新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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速攻書き上げました!
個人的にはきな子ちゃんが可愛い


01 姫がバイクに乗ってやってきた

かのんside

 

春休み最終日、練習のため急いで朝御飯を食べていた

 

「毎日偉いわね~」

 

「入学式は明日でしょ?」

 

「休んでる暇ないの」

 

「そう言えば紗桜莉ちゃん、今日帰ってくるのよね?」

 

「うん、直接学校に向かうからって言ってたよ」

 

紗桜莉ちゃんは春休みの間、実家に帰りつつ峠を目指してるとか……それがようやく今日帰ってくる。

 

「いってきまーす。まんまるも……」

 

まんまるに挨拶をしようとしたけど、眠そうにしてるから小声で挨拶をして、私は学校へと向かう。

 

 

 

向かう途中にサニパの広告を見て……今年こそは……今年こそは!

 

ブルルルルルルン!ブルルルルルルン!ブルルルルルルン!ブルルルルルルン!

 

決意を新たに学校へと向かおうとすると、何だかバイクのエンジン音が聞こえた。

 

「何?レディース!?」

 

何人もの女性が乗ったバイクの集団に見覚えのある子が……うん、久し振りだけど……物凄く見覚えがある。

 

「やっほ~かのんちゃん」

 

「紗桜莉ちゃん!?とその人たちは?」

 

「帰る途中に絡まれちゃって~話したら仲良くなってね」

 

絡まれて仲良くなったって……と言うかそのバイク……

 

「姐さん!ここでお別れっすか!?」

 

「全国制覇目指しましょうよ!」

 

「姐さんなら負けなしっす!」

 

「ごめんね。私はスクールアイドルだから……応援してくれたら嬉しいな」

 

『はい!』

 

紗桜莉ちゃんは笑顔でレディースの一団を見送るけど……相変わらずだな~

 

「それじゃ行こうか?」

 

「あ、紗桜莉ちゃん、先に行ってて、バイクだとね」

 

「ん?これだとダメか……じゃあ……」

 

紗桜莉ちゃんは諦めて先に行くのであった。本当に……変わらないな~

 

 

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

明日から入学式のため、家へと向かうけど……道が分からない……それに……

 

「都会……怖いっす……」

 

さっきすれ違ったバイクの集団。東京はあんな人たちが闊歩してるっすか~

 

「それに家はどこっすか~」

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

こっちに戻ってきて最初の練習だったんだけど……

 

「うぅ……」

 

「あの、紗桜莉さん……お願いですからそんな目で……」

 

「仕方ないわよ。バイクでの登校は禁止なんだし」

 

「はぁ……仕方ないか。無理やり……無理に校則を変えるのもね」

 

「あ、あはは……本当に紗桜莉ちゃんが帰ってきたって感じだね」

 

ちーちゃんは苦笑いをしてるけど……そんなに私って変わってない?

 

「まぁ紗桜莉は紗桜莉ということデス!」

 

「まぁそれでいいか」

 

とりあえず納得する私であった。

 

「そう言えばさっき確認したらフォロワーが倍になりました~一部のファンからLiella!は次の優勝候補とも~」

 

「まっ!当然よね」

 

「違うよ。これは優勝したサニパさんが……」

 

聞いた話だとサニパがインタビューで一番心がときめいたのはLiella!と言ったらしい。まぁサニパのお陰と言うべきだよね……

 

「あぁ~アリガタキシアワセ~」

 

「でも私たち……まだ大会で何も結果を残せてませんよね?」

 

恋ちゃんの言いたいことは分かる。特別賞とは言え結果を残したのはLiella!ではなくクーカーの二人だし、私なんて地区大会二位だし……

 

「名前だけ一人歩きしてもね」

 

「だからこそ、次は結果を残すの!そして……この学校のみんなと一緒に喜びたい!」

 

「えぇ!」

 

「当然と言ったら当然よ!」

 

 

 

 

 

 

 

練習を続けていき、また休憩の時、くぅちゃんとすみれちゃんが内緒話をしているのが聞こえたけど、上海に帰るかどうかの話をしてるけど……未だにくぅちゃんはすみれちゃんに対して素直になってないな~

 

「くぅちゃんの強がりとどうにかしないとな~」

 

「どうしたの?紗桜莉ちゃん?」

 

「なんでもないよ~」

 

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

迷いに迷って気がついたら、結ヶ丘に来ていた私……ここが明日から通う学校……

 

「素敵な高校っすね~」

 

「ふふ、ふふふふふ」

 

何だか変な声が聞こえてきたっす……声が聞こえた方を見ると赤髪の子が木の影に隠れて笑ってる……

 

「しゅごい……あの屋上に今、Liella!が……Liella!がぁー」

 

「Liella?」

 

「はっ!?何見てんだ!」

 

睨まれて赤髪の子が去っていく。

 

どうしたら良いのか迷いつつもこのままだと家にたどり着けない……

そんなとき屋上から声が聞こえた。そうっす、こう言うときは人に聞けば……でも……

 

「勝手に入ったらまずいっすよね……」

 

「どうしたの?」

 

不意に声をかけられ、振り向くとそこには白い髪の女の子がいた。

 

「えっと、この学校の人っすか?」

 

「明日からだけどね」

 

「明日から……じゃあきな子と同じっすね」

 

「あ、そうなんだ。えっときな子ちゃんでいいの?」

 

「はいっす!」

 

「私は薊蓮華。よろしくね」

 

「こちらこそっす!あ、あの道を訪ねたいのですが……」

 

「あぁごめんね。私もこの街に来たばっかりだから……」

 

「そうっすか……じゃあやっぱり……」

 

屋上にいる人たちに聞くべきっすよね

 

「行ってみる?屋上」

 

「え、あ、はい……」

 

「私も改めて挨拶をしたいから………………」

 

「挨拶?」

 

「うん……いや、違うからね!宣戦布告とかじゃなく、普通にこれからよろしくお願いします的なあれだからね!」

 

慌てて否定してるけど……何のことっすか?でも何だか愉快な人っすね




きな子ちゃんたち2期生組の主人公は蓮華になります!

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