新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回で色々と解決!


31 結んだ二つの想い 後編

かのんside

 

同じ場所で想いがつながっていてほしい……この言葉の想いを知った時、二人はずっと…………

 

 

 

葉月さんの一件から数日後、再び集会にて葉月さんが登壇していた。

 

「先日の集会において、皆さんを大変不安に……そして不快に思わせてすみませんでした」

 

葉月さんは深々と頭を下げ……そして語った。

 

「私はこの学校をより良くするためにと言う思いの中で……一番こうした方がいいと……自分の考えを押し付けていましたが…………それは違うと叱ってくれた方がいました」

 

うん、あの日……紗桜莉ちゃんが開けた箱の中には……葉月さんがずっと探していたお母さんのスクールアイドルとしての記録が残されていた。

葉月さんのお母さんは後悔なんてしてなかった。廃校になってしまうけど、学校がひとつになれて、みんなの心が結ばれていった事を喜んでいたこと…………そして結と文字を冠した学校を必ずここにもう一度つくる。音楽で結ばれる学校をここにもう一度つくる。それが私の夢。どうしても叶えたい夢……そう書き残されていた。

 

「私は……大切なことを忘れていました…………だからこそ過ちを犯しました…………だから……許されなくてもいい、1つだけお願いしたいことがあります……文化祭は音楽科も普通科も一緒に心を結んでいけるように……作って貰えないでしょうか?それまでの間…………私が生徒会長でいさせてください……その後は再度…………」

 

「規則……まぁ何条でもいいか」

 

すると舞台袖から……紗桜莉ちゃん!?いや、大丈夫なの?

 

「相花さん……」

 

「『管理委員が解任させた人は、納得行く理由とこれから先の学校の未来を見据えた公約を掲げた場合…………解任をなかったことにする』まだ納得出来ない人がいるかもしれない……陰で何か言われても……この学校を良くしていける?」

 

「えぇ!勿論です」

 

「みんなもいいよね?」

 

紗桜莉ちゃんがそう聞くと生徒全員が拍手を贈った。

これで一つになれるんだね

 

「にしても……あの……大丈夫ですか?体調は?」

 

「うん、ちょっと立ってるだけで辛い…………」

 

フラフラしてる紗桜莉ちゃん……あぁもう……無茶して…………

 

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

保健室で横になる私……いやはや色々と重なって身体壊してしまうなんて……

 

「体力ついたつもりなんだけどな~」

 

「いや、体力云々じゃないでしょ……」

 

「うぅ、かのんちゃん……ひどい……私が一番頑張ったのに……」

 

「それは……そうだけど」

 

あの日……私はもう1つ大事なことを教えてあげた

 

 

 

 

 

 

 

「お母さんの想いはここに残されてるし……それに…………」

 

私はそっと立ち上り……屋上へと向かった。みんなも私の後をついていき…………

 

「最初の観客はここにいる六人だけど…………充分!」

 

私は全力で歌った。私にはダンスなどは出来ない……だけど歌とちょっとした振りで全てを表現していく

 

歌い終わり……かのんちゃんたちが拍手を贈る中、私は葉月さんを見つめ…………

 

「確かに葉月さんのお母さんたちは廃校を阻止できなかった。でも今は違う!スクールアイドルも今や有名になり、そして今!こうしてスクールアイドルをやっているかのんちゃんたちもいる!葉月さん!貴方はお母さんと同じように悲しい想いをしてけど、楽しい思い出にするつもり?今!貴方が出来ることは!結んだ想いを繋いで!最高で最高な思い出をこの学校に残すことじゃない!」

 

「最高で最高な…………」

 

「改めて言うよ!葉月さん…………スクールアイドルをやらない?」

 

「………………」

 

 

 

 

 

 

 

葉月さんの出した答えはかのんちゃんたちが納得いくものだったけど…………

 

「はぁ……」

 

「それにしても普段あそこまで怒らなかったからって……反動で一気に身体に影響するって……」

 

「普段は感情をセーブしてるから……それでも一回爆発させちゃうとね~厄介な身体だよ」

 

「もう……」

 

かのんちゃんはあきれた顔をしていたけど、私はこうして丸く収まったことに関して良かったと思う。まぁ不満は……

 

「鳥坂さん、スクールアイドルをやらずにサポートか~」

 

「仕方ないよ……葉月さんの家でメイドとして働きながらだから」

 

「まぁでも……結ばれたよね?」

 

「うん」

 

「それじゃ文化祭の準備頑張ってね~」

 

「いや、紗桜莉ちゃんも」

 

「私は今回ので疲れたよ~」

 

「もう……」

 

 

 

 

 

 

 

少し寝て、目を覚まし体力も回復し起きると……

 

「ここにいたのね」

 

「理事長……どうもです」

 

「……今回は私の依頼とは言えありがとう」

 

「いえ、私は私で色々と解決したかったので」

 

今回の管理委員の件……理事長に頼まれたときに1つだけお願いされたことがあった。

それは『葉月さんを助けてあげて』と……理事長も色々と思うところがあったみたいだったからね

 

「それにしても貴方は本当にあの子に似てるわね」

 

「まさか母もここにいて、理事長と葉月さんのお母さんと知り合いなんて……」

 

「苦労させられたわ……あの子は問題が起きたら力業で解決してたし、娘の貴方はありとあらゆる手段で解決する……似てるようで似てないと言うか……余計に苦労したわ」

 

「理事長もその砕けた感じ……いいですね!」

 

「私は普段からこんな感じよ……まぁ同じことをしてるって言うのは子供に引き継がれるのね」

 

「はい?」

 

「貴方の母親も……花を助けてくれていたのよ」

 

「そっか……えへへ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして文化祭当日、私は舞台裏で結ばれた想いを結ばれた心の未来を見ていた。

かのんちゃんたちが五人で歌うステージ…………きっとこれは本当の始まりだよね?

ふっと観客席の所に……葉月さんのお母さんの姿が……あれ?見間違い?

 

「天国から見に来たのかな?なーんてね」

 




本当にここら辺の話は良かった……
因みにお金問題についても解決策を言われたら…………

競馬
葉月パパ、ちょっとおど……説得

どっちかにしていた

次回はオリストになります!感想待ってます!
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