放課後になり、かのんちゃんたちと私がソロアイドルをやらない理由を話すことになったけど……正直話すことなのか…………
「紗桜莉ちゃん、私は……ううん、私たちは紗桜莉ちゃんと一緒に歌いたい」
「一緒に歌いたいって言うのは分かる。私も一緒に歌いたいよ」
「それだったら!」
「でも私は地区大会では歌えない」
「それはどうしてデスカ?ソロの方との日程は被ってないデスよ!」
「だとしたら普通に出れるわよね?」
「もしかして事故の後遺症のことですか?それなら振り付けなどを考えれば…………」
「…………」
そういう問題ではないんだよね。ちーちゃんはちーちゃんで黙り込んでるけど……私が断り続けてる理由について気がついてるよね?
「教えて……紗桜莉ちゃんがどうしてそこまで断り続けてるのかを…………」
いい加減、話した方がいいよね。
私はスマホであるものを見せた。それは……
「ラブライブの規約?」
「これが理由」
「「「「へ?」」」」
「かのんちゃん、規約にはね。ライブに参加するのは事前登録したメンバーのみなんだよ。追加で参加するのはダメみたいだよ」
ちーちゃんもちーちゃんで調べてたみたいだね。
「一応事前登録メンバーが当日参加できなかった場合は特には問題はないみたいだけど……追加では無理みたいなんだよ」
「えーと……」
「それは……気がつきませんでした……」
「と言うか可可は規約とか把握してたんじゃないの!?」
「可可もその事については忘れてました…………すみません」
「うん、だから私はかのんちゃんたちにどう誘われても参加はできないの。まぁ当日は鳥坂さんと一緒に裏方に回るから」
「えっと……なんかごめんね」
「かのんちゃんが謝ることではないよ。でも一緒に歌いたい気持ちは本当だから……機会があったらね」
「うん」
こうして私の参加問題は終わるのであった。
そして数日後、私のソロアイドルの大会。地区大会を勝ち抜けば……
控え室にいる参加者たち同様、私も緊張している。
それにこうして大会に参加することで……何処かであの人が見てくれるかもしれない。
「相花さん、そろそろ」
「はい!」
かのんside
みんなで紗桜莉ちゃんのステージを見に来ていた。ソロアイドルって……こんなにレベルが高いんだ……それでも紗桜莉ちゃんは負けてない。
「凄い……」
「紗桜莉さんのステージは二回目ですが……以前よりレベルが上がってますね」
「少しずつだけど、私たちの練習に参加してるからね」
「紗桜莉ーーーーー!頑張ってくだサーーーーイ!!!」
「可可、声大きい!」
きっとこれなら…………ふっと隣の席に座る女性が目に入った。小柄だけど何処と無く神秘的……そんな女性だ。その人は何故か嬉しそうに見ていた。
「あの子……そっか」
そう呟いていたけど……知り合いなのかな?
紗桜莉side
全ステージが終わり、結果発表になった。結果は…………二位か…………
「…………」
今の私のレベルだとこれぐらいだったのか……
正直思った以上にショックは大きい…………
「ふぅ……」
私はゆっくりと控え室を後にしようとすると…………
「あの……」
「…………」
声をかけられ、振り向くと……一位通過した人。正直話す気なれないし……無視しよう。
「あ……」
会場から出ると、かのんちゃんたちが待っていてくれた。
「紗桜莉ちゃん……」
「…………」
こう言うときは明るく……『負けちゃった』って言うべきだけど……ダメだ。
私はかのんちゃんに抱きつき……思いきり泣くのであった。
一応二期に向けて、新キャラ出しつつ、次回は本編最終回の話になります
感想待ってます