれちゃんは?」

 

「すみれは……ん?六花からメッセージが」

 

そういえば向こうも卒業式だって理桜から聞いてたけど……何でわざわざメッセージを?

そう思っていると見覚えのある子が……

 

「いよいよ卒業式ね!」

 

すみれちゃん…いつもの髪型じゃなく盛ってるね…

 

「六花からすみれが盛りすぎてたら直してあげてと……」

 

「くぅちゃんの判断は?」

 

「ギリセーフです」

 

「いや、その前に絶対に教師に止められるよ」

 

「あんたら……」

 

そんなこんなで卒業式がそろそろ始まる……

 

「そういえば紗桜莉ちゃん、校庭で何してたの?」

 

「うーん、最終確認かな」

 

 

 

 

 

 

始まる前から何か色々とあったけど、式が始まる

 

『これより卒業生が入場します。卒業生入場!』

 

卒業生入場が終わり、卒業証書授与…

 

『第1期生、音楽科1組、葉月恋』

 

「はい!」

 

「卒業証書、第一号、葉月恋。貴方は本校が定めた……いえ、貴方の母、葉月花が定めた課程を修了したことを証します」

 

「あ…」

 

「おめでとう」

 

理事長…良い事をするね…

 

『嵐千砂都』

 

「はい!」

 

『平安名すみれ』

 

「はい!」

 

『渋谷かのん』

 

「はい!」

 

『唐 可可』

 

「はい!」

 

『鳥坂さつき』

 

「はい!」

 

『相花紗桜莉』

 

「はい!」

 

卒業証書を受け取ると、理事長にあることを言われた

 

「貴方のサプライズ…楽しみにしてるわ。私も貴方のお母さんも」

 

「楽しみにしててください…その時は」

 

「えぇ、言われたとおりに」

 

コソコソ話しつつ、卒業証書を受け取った

そして送辞の時間……

 

「送辞、在校生代表。桜小路きな子。旅立ちの季節を迎え、今日の良き日に卒業式を迎えられた3年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。私はスクールアイドル部で先輩方と2年間過ごしました。そんな先輩達が初めて挑戦したラブライブ。東京大会連覇準優勝で全国大会には行けず、悔しそうにしている姿をいつも見てきました。しかし!その悔しさを乗り越えていく姿にはとても胸を熱くさせられました。そんな先輩達を見て、私達はこれからも頑張ります!最高の時間を本当にありがとうございました!」

 

良い送辞だね…そして次は答辞…恋ちゃん。

 

「答辞。本日は私達のためにこのような素晴らしい卒業式をしてくださり、誠にありがとうございます。3年前、私達はこの学校の1期生として入学しました。上級生がいない少し寂しい学校で……不安と希望を胸に、一歩を踏み出しました。私達の前に道はありませんでした。前を行く先輩もなく、私達は自分たちで進むべき道を決め、迷い励まし合いながら、前に進んできたように思えます。その道が常に正しかったとは思えません。時に間違い、時に回り道をして、それでも私達は足を止めることなく、ここまで歩き続けてきまし……」

 

ん?恋ちゃんの答辞が止まった?と言うか何で私の方を見るかな?

 

「ですが1人だけ…我が道を行く1人の生徒がいました。その人は一見間違ったことをしているように思え、時には自由気ままに進んでいるようでしたが、迷い、間違えへと向かおうとする私達をしっかりと手を取り、前へと進めてくれました。そんな彼女がいたからこそ、私達は後から入ってきた在校生の皆さんに背中を押され、同じ仲間として声を掛け合い、結ヶ丘高等学校は何処の学校にも引けを取らない素晴らしい学校になったと思います。これからも繋げていってください。ここにいる全員の一歩一歩が結ヶ丘を造っていきます。そして、それを羽ばたく私達の力となっていくのですから!」

 

良い答辞だね。さてとそろそろ理事長に合図を出さないと……

 

『これにて卒業式を終わりにする予定でしたが、ここで卒業生の1人からサプライズがあります』

 

理事長がそう言うと私は前に出た

 

「えー、皆さん。卒業生として…私の方でちょっとしたサプライズを送ります。皆さん、一度外に出てください」

 

先生達が誘導に協力して貰いつつ、卒業生、在校生、保護者、先生達が体育館の外に出て……私はポケットに忍ばせていたスイッチを押すと色取り取りの昼花火が打ち上がる

 

「これって…」

 

「何かに使うかなってずっと保存して置いた火薬をちょっと弄って昼花火にしたんだ。折角の日だから全部使っちゃった」

 

「全部って……」

 

「紗桜莉ちゃんらしいね」

 

「と言うか近所とか学校の許可は…取ってそうね」

 

「流石は紗桜莉デス…最後の最後まで自分を貫いています!」

 

「まぁ、流石に全ての火薬を1つにまとめて打ち上げるのは…やめたけど…」

 

『うん、それはやらなくて正解』

 




火薬いっぱい買ったけど、最終回だから火薬全部使おうと言う事をしたライダーと巨大花火で周りの国にえらい被害がと言う戦隊ネタでした
次回最終回!
感想待ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。