私たちは理事長室に行くことになったけど、まさか恋ちゃんがちょっとやらかしたことが原因とは考えられないけどな~
「失礼します…」
「どうぞ」
特に怒っている感じではないけど……かのんちゃんたちは暗い顔をしてる。まぁ怒っているようには見えなくても、実はということもあるしね
「どうしたの?何か悪いものでも食べた?」
「い、いえ…ただ…」
「申し訳ありません!わたくし葉月恋生徒会長ともあろう者が興味本位であのようなものを見てしまいまして…」
「何言ってるの?」
「えっ?」
「来てもらったのはこれが来たからです。澁谷さんと嵐さんの母校の小学校からあなたたちに歌ってほしいって依頼」
あ、恋ちゃんの勘違いだったみたいだ。まぁ普通に考えて恋ちゃんが見たものがバレたりとかありえないしね。何せ……そういう履歴やら何やらはすぐに消えるようにしてあるし
「私とちぃちゃんの?」
「えぇ。母校の卒業生が始めたスクールアイドルの歌を生徒に聴かせたいって」
「そういうことでしたか~」
「すばらしいデス!是非参りましょう!」
「じゃあOKってことでいい?」
「えっ?」
「どうかした?」
「いえ…とても素敵なお話だと思います」
かのんちゃん……もしかして……
理事長室の後にして部室へと行こうとすると……ちーちゃんがあることを言い出した
「そうだー!ちょっと忘れ物したから…みんな先行ってて」
「ちぃちゃん?それなら待って……」
「あー私も忘れ物したから……かのんちゃんたちは先に行ってて」
「う、うん」
ちーちゃんと二人で忘れ物を取りに……行くふりをしつつ
「それで話したいことがあるんでしょ」
「あはは、流石だね」
「かのんちゃんの事だよね」
理事長室で小学校からの依頼について聞いた瞬間、一瞬だけどかのんちゃんの表情が曇った
「紗桜莉ちゃんは……かのんちゃんが……」
「知ってる。倒れたんだよね」
「うん……」
「それでかのんちゃんからしたらちょっとしたトラウマがよみがえるんじゃないかってことだよね」
「正直に言うとね……心配なのと乗り越えてほしいと思うの」
「乗り越えるか……トラウマは乗り越えるのは大変だよ」
「そうだけど……」
「私が一番よく知ってるから……怖いし忘れたい。でも忘れられない、逃げられない」
「……」
「でもかのんちゃんなら何とかできそうだと思うよ」
「へ?」
「これは昔のかのんちゃんを知らない私が信じてるかのんちゃんだけど……今は大丈夫だよ。だって……」
私は笑顔でちーちゃんのことを指をさした。だって今はかのんちゃんは一人じゃないからね
「そっか……そうだよね…因みに紗桜莉ちゃんもその一人だよ」
「そう言ってもらえると嬉しいな……」
「とりあえず可可ちゃんたちにも話してみるよ」
「そうだね」
練習が終わり、ちーちゃんはバイトがあるので先に着替え終わり……
「じゃあ今日は私バイトだから」
「そっか。頑張ってね!」
ちーちゃんが帰った後、すぐさまくぅちゃんたちはスマホを見ていた。さて私も先に出るかな
ちーちゃんのバイト先のたこ焼き屋でくぅちゃんたちが集まると、さっそくかのんちゃんについて話した。
「それで話というのは何なのですか?」
「しかもかのんには秘密なんて千砂都らしくもない」
「うん…」
「小学校のことですよね?」
ちーちゃんは改めてかのんちゃんが倒れたことをみんなに話した。まぁ誰が聞いても驚くよね
「倒れた!?」
「うん。それがかのんちゃんが歌えなくなった最初の事件で…」
「なるほどね。そのステージに立ったらまたぶり返すんじゃないかってこと?」
「大丈夫だとは思うんだけど…」
「そうですよ!かのんは可可とステージに立って歌いマシタ!あの時から一度だって歌えなくなったことはありません!」
「むしろ率先して歌っているというか」
「うん。それは分かってるんだけど…ただかのんちゃんすごく繊細なところあるから」
「でもさそれで歌えなくなっちゃうようだったらラブライブで歌っていくことなんてできないんじゃない?」
「同意するのは気に入りませんがすみれの言う通りデス」
「紗桜莉さんはどう思っているんですか?」
「私は……大丈夫だと思うよ。というかちーちゃんにも言ったけど、今のかのんちゃんにはみんながいるし」
「そうだよね」
「まぁ心配ならね…様子を見たりとか」
「様子を?」
「では一度下見に行ってみるのはどうでしょうか?そこでかのんさんの反応を見てみるというのは」
「下見か……」
過去と向き合ってどうなるかだけど……きっと大丈夫だよね
書いてる途中でちょっと思いついたので、一期最終回の展開はちょっと変えます
感想待ってます