新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回の話の前に……別に嫌いと言うわけで書いてませんが、今回の話は書いてて楽しかった


05 ポニテとバチバチ

かのんside

 

HR終わった瞬間、急いで教室を出ていき隅の方で隠れた。すると……

 

「あれ?スバラシイコエノヒト?」

 

絶対にあれは私を誘う気満々だ。何とか見つからないように移動して…………

 

『スバラシイコエノヒト~!』

 

「あの子同じクラスか…大変そう…」

 

「そうかな?面白そうだよ」

 

「ひぃ!?紗桜莉ちゃん、いつのまに?」

 

「まぁ私の事は気にしない気にしない」

 

いや、気になるよ…………

 

「ほら、あそこに部活勧誘の張り紙あるよ」

 

「あ、うん」

 

二人で見てみると……

 

「え~っと…吹奏楽部にテニス部演劇部…」

 

「ピンと来ない?」

 

「うん……」

 

『皆さんはスクールアイドルに興味ありませんか?スクールアイドルに興味ありませんか~!?』

 

あれ?この声って……あの子だ…………何か看板持って……勧誘?

 

『可可は皆さんと一緒にスクールアイドルがしたいデス!一緒に始めてみませんか~?』

 

そう言いながら彼女は中に入ってきて……

 

「ひっ!」

 

「スバラシイコエノヒト~…」

 

また追いかけてきた!?私は急いでその場から逃げ出すのであった

 

「また逃げちゃった……はぁ」

 

 

 

 

 

 

 

追いかけ回され、互いに疲れはてて…………

息を切らしていた。するとまた何か言いながら詰め寄られる私、

 

「何言ってるか分かんないよ~!」

 

「あっ。失礼しました。あまりに興奮してついいつもの言葉が…改めまして私 可可。唐可可といいます」

 

「澁谷かのんです…」

 

「相花紗桜莉です」

 

うん、私はつっこまない……いつのまにか私の隣にいたことに関して絶対に

 

「かのんさんの歌はすばらしいデス!なので可可とスクールアイドルを始めてみませんか~?」

 

「スクールアイドルって…学校でアイドルってやつでしょ?」

 

「スクールアイドルがやりたくて日本に来ました!かのんさんの歌はすばらしいデス!是非私と一緒にスクールアイドルを…」

 

スクールアイドル…………私なんかじゃ……

 

「ごめんね。やっぱり私は遠慮しておく」

 

「なぜデスカ?」

 

「こういうのやるタイプじゃないっていうか…」

 

「そんなことありません。スクールアイドルは誰だってなれマス。それにかのんさんかわいいデス」

 

「はっ!?」

 

「とってもかわいいデス」

 

「か、かわいくはないと思うけど…」

 

「歌がお好きなんでしょう?」

 

「嫌いじゃ…ないけど?」

 

「絶対好きデス!可可分かりマス!だからかのんさんと一緒に始めたい。そのすばらしい歌声を是非スクールアイドルに…」

 

「えっと……紗桜莉ちゃんは……」

 

「私?うーん、入るつもりだけど…………」

 

あれ?入るつもりなんだ?でも何か問題あるのかな?

 

「このチラシを配っているのはあなたですね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

何か黒髪ポニテの子がくぅちゃんのチラシを持ってやってきた。

 

「勝手にこんな勧誘を…。理事長の許可は取ったのですか?」

 

「あ…すみません。可可はただスクールアイドルを始めたいと思いまして」

 

「スクールアイドル…」

 

「いけませんでしたか?この学校は音楽に力を入れると聞きましたので可可はここに…」

 

「音楽に力を入れるからこそ勝手なことはやらないでほしいのです」

 

勝手なこと……ね……何言ってるの?この子は?

 

「ちょっといい?いきなりそんなこと言ったらかわいそうなんじゃないかな。海外から来たばかりなのに」

 

「あなたは?この生徒と関係があるのですか?」

 

「関係…まぁなくはないというか…」

 

「それならあなたにも言っておきます。この学校にとって音楽はとても大切なものです。生半可な気持ちで勝手に行動することは慎んで下さい」

 

「生半可かどうかなんて分からないでしょ!なんでスクールアイドルがダメかちゃんと説明してあげなよ!頭ごなしにダメだなんてかわいそうでしょ!」

 

かのんちゃんも負けじと言い返すけど、こういう相手は聞かなそうなんだよね

 

「ふさわしくないからです」

 

「ふさわしいって何?スクールアイドルのどこがふさわしくないっていうの?」

 

「少なくともこの学校にとっていいものとは言えない」

 

「どうしてそんなこと言い切れるの!?」

 

「あなたはどうなの?」

 

「え?」

 

「あなたもやりたいのですか?スクールアイドルを」

 

「私は…」

 

「とにかく今日は帰って下さい。音楽科の生徒の邪魔にならないよう」

 

そう言って去ろうとするポニテさん…………さて私も参加するかな?

 

「ねぇ、かのんちゃん、あの偉そうな子誰?」

 

「え?」

 

「何か自分はこの学校の生徒代表ですって言い方してけど、今日入学式なのになんであぁも偉そうなのかな?」

 

「貴方…………」

 

「もしかして、音楽科だからって、自分が一番偉いって思ってる痛い子?」

 

「………………喧嘩売ってるんですか?」

 

「あはは、売ってないですよ~買っているだけです」

 

「紗桜莉ちゃん…………」

 

「あ、あの……落ち着いてくだサイ」

 

「……先ほども言いましたが、音楽科の邪魔は…………」

 

「なるほど邪魔にならなければいいんですね。それと音楽科云々関係なければいいんですよね?それなら」

 

私は鞄からあるものを取り出そうとすると、間違えてちょっと重たいものを落した

 

「え?それってドラマとかでみる……」

 

「スタン…………」

 

「ビリビリペンだよ」

 

「…………それは校則い」

 

「えぇ~都会は怖いから護身用なんですけど~もしかしてこれで私が襲われたら貴方はどう責任とるんですか?ポニテさん」

 

「…………」

 

「まぁポニテさんも忙しいですからそろそろ戻った方がいいですよ。それとも…………まだ邪魔しますか?人に邪魔はするなと言っておいて、自分は邪魔していいのか?よく考えた方がいいですよ」

 

「…………わかりました……では」

 

私は軽く手を振ると……

 

「あの……紗桜莉ちゃん、怖すぎだよ」

 

「とは言え……何だか助かりました。ありがとうございます」

 

「いいよ。私もあの子にちょっとイラッてきたから…………こんな空気の中で申し訳ないけど……くぅちゃん」

 

「くぅちゃん!?」

 

「私はスクールアイドルやるつもりだよ」

 

「本当デスか!?」

 

「うん!でも……ソロとしてだけど」




マジで今回の話は書いてて楽しかった。全然話的には進んでないですが
本編二話辺りでもまた…………

因みに虹白主人公は正論を、こちらでは暴論+煽りを

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