新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回で本編五話終わりです


22 やるべきこと

すみれちゃんの実家でサニパの練習を見ることになった私達。本当に凄い……

 

「すごい…」

 

「スクールアイドルってこんなにレベル高いの?」

 

「東京代表だからね」

 

「幸せすぎマス…。もう思い残すことはありませぇ~ん!」

 

「よく持ってきたわねそれ」

 

と言うかいつの間にそのパネルを持ってきたんだろう?と言うかくぅちゃんが本当にいつもと違うから戸惑うよ

 

「いつもはどんな練習しているの?」

 

「えっ?どんなって…大したことはやってないですけど基本はちぃちゃんにコーチしてもらってて」

 

「メニューは?始めたばかりなのにあんなパフォーマンスできるなんてすごい」

 

「どんな練習してるんだろうって摩央と話してたんだ」

 

「もちろん秘密ならそれでもかまいませんよ」

 

「いえ。秘密とかそんなことはないんですけど…」

 

練習メニューを二人に見せると二人は驚いていた。

 

「これ…考えたのは?」

 

「あ、私です…」

 

「よく考えられているわ。あなたはスクールアイドルではないの?」

 

「はい。私はお手伝いで…」

 

「ちぃちゃんは小さい頃からダンスやっていて学校でも音楽科でダンスを専門的に勉強しているんです」

 

確かにちーちゃんは凄い。かのんちゃんたちのメニュー、私にも足に負担が少ないメニューを考えてくれてるし、それに振り付けも……本当に頭が下がるけど……

 

「そうなんだ。それで…」

 

「なるほどね」

 

サニパの二人は何だか意味深にちーちゃんを見たけど、何か気になることがあるのかな?

 

「じゃあランニングしよっか!」

 

「えっ?」

 

「まだ太陽出てますけど…」

 

「このぐらいなら全然平気でしょ?さぁいこう!」

 

サニパの二人はそう言って走り出す。本当に凄いな……

 

「さすが南の島出身…」

 

「いくの?」

 

「当たり前デス!お二人が誘ってくれたのデスよ!」

 

「いくですぅ~!」

 

「仕方ないか…」

 

かのんちゃんは行こうとするけど、ちーちゃんと私の事を見て……

 

「ちぃちゃんはここで待ってて」

 

「うん…」

 

何か変な空気が流れてるんだけど……と言うかこうしてちーちゃんと二人でいることないしな~

 

「ちーちゃんは……いいの?」

 

「へ?何が?」

 

「……何でもない」

 

正直島へと行くつもりだったけど、私には私の出来ることをやるべきだ。それが何となく見つかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は本当にありがとうございました!」

 

ランニングから戻ってきたかのんちゃんたち。くぅちゃん、あれ……大丈夫?普段より頑張りすぎなような……まぁ仕方ないか

 

「ううん。お礼を言うのは私の方」

 

「ライブよろしくね」

 

「この命に代えましてもやり遂げマス!」

 

「いいからアンタは水飲みなさい!」

 

本当に大丈夫なのかな?くぅちゃん……まぁいいや、私は……

 

「あのライブの件ですが……私は行きません」

 

『えっ?』

 

「どうして?」

 

「まだ自分はステージに立つ資格がないとか?私達から見たらじゅうぶ……」

 

「いえ、ただ……」

 

私はちーちゃんの方を見て……ちゃんと答えを出した

 

「私にはライブよりもやるべきことがあるんで」

 

「なるほどね……」

 

「本当にすみません」

 

改めて謝ると、二人は特に怒っている感じではなく……

 

「謝らなくていいわ。それに何となく貴方にはそうする必要があるみたいだしね」

 

「もしライブする気になったらいつでも言ってね」

 

二人はそう言って帰っていくのであった。するとちーちゃんは用事があると言って二人の後を追う

 

「紗桜莉ちゃん、良かったの?」

 

「いい機会デスのに」

 

「……まさか私達がいない間に学校を支配!?」

 

「いや、違うから……まぁ理由のひとつとしては部室のエアコンの取り付けがあるけどね」

 

もうひとつはちーちゃんの事だけど……正直今のままでいいのかと思ってる。

かのんちゃんに相談するべきだけど、かのんちゃんにはライブに集中してもらわないとね

だから私には私のやるべきことをしないとね

 




紗桜莉がかのんたちと別行動を取るため、本編五話はここで終わる感じです
次回からは6話……

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