私とちーちゃんの二人は居残ることになった。さて……とりあえず私は頼まれたことをしっかりと果たしておくか
「ふぅこれで終了と」
「相花さん、ありがとうございました」
音楽科の子がお礼を言うけど……いやお礼を言われるようなことじゃないんだけどな~
「一応頼まれてたからね。学校内のエアコンの調整をしてくれれば同好会の部室にエアコン付けてくれるってね」
「いやいや、そちらではなく……その……相花さんって葉月さんと仲が悪いから……」
「仲が悪いと言うより……馬が合わないだけ……別に音楽科がどうとかはあんまりね」
「そうなんだ~」
「それにしても仲が悪いって話なのに良く手伝ってくれるね。えっと……生徒会(仮)の……」
「あ、会計の鳥坂です」
水色の髪の子……鳥坂さんか。
「えっと、私はその……葉月さんみたいにスクールアイドルが嫌いって訳じゃないので……むしろファンと言うべきか……」
なるほどね……全員が全員スクールアイドルに対して嫌いって訳じゃないのね
「そっか、因みにあの仮長さん……もとい葉月さんがスクールアイドルを嫌っている理由は知ってる?」
「いえ、分からないんです……」
うーん、情報を聞き出せないか……まぁ感じ的に本当に知らないって感じだよね
「さて、頼まれた分は終わったから、後は帰っていいよ」
「は、はい」
鳥坂さんを見送ると、さて後はちーちゃんの様子を見に行ってくるかな
ちーちゃんが練習している部屋にそっと入ると……
「また体が流れてる」
「はい」
「10分休憩。今のところからもう一度始めるわよ」
「はい」
頑張ってるみたいだね。
私がこっちに残ったのは何だかちーちゃんが本当に心配だったからだ。そう言った感じを見せてないけど、どうにも気になった。まぁ私の取り越し苦労ならいいんだけど……
私はそっとちーちゃんの鞄が置いてある所へと行くと、ちーちゃんの鞄が少し開いていてその隙間からあるものが目に入った
『退学届』
どういうこと?何か本当にあったの?止めるほど大変なことが……
「あれ?紗桜莉ちゃん、どうしたの?」
「様子を見に来たんだよ……それでその……ちょっと気になったことがあるの」
「気になったこと?」
正直この話を切り出して、どうにかできるか………下手に止めたりしない方がいいのか……うーん、どうしたものか……
「おや、嵐さんに相花さんも」
仮長さん、いいタイミングで!?ここは一旦離れてどう話を切り出すか考えないと!
「ちょっとジュース買ってくるね」
「うん」
「あ、相花さん」
いや、呼び止めないでよ……
「何ですか?」
「エアコンの件、ありがとうございます。こちらとしては助かりました」
「部室にエアコンつけて貰うためにしたことだから」
早く離れて考えたいのに……
「それでもお礼を言うべきなので……」
「まぁ学校からしたら取り付けやら調整はあんまりお金がかからないからね。私が動けば丁度いいからね。それじゃジュース買ってくるから」
「……どうしてその事を」
色々と考えないとな……ん?仮長さん、何か言ったかな?気のせいか
ちーちゃんがやめようとしている理由としては……
一つはダンスの方が上手くいかない。自分を追い詰めるために覚悟を表している?
二つ目は大会に優勝できないようじゃ、自分はかのんちゃんの力になれないと言うことを考えてる……
二つ目の理由だったら私じゃどうしようもない。かのんちゃんに相談するべきだろうけど、私から言うべき事じゃないし……本当にどうしたものか…………
紗桜莉からしてみれば何とか出来るかもですが、ちーちゃんの為にならないと言うことで動こうにも動けない感じです
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