新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回は短めです


47 誘いと苛立ち

かのんside

 

紗桜莉ちゃんを誘ったけど断られてしまい、私はみんなに相談することにした。

 

『そっか……断られちゃったんだ』

 

『紗桜莉さんはソロアイドルに強い拘りがあるみたいデスから……仕方ないというしかないデスネ』

 

『ですが……それでも一回だけならという気持ちは……』

 

『そもそも紗桜莉の言う天使ってアイドルが気になるわね』

 

すみれちゃんの言う通り、天使ってアイドルはどんなアイドルなのか分からない。前に聞いたけど、あまりステージに立ったことがないらしく……動画とか探しても…………

 

「でも……それでも私は諦めたくない……紗桜莉ちゃんと一緒に歌いたい」

 

『かのん……分かりました!可可も協力します!』

 

『私も…いえ私たちも紗桜莉さんと一緒に歌いたいです』

 

『ま、何だかんだあの子と歌いたいと言うのは、みんなの想いみたいなものよ』

 

『だからみんなで説得しよう!』

 

みんなの想いが一つになり、紗桜莉ちゃんをもう一度誘うことになったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

「……」

 

隣の部屋からめちゃくちゃ聞こえてるけど……はっきり言って私は何されても地区大会の舞台で歌うつもりはないのだけど……

 

「そもそも……まぁしつこかったら伝えるか」

 

私は私でやるべき事もあるしね。

 

 

 

 

 

 

 

かのんside

 

次の日、起きてきた紗桜莉ちゃんを早速誘う私

 

「紗桜莉ちゃん!一緒に歌おう!」

 

「……遠慮するわ」

 

勢いで乗ってくれるかも思ったけど……まさかの冷たく断られた。

でも!まだまだ!

 

 

 

 

 

 

 

一緒に教室に入ると……

 

「紗桜莉、悪いのだけど……」

 

「遠慮するね」

 

すみれちゃんが誘おうとしたけど、先に断るなんて…………すると急いでやってきた可可ちゃんが……

 

「紗桜莉!一緒に……」

 

「ごめんね。遠慮する」

 

だから最後まで聴いてあげてよ…………

すると今度は恋ちゃんが積み重なった書類をもって……

 

「紗桜莉さん、すみませんが……少し手伝ってもらっていいですか?」

 

「手伝い?」

 

「はい、少し生徒会の仕事が滞ってしまって……」

 

「うん、分かったよ」

 

恋ちゃん、どう誘うのか気になるけど…………とりあえず待ってみよう……

 

 

 

 

 

 

数分後

 

「うぅ……すみませんでした」

 

何故か項垂れる恋ちゃんと笑顔の紗桜莉ちゃんが戻ってきた。

 

「まさか書類の中に仕込むなんてね」

 

もしかして判子を押す勢いでって事?そして恋ちゃんの反応を見ると……うん、色々と言われたのかな?

 

「はぁ……あのさ、分かってないみたいだけど……」

 

紗桜莉ちゃんはいい加減呆れたのか私たちを睨んでいた。お、怒ってるよね……これ

 

「あ、紗桜莉ちゃん、うぃーす!」

 

「ちーちゃんも誘う気?」

 

「あーそのつもりだったんだけど…………色々と気がついちゃって……」

 

ちぃちゃんは紗桜莉ちゃんに耳打ちをすると……紗桜莉はさっきまで怒った感じからいつも通りに戻った

 

「ちーちゃんが分かってるなら、みんなに説明した方がいいんじゃない?」

 

「それは……紗桜莉ちゃんの方がいいよ」

 

「……それはそうだけど……まぁ私も分かってるつもりだったけどね」

 

「あはは、何かごめんね」

 

それから紗桜莉ちゃんは放課後にちゃんと話すから誘うのをやめてほしいといい、私たちは放課後まで待つことになったのだった。




次回!紗桜莉が断り続ける理由が明らかに!

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