新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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一応きな子は一人暮らしなのかな?


03 新入生!

紗桜莉side

 

きな子ちゃんの家まで送るついでにかのんちゃんのお店に連れてきた私たち

 

「お待たせしました」

 

きな子ちゃんは出されたセットを美味しそうに飲んでいる。

 

「なんとハイカラな。これが東京…」

 

これだけでハイカラって……本当にきな子ちゃんが暮らしていた場所が気になる…

 

「新入生の方?」

 

「私先輩だから」

 

「はぁ?紗桜莉さん、お姉ちゃん何を言ってるの?」

 

「うーん、後輩に先輩呼びされるのが癖になってるみたいだよ」

 

「あぁ、なるほど」

 

「と言うか中学時代は呼ばれなかったの?」

 

「うーん、どうだろうな~」

 

ありあちゃんと知らないか。本当にそこら辺がすごく気になる……

 

「飲み終わったら家まで送るよ」

 

「何から何まで…」

 

「いいえ」

 

「あの…さっきのスクールなんとかというのは…」

 

「スクールアイドル。すっごく楽しくてやりがいあるよ!って私も始めてまだ1年しか経ってないんだけど……けど私はスクールアイドルと出会って人生が変わった。頑張ろうって前向きな気持ちになれたの。紗桜莉ちゃんもそうだよね?」

 

「まぁね。私の場合は憧れの人ともう一度会うためにって感じだけど……でもスクールアイドルも色々と興味があることも触れていこうと思ったのはあの人に会ったからかな」

 

「はぁ……」

 

「紗桜莉ちゃんは色んな事が出来るんだよ。それに間違っていることは間違っているってはっきり言うし」

 

「お陰で『お姫様』とか『裏の支配者』とか呼ばれてるけどね」

 

「裏の……支配者?」

 

そこは気にしないでいいけど……

 

「興味があったら部室に来てよ」

 

かのんちゃんも分かってるみたいだね。無理に誘うよりも本人の気持ち次第だしね。こういうのは……

それに誘ったけど断られたとかで変な監視をつけたりもしないし……

 

 

 

 

 

きな子side

 

かのん先輩に送られ、家にようやくたどり着いた。

そう言えば隣の人に挨拶しないと……

 

荷物を置き、隣の家の呼び鈴を鳴らすと……

 

「はーい、どちら様ですか?」

 

返事が返ってきたので、直ぐに挨拶をした。

 

「えっと、今日から隣に住むことになった桜小路きな子っす!」

 

「えっ?きな子ちゃん?」

 

あれ?聞き覚えのある声が……顔をあげるとそこには蓮華ちゃんがいた

 

「れ、蓮華ちゃん!?」

 

「あはは、まさかお隣さんなんだね」

 

「びっくりしたっす……それだったら地図を見せた方が良かったみたいっすね」

 

とは言えそうしていたらかのん先輩たちに会えなかったっすよね

 

「これからよろしくね。きな子ちゃん」

 

「はいっす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

夜になり、リモートで話していた。因みに私はかのんちゃんの後ろで一緒に話す感じだけど

 

『自宅まで無事に送れましたか?』

 

「うん。すぐ近くだったから」

 

『もしかして7人目のLiella!の誕生?』

 

「気が早いよ。でもちょっと不思議な感じ。私この5人で優勝目指すのかと思っていたから……」

 

『私もです。大会終わった直後はこの5人で今度は勝ちたいって』

 

『じゃあ2人は入ってきてほしくないの?1年生』

 

『いえ』

 

「私、きな子ちゃんと話してるうちに思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって」

 

「えぇ。そうやってひとつの紐と紐が結ばれてつながっていく。それが母の願いでもあると思いますから」

 

「じゃあ明日から新しい仲間を見つけられるよう改めて頑張っていこう!」

 

『オー!』

 

張り切ってるけど……ちょっと心配なことがあるんだけどな~

 

「どうしたの?紗桜莉ちゃん?」

 

「ん、心配なことがあるだけ」

 

「心配なこと?」

 

「新入生を入れるのは特に反対はしないよ。それはかのんちゃんたち5人が決めたことだからね」

 

「あ、もしかして……大丈夫だよ!紗桜莉ちゃんは六人目だから!」

 

いや、そっちの心配じゃないからね……

 

「かのんちゃんたち、Liella!がどう思われているかだよ」

 

「どういうこと?」

 

「多分その内分かると思うよ」

 

この件は私の想像でしかないからね。

 

 

 

 

 

 

次の日、かのんちゃんと一緒に学校につくと……

 

「一緒に写真いいですか!?」

 

「これにサインを!」

 

「応援してます!」

 

「あ…ありがとう…」

 

新入生に詰め寄られていた。流石だな~

 

「あの、相花さんですよね?」

 

「サインお願いします!」

 

「ファンなんです!」

 

「えっ?私にも?」

 

『はい!』

 

まさか私にまで来るとは……思ってもみなかった……くっ、本当ならちょっとノリでかのんちゃんにサインをねだろうとかしたのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華side

 

きな子ちゃんと一緒に学校に行くと、校門のすぐ近くで何かをしている子がいた。自撮り?

 

「にゃはっ!オニナッツー!あなたの心のオニサプリ鬼塚夏美ですの~!今日はぬわ~んと私ついに高校入学をガチ決めましたの!プライベート大公開!」

 

エルチューバーか。映り込んだりしたら悪いし、早く校舎に……ってきな子ちゃん、そんな興味深そうに見てたら……

 

「何か?」

 

「いや…もしやエルチューバーっすか?」

 

「芸能人っすね!ザ・都会って感じっす!」

 

「ん~まぁ?ともあれチャンネル登録よろしくですの!今の動画は明日公開!毎週日曜はライブ配信実施中。投げ銭追い銭プレゼント何でも結構ですの!では~!」

 

そう言って鬼塚さんは名刺を渡して去っていく。私はきな子ちゃんが貰った名刺を見ると……CEOって……

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

入学式も終わり、教室に入る私たち。

 

「素晴らしい席順ですこと~!」

 

「可可ちゃん、かのんちゃんの後ろ」

 

「最高です!」

 

「席順ぐらいで。子どもねぇ」

 

「ふふっ」

 

「と言うか私も後ろか」

 

みんな後ろの方に固まってるな~と言うか恋ちゃん、様子を見に来てるけど……寂しいのかな?




まだ始まったばかりだから、ヒマナッ……オニナッツがどんな風に絡んでくるのか……それ次第で紗桜莉はどう動くかはお楽しみに
そして公式は恋ちゃんいじめしているのか?
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