新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回書いてて、そう言えばこの回は出番なかったな


18 晴れる心

昨日の事をくぅちゃんたちに話すと、くぅちゃんは怒っていた

 

「なんですと…!?」

 

「可可ちゃん?」

 

「それはスクールアイドルに対する侮辱デス!冒涜デス!」

 

まぁスクールアイドルが大好きなくぅちゃんからしてみれば、こんな反応するよね

 

「まぁすみれちゃんも悪かったって言ってるし…」

 

「真剣なのかと思っていたのにだまされマシタ!可可が厳罰に処しマス!」

 

「厳罰って…」

 

「まず背中に氷の刑から始まり…10分間のくすぐりの刑に…」

 

厳罰に関して話していると、タイミングいいのか悪いのか……すみれちゃんが通りがかったけど、私たちの事を無視して去ろうとするが……

 

「待つデス!お昼休みに屋上に来やがれ!デス!」

 

屋上に来やがれって……くぅちゃん、何処でそんな言葉を覚えたんだろうか?私からしてみればそこが一番気になる。

 

「聞いてないの?私はもうスクールアイドルは…」

 

「いいから来やがれデス!」

 

「どうするの?」

 

「う~ん…」

 

とりあえず私は一緒に付き合うことになり、屋上に来ていた。

 

「おっそいデス!」

 

「話って何?」

 

「あなたはスクールアイドルを侮辱しマシタ!全スクールアイドルに代わって可可が罰を与えマス!」

 

「はぁ?だから悪かったって言ってるでしょ」

 

「スクールアイドルがどれだけ真剣にステージに挑んでいると思っているのデスカ!それをスクールアイドルなら何とかなるなどと…!」

 

突然すみれちゃんはダンスをしだした。あれってくぅちゃんが必死に練習したダンス……

するとかのんちゃんとちーちゃんの二人も心配になりやって来た。

 

「いた!」

 

「すみれちゃん」

 

「可可があれだけ練習したダンスを…」

 

「ショービジネスの世界を甘く見ないで。これくらいはできるの。ただそれでも私にスポットは当たらない。こんなアマチュアな世界でもね」

 

「アマチュアではないデス!」

 

「また…」

 

それだけを言って、すみれちゃんは帰ろうとするのであった

 

「どいて」

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局止まないか…」

 

雨降る中、すみれちゃんの事を気にしていた私たち。

 

「どうするの?すみれちゃん」

 

「うん…気持ちは分かるんだよね。私も歌えなかったとき思ってたもん。そういう運命なんだって。続けても無駄だって」

 

「でもそうじゃなかったんでしょ?」

 

「うん…」

 

「じゃあ伝えないといけないんじゃない?」

 

「それなら一番いい方法があるよ」

 

「「「えっ!?」」」

 

いや、何?その反応は……

 

「弱味を握ってどうこうするんデスカ?」

 

「流石に可哀想だよ」

 

「もっといい方法が……」

 

「私がそんな闇深いことすると思ってるの?こう言うときは……」

 

私はあるものを三人に見せた。それは…………

 

 

 

 

 

 

すみれside

 

「雨だとさすがに人も少ないわね」

 

『続いては特別賞を受賞したクーカーの歌です!』

 

あの二人がライブする姿…………私がずっと憧れていた姿……

 

「やっぱり私じゃ…」

 

一人、そう呟いた瞬間だった。

 

「み~ちゃった~!ここにいると思ったんだ」

 

何で……また……それに全員いるし……

 

「しつこいわよ」

 

「実は話があって、平安名すみれさん。ワタクシこういう者です」

 

かのんが見せてきたのは……名刺?何で名刺なんて……

 

「は?」

 

「すみれさん。あなたをスカウトに来ました!私たちはスクールアイドルを続けるために結果を出さなくてはいけません。ショービジネスの世界でのあなたの知識と技術で協力してほしいんです」

 

「だから言ったでしょ!私は…」

 

「センターが欲しかったら奪いにきてよ」

 

「えっ?」

 

「すみれちゃんを見て私思った。センターやってみようって。だから奪いにきてよ。競い合えばグループもきっと良くなると思うから」

 

本当に言ってるの?私の事を見てきたのに……

 

「バカにしないで。見たでしょ。これでもショービジネスの世界にいたのよ?アマチュアの駆け出しに負けるわけない…」

 

「じゃあ試してみてよ」

 

「ん~!」

 

あぁ言えばこう言う……なんなのよ

 

「…いくら出すのよ」

 

「えっ?」

 

「いくら出すったら出すのよ!スカウトって言うなら当然契約金は必要よ!」

 

「なんでそんなことを!」

 

「あるよ」

 

かのんが見せてきたのは家のお守り……これが契約金?

 

「あ…うちの神社の…」

 

「これでどう?」

 

「これ全然効かないわよ?」

 

「そう?」

 

「だって…」

 

私も持ってるもの……だからよくわかってる……効果がないことなんて

 

「あっ同じデスね」

 

「でもまだ分からないよ諦めないかぎり夢が待っているのはまだずっと先かもしれないんだから」

 

いつの間にか雨が止み、晴れてきた。こんなこと……口に出すのは嫌だけど…………まるで今の私の心みたい

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

次の日、長く降っていた雨も止み、ようやく練習も出来るようになった。

そして今日から……

 

「今日から私が教えてあげる。本物のショービジネスの世界を!ギャラクシー!」

 

すみれちゃんも加わるのであった。そう言えば…………今回、あの人は何の話とかもしなかったけど……まぁいいか。




すみれちゃんは個人的には万能型だと思う。どれか1つに特化してる訳ではなく、何でもこなすからこそ輝けるのでは?
次回はオリストになります!
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