新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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かのんママ『ウィーン、高いところに上り、かのんと話なさい』

ウィーン「分かりました。マザー」

かのん「お母さん……何言ってるの?と言うかあなた誰?」


08 Liella vs 紗桜莉 vs 蓮華

今日も練習。私はみんなの後ろからトレーニング用の自転車でついていく

 

「溶ける~!」

 

きな子ちゃんも徐々に付いていけてるから安心だ。

 

「頑張れ~」

 

少し行った先の橋の下で一旦休憩をすることに……

 

「さすが東京…暑いっす~!」

 

「さぁひと休みしたら次のセットに入るよ!」

 

「お願いします!」

 

きな子ちゃんもやる気満々だ。するときな子ちゃんはある建物に気がついた

 

「ん?あれは…ステージっすか?」

 

「うん。きな子ちゃんは見るの初めて?」

 

「はい!」

 

あそこって、確か……そうだ。クーカーの……

 

「去年はこのステージで歌ったのよ」

 

「歌ったのは可可とかのんデス」

 

「ここでお二人が…!」

 

「もう1年か」

 

懐かしいな~あの時は本当に大変だったな~

 

「スクールアイドルが中々認められなくって、かのんちゃんと恋ちゃんがギスギスしてたからな~」

 

「い、いや、それ以上に紗桜莉ちゃんの方が……」

 

「本当に今思い返すと……私はよく紗桜莉さんにあんなことを……」

 

あの、恋ちゃん?恐怖に震えてない?

 

「紗桜莉先輩たち仲が悪かったんですか?」

 

「蓮華ちゃん、あの頃の恋ちゃんは色々とあってスクールアイドルをやること事態に否定的だったの」

 

「かのんや可可たちは揉めに揉めて……特に紗桜莉さんはあの手この手でレンレンを黙らせていました」

 

「くぅちゃん、言い方……」

 

「あぁあの噂は本当だったんっすね」

 

「嘘みたいだと思ってたけど……」

 

あれ?一年の間でどんな噂が流れてるの?

 

「でもこうして話していると紗桜莉先輩は優しい人っす」

 

「きな子ちゃん……後で何かご馳走するね」

 

「本当っすか!」

 

きな子ちゃんの頭を撫でる私。本当にいい子だな~

 

「そういえば今年はフェスあるんでしょうか?」

 

すると恋ちゃんのスマホに通知が届き、確認すると……

 

「来ました!Liella招待されました!それに……これは!」

 

スマホに映し出されたのは、Liellaとそして私と蓮華ちゃんの名前だった。これってつまり…………

 

 

 

 

 

 

 

学校に戻り、改めて今度のフェスについて話した。

 

「最後?」

 

「はい。Liellaには一番最後をお願いしたいと……そして紗桜莉さん、蓮華さんはその前にやってもらうようにと」

 

「それってつまりトリ!ズバリ私たち主役ったら主役よ!」

 

「うるさいデス」

 

「本当にいいの?私たちで?」

 

「今年Sunny Passion様が出演しませんので」

 

「そうなんだ」

 

「2人は最後の学園祭ライブに向けて全力で準備するそうデス!」

 

「もう神津島行きのチケット取ってあるんだ」

 

「もちろんデス!今年で最後ですのでこの目でしっかり焼き付けてきます!」

 

まぁどっちを優先するかならね。やっぱり思い入れのある学校の方を優先するよね

 

「その…サニーサイドとかいうのは…」

 

「Sunny Passionです!」

 

「去年のラブライブの優勝者!今最も素晴らしいスクールアイドルですよ!」

 

「そんなお方とはつゆ知らず~!」

 

いや、つい最近までスクールアイドルのことを知らないんだから……とは言ってもくぅちゃんを止めるのは無理そうだな~

 

「あとで動画送りマス!」

 

「ありがとうございます!」

 

「トリか」

 

「つまり優勝候補ってことだよね」

 

「えっ?でもフェスってラブライブの大会とは…」

 

「直接関係はないけど去年そこで1位を取れって言われて大変だったでしょ?」

 

そんなこともあったな~まぁ言い出したのは理事長だったけど

 

「そうなんっすか?結果は…」

 

「新人特別賞だった。1位はSunny Passionさん」

 

「ほえ~」

 

「そう考えてみると実は私たちってまだ勝ったことないんだよね」

 

「だからこそここでまずビシッと結果を出すのですよ!」

 

「その通り!ギャラクシーな優勝候補であることを見せつけるのよ!」

 

「リベンジです!」

 

「そうですね。息の合ってる2人を信じて頑張りましょう」

 

すみれちゃんとくぅちゃんは顔を見合わせ、お互いにふんっと顔を背けた。

本当に仲良くできないかな~

 

「それで紗桜莉さんと蓮華さんは今回は……」

 

「まぁ敵同士だね。おまけに私はみんなと同じように結果を残せてない……だからこそ今回はどんな手を使っても勝つよ」

 

『…………』

 

「いや、こう言うときこんなことを言った方がいいかなって思って……」

 

「あ、冗談か」

 

「でも私たちも負けないよ!」

 

「そうねったらそうね!」

 

「紗桜莉も蓮華も強敵ですが!可可たちも負けられません!」

 

「そうですね!本気でぶつかり合いましょう!」

 

みんな、やる気満々だけど……蓮華ちゃんは何だかボーとしてるけど……大丈夫かな?

 

 

 

 

 

その日の夜、かのんちゃんと二人でサニパの二人とリモートで話していた。

 

『久しぶり』

 

『がんばってる?』

 

「はい。摩央さんたちも学園祭のライブに向けて頑張っているって聞きました」

 

『今年が最後だからね』

 

『それで何?話って』

 

「いえ…大したことじゃないんですけど…」

 

『何々!?恋の話!?』

 

「かのんちゃん!いつの間に!」

 

「違います……Liellaのことなんですけど、どうして私たちのことを一番心躍るグループだとインタビューで答えてくれたのかなって」

 

『迷惑だった?』

 

「いえ。ただ私たちってスクールアイドル始めたばかりだし結果も何も出ていないのに」

 

『そんなことは関係ない』

 

『単純に素晴らしかったから。特にあのクリスマスのステージは……そしてあの時の六人でのステージもね』

 

「あのステージも見てくれたんですね」

 

『うんうん、あのステージだけじゃ勿体ないくらいだけどね』

 

『ただ私たちはそれでも負けないけどね』

 

『私たちね、もう一度優勝したいって思ってるの』

 

『知ってる?ラブライブの歴史上連覇を成し遂げた学校は一つもない。もし成し遂げればSunny Passionの名前はラブライブの歴史に深く残っていく』

 

『学校の名前も島の名前も』

 

『もちろんとても高い壁だというのは分かってるけどね』

 

サニパの二人の目標は高いな~それに高いからこそその情熱も凄い……

 

「そんなすごいことを目標にしていたんですね」

 

『えっ?』

 

「私応援します!」

 

いや、かのんちゃん……応援するって……

 

『あははははっ!』

 

「ん?」

 

『それはとても嬉しいけどいいの?』

 

『私たちが連覇するってことはあなたたちが負けるってことになるけど…』

 

「うえっ!?」

 

『ラブライブでまた会いましょう』

 

『待ってるよ』

 

改めて応援とか色々と受けた私たち。これはかのんちゃんたちも頑張らないとね

 

「紗桜莉ちゃんの目標って……天使に会うことだったよね?」

 

「うん、そうだけど……でも今はもうひとつあるよ」

 

「え?」

 

「天使に会うだけじゃなく、ソロアイドルとしてかのんちゃんたちLiellaと並び立つこと」

 

「並び立つ……」

 

「Liellaと私。みんなで優勝って結果を残してみたいから」

 

「そっか!」

 

 

 




ウィーンは次回辺り登場かな?
こちらは本編とちょっと変えるつもりです
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