新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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思った以上にきな子ちゃんが可愛い


05 きな子初めての練習

紗桜莉side

 

きな子ちゃんが入部することになった。今のところきな子ちゃんも頑張っていこうと思ってるみたいだ。

 

「いつもこんな感じで集まってます」

 

「お菓子もい~っぱいあるよ。あ、今度タコ焼きも持ってくるね!」

 

「チョコも~らい」

 

「コラ!きなきなが先に取るですぅ~!」

 

何だかのほほんとしてるけど……まぁきな子ちゃんの事を思ってのことなんだろうな~

 

「堅いこと言わないでよ」

 

「きなきなが先ですぅ~!」

 

「あ、お待たせ。きな子ちゃん」

 

すると遅れてやって来たかのんちゃんと恋ちゃん。これでメンバーは全員集合……ではなかったか。

 

「お待たせしました」

 

「さつきさん、今日は参加なんデスネ」

 

鳥坂さつき。恋ちゃんの幼馴染であり、恋ちゃんの家でメイドをしている。最近はメイドの仕事の方が忙しく、部室に顔を出すのは珍しいな~

 

「えっと、この人は?」

 

「鳥坂さんは部のマネージャーだよ」

 

「はぁ」

 

「初めまして、きな子ちゃんと蓮華ちゃんだよね?私は鳥坂です」

 

これでようやく全員集合か。

 

「こうやって全員揃ったら練習開始です」

 

「ラブライブに向けて?」

 

「そうデス。スクールアイドルの夢のステージ それがラブライブ!」

 

「わぁ…!ここに私も…!」

 

「うん!一緒に頑張ろ!」

 

「かのん先輩…はいっす!」

 

きな子ちゃんもやる気十分だし、特に心配するようなことはないかな?

 

「はわわわ~!」

 

と思っていたけど……大丈夫かな?バランス崩して転びそうになったところをかのんちゃんが支えた。

 

「大丈夫!?」

 

「しゅいません…」

 

「初めは誰でもそうなるよ」

 

「頑張ります!」

 

今度は腹筋をするけど、中々出来ないでいるし……

 

「紗桜莉さん」

 

「何?蓮華ちゃん」

 

「私たちは皆さんと同じ練習をしなくてもいいんですか?」

 

「あぁ、私たち……と言うよりかは私は基本的にみんなと違う感じにやってるし、たまにみんなに混ざってやってるときもあるよ」

 

同じ練習でもいいけど、私的に自分にあった練習をしている。

 

「だから蓮華ちゃんも今までやっていた自分用のやつをやるのもよし、みんなに混ざってもよしだよ」

 

「分かりました」

 

 

 

 

 

次はランニングだけど、私は走れないので、後ろから自転車で追いかけるけど……

 

「きな子ちゃん……大丈夫?」

 

「はふぃ~」

 

まさかここまで体力ないなんて……

 

「私の自転車に乗せたいけど……余計きついかもしれないけどな~」

 

「そ、そうなんですか……」

 

「この自転車……トレーニング用に改造していてね」

 

試しにきな子ちゃんに乗ってもらうと……

 

「お、重い~なんなんっすか?これ~」

 

「脚力増強自転車。ペダルに重りをつけてるから……」

 

「紗桜莉さん……凄いっす……」

 

「とりあえず辛くなったら言ってね」

 

「は、はい……」

 

ランニングが終わり、今度は振り付けを合わせるけど、きな子ちゃんはまぁ始めたばかりだからな~

 

「やっぱりダメっす…」

 

「まだ初日だよ?」

 

「そうですよ」

 

「昔から運動は苦手で…いつも一人で置いてかれてたっす…」

 

「そんなこと心配ないデス」

 

「そうそう。この子なんて入った時 腹筋一回もできなかったんだから」

 

「それはもう過去のこと!可可も必死で…」

 

「この子を安心させるためでしょ!話し合わせなさいよ!」

 

「そうです!きなきなの方が昔の可可よりもずっとすごいです!」

 

「そうなんっすか?」

 

「うん。だから前向きに」

 

「そうだね。きな子ちゃん、運動できないって言ってるけど、最後までついていけてるじゃない」

 

「紗桜莉先輩……」

 

リタイアするかと思っていたけど、諦めずにゴールした。それは凄いことだと思う。

 

「そうだ。センター立ってみて」

 

「きな子がっすか?」

 

「うん」

 

かのんちゃんたちは並び、きな子ちゃんはセンターに立つ。

 

「わぁ~!」

 

「気持ちいいでしょ?」

 

「はい!」

 

「これがラブライブのステージになったら応援してくれる人がたくさん集まってくれて私たちに力をくれるんだ」

 

「素敵っす」

 

「だから元気出して」

 

「頑張ります!」

 

これで少し気持ちが前向きになってくれたらいいな。

 

「そう言えば蓮華ちゃんからは声をかけてあげないの?」

 

「あ、私は……もしかしたら傷つけちゃうかと……」

 

気にすることなのかな?




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