紗桜莉side
「結局何も進まなかったねぇ…」
まぁ何だかんだありすぎて、何も話が進まなかったからね
「そもそもの原因はあなたなんですよ?」
「えっ?私!?」
「今日も動画だとか名前だとかで全然練習できてませんし…」
「とりあえず名前のことは置いといて明日からは練習ちゃんとやらないと」
「で歌は出来たの?」
「歌?」
「それもそうですね。かのんさん詞を」
「曲が先でしょ?」
「わたくしは詞が出来たらと思ってましたけど…」
「うそ…私は曲が出来たらそれに合わせて書こうと…」
あー噛み合ってなかったみたいだったんだね…………
次の日
今日は練習をと言うことで、屋上でやることになった
「しっかり前を見て!ふらふらしない!あと5秒!3!2!1!」
「はい終わり!」
「ああ~!」
「うわあっ!」
くぅちゃん、バランス崩してかのんちゃん潰してるけど……大丈夫かな?
「足が棒ですぅ~…」
「次はジャズダンスを少しやってから今度は腹筋・スクワット3セットずつ!」
「そんなに!?」
「ほとんど運動部ですね…」
「しかたないよ。曲も振り付けも決まってないから基礎的なことをやるしかないし」
「こんなのでほんとに間に合うのデスカ~?」
「それは…」
みんながかのんちゃんの方を見てるけど、何だか……かのんちゃんに負担かけすぎてないかな?
「分かってる!分かってるよ!」
「でもこのグループと学校を代表するような曲って言われるとなかなか…」
「そんな難しく考えなくてもいいんじゃないかな」
「そうデス!この5人を見て感じたことをそのまま歌にすればよいのですよ!」
いやいや、作詞してない人からしてみれば簡単に言うけど……と言うかみんなこれ、無意識に言ってる?
「じゃあ聞くけど可可ちゃんはこの5人を見て何を感じる?」
「ん?そうですね…最強とか最高とかエクセレントとか…ではないかもしれません」
「ほら~」
「そんなのギャラクシーに決まってるったら決まってるでしょ?」
「えぇ~まるだと思うけどなぁ。名前もまるまるサークルなんだし」
「その名前は拒否されました」
「じゃあ何だというんですか!?」
「それは…」
「ほらみんなだってそうでしょ?難しいんだよ。この5人ってバラバラだし最初から何か目的を持って集まったわけでもないし」
まぁ確かに始まりはかのんちゃんとくぅちゃんだし、私なんてソロだし…………
「まぁそれは分かりますが…」
「でもエントリー期限まであと少ししかないんだよ?」
「まさか諦めるの?」
「そんなわけありますか!こうなったら……」
「なったら?」
「その前に……紗桜莉、顔怖いわよ」
「え?」
「「「「え?」」」」
そんな怖い顔してたかな?まぁ指摘されたのだからしていたのだろうけど…………
「何か言いたいことあるの?」
「まぁ……問題が大きくなってから言うのと今言うのどっちがいい?」
「「「「えっと……」」」」
「私としては今言ってほしいけど、私たち……と言うよりかのん以外の私たちに対して?」
「そんなところ。とりあえず今言えるのは無意識でやってるなら指摘はするけど、自覚してるなら叱るかな?」
「とりあえず大きくなってからでいいんじゃない?」
「そうする」
とりあえずすみれちゃんの言う通りにしておこう
と言うことでくぅちゃんの提案でかのんちゃんが歌詞作りに集中してもらうために、広い部屋が必要と言うことで恋ちゃんの家に来た私たち。
「大きいね」
「この家……維持するのも大変なんですよ……」
恋ちゃんが普通に言うけど、結構重くない?
恋ちゃんの家……お屋敷に入るとメイドさんが二人……一人は鳥坂さんとこのお姉さんは?
「初めまして、サヤと申します。みなさんの事はお嬢様から聞いてます」
「サヤさんは恋お嬢様が幼い頃からこの屋敷にお仕えしていて、私の先輩なんです」
いやーこうしてメイドさんを見ると本当に恋ちゃんはお嬢様なんだって思う
恋ちゃんの部屋を借りて、かのんちゃんに……
「これは?」
「ジャパニーズ缶詰めデス。完成するまで帰れませんので」
うん……これは…………叱らないとだね
紗桜莉の場合は問題が大きくなってから叱るかは、信頼度によります
感想待ってます