新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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ついに登場。謎の少女……タイトル……


09 厄介なファンの撃退法?

早朝、フェスまで時間もないしなるべくかのんちゃんに着いていこうと思い、一緒に朝練に出ることにしたけど……

 

「いってきま~す!」

 

「いってきま……ふわぁ~」

 

「無理せず寝てていいのに」

 

「私も頑張りたいから」

 

「そっか……それにしてもまだ寒いね~」

 

暖かくなってきたとはいえ、朝方は冷えるからな~

 

「かのん先輩、紗桜莉先輩」

 

「今日も早いね」

 

「可可先輩のメニューを継続中っす!」

 

「さすがきな子ちゃん!私も一緒にいい?」

 

「もちろんっす!」

 

「それじゃいつも通りに……」

 

「OK」

 

いつも通りにかのんちゃんたちには先に行かせて、私は私のペースで走るのであった。

 

 

 

 

 

それから三人で練習をして行き、屋上でかのんちゃんはきな子ちゃんが頑張っているねという話をしていた

 

「よくなったね!きな子ちゃんのダンス!」

 

 

「嬉しいです!」

 

「さては夜も練習してたでしょ」

 

「えへへへっ」

 

「でもあんまり無理しちゃダメだよ」

 

「実は最近クラスの子に言われたっす。スクールアイドルって素敵だねって」

 

「本当に?」

 

「はい。高校入って一つ大きなものを目指すっていいなって」

 

「嬉しい!すごく嬉しい!きな子ちゃんの言った通りだね。一生懸命やっていればその姿はちゃんと伝わる」

 

「それにその姿を見たら、自分もってなるからね」

 

「繋がっていくってことっすね」

 

「繋がっていく……うん、そうだよね」

 

「ういっす~三人とも早いね~」

 

するとちーちゃんが来たけど、手に持ってる袋なんだろう?

 

「差し入れっすか?」

 

「今来たら部室の前に置いてあって」

 

メッセージもついてる。応援してますか

 

「誰からだろう?」

 

「さぁ?」

 

「多分1年生っす!」

 

とりあえず一本もらい、確認すると…とりあえず毒物は入ってなさそうだ

 

「あの紗桜莉ちゃん……」

 

「つい……大丈夫そうだよ」

 

まぁ流石に変なのを入れるような子はいないだろうしね

するとすみれちゃんとくぅちゃんも一緒にやって来たけど……競争でもしていたのか息を切らしていた。

 

「どうしたんっすか!?」

 

「すみれが競争しようなんて言うから…」

 

「アンタがムキになるからでしょ…」

 

「相変わらずだなぁ。はい」

 

「な、何デス…?」

 

「心して飲んでね。後輩の思いがこもったジュースなんだから」

 

二人に差し入れのジュースを渡すちーちゃん。にしても誰だろう?もしかしたらここが見える位置は……科学室辺りかな?

 

遠いけど双眼鏡で見てる子がいるな

 

 

 

 

 

 

「届いた!やったやった!Liellaに届いた!」

 

「ちゃんと渡してくればいいのに」

 

「うるせぇな!これでいいんだよ!」

 

「それとメイ」

 

「なんだよ?」

 

「気付かれてる」

 

「はぁ?」

 

「屋上からこっちに向かって、手で撃ってるポーズしてる」

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方になり、公園でも練習を続ける私、かのんちゃん、ちーちゃん、きな子ちゃん。

 

「ワンツスリーフォー!ファイブシックスセブン!うん!基礎はバッチリ!よくここまで頑張ったね!ただし今日はもうちゃんと休むこと!ケガしないのも練習のうちだよ?」

 

「はい!」

 

「では失礼しますっす~!」

 

きな子ちゃんを見送る私たち。するとかのんちゃんはあることをちーちゃんに話した。

 

「ねぇ勝てるかな?私たち」

 

「不安?」

 

「ちょっと。やっぱりSunny Passionさんや学校のみんなの話を聞いてると結果出したいなって。期待に応えたいなって」

 

「分かるよ」

 

「私ねラブライブのステージは本当に素敵だったと思うんだ。全員で一つのステージを作り上げることができた。でも終わった後にあったのはもう少しだったとか、残念だけど仕方ないとかそういう思いばっかりで。だからみんなで喜ぶには勝つしかないんだって」

 

「そう考えると大変だよね。ラブライブって」

 

「でもそうやって色んなグループと競い合って一つのものを目指して高め合っていくのは楽しい。すごくワクワクする」

 

「それでこそかのんちゃんだ」

 

「それに今回は私と蓮華ちゃんもいるからね。楽しいフェスにしよう」

 

「うん!」

 

するとちーちゃんのスマホから呼び出し音がなった。

ちーちゃんは確認すると…

 

「家からだ。遅くなるって話してくるね」

 

ちーちゃんが電話してくるといい、どこかへ行く。

 

「いい時間だから私たちも」

 

「そうだね。そろそろ」

 

「渋谷かのん」

 

不意にかのんちゃんの名前を呼ばれ、振り向くと滑り台の上に一人の少女がいた。

 

「あなたは?」

 

「優勝候補なんでしょ?歌ってみてよ」

 

「えっ?」

 

「できないの?」

 

「あ、もしもし、警察ですか?すみません、今変な女の子に脅迫をされています」

 

よく分からないけど、厄介なファンの子かな?とりあえず軽めに……

 

「かのんちゃん?どうしたの?」

 

するとちーちゃんが戻ってきたけど、さっきの女の子はいなくなっていた

 

「今……紗桜莉ちゃんが脅してた」

 

「えっ?」

 

「失礼な。厄介なファンを撃退しただけだよ」

 

「なるほど」

 

「ファンの子なの?」

 

まぁいなくなったから脅しが聞いたのかな?

 

 

 

 

 

 

家に帰り、少し変な気配を感じ、外を見ると…夕方の子がいた。えっと写真撮影して……また見かけたら、注意してもらおう

 

 

 

 

 

 

次の日

 

「ガッデ~ム!たった1分遅れただけで低評価…ん?随分賑わっているんですの」

 

 

 

 

 

フェス会場に来た私たち。

 

「これがヨヨギスクールアイドルフェス…!スクールアイドルがたくさんいるんっすね」

 

「幸せデス!スクールアイドルまみれ~!」

 

「かのんちゃんこっち見て。ステージに向けた意気込みを」

 

ちーちゃんがスマホを向けながらそう言う。意気込みか~

 

「何これ!?」

 

「ライブの裏側を後でアップしようと思っています」

 

「じゃあみんな見るってこと!?」

 

「当たり前でしょ」

 

「すみれちゃんお願い!」

 

「まったくしょうがないわねぇ。いい?こういうときは…ギャラクシー!平安名すみれで~す!」

 

「バッテリー切れた」

 

「なんで!?」

 

すみれちゃん…まぁある意味おいしいよ

 

「かのんちゃん」

 

「来てくれたんだ!」

 

「今日のフェスすごい人気あるみたいでさ。うちの生徒でも入れなかった子たくさんいるみたい」

 

「そうなの?」

 

「みんなネットで応援してるって言ってたから頑張ってね」

 

「実は一番緊張してるのはかのんちゃんだったりして」

 

「えへへへ…」

 

「自分たちのやってきたこと信じよ」

 

なんというか去年と違って、みんなが応援してくれてるんだよね。さぁて私も頑張らないと!

 

 

 

 

 

かのんside

 

着替えが終わり、ステージ裏に行こうとすると

 

「澁谷かのん」

 

「あっ」

 

昨日の子……女の子は直ぐに去っていき、私は追うが見失った。だが1羽の蝶が見え、追っていくと……ステージにあの子が……

そのステージはその場にいたみんなを魅了していく。そして蝶が周りに舞っている。凄い…………

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

そろそろ出番。みんなは他のアイドルたちのステージを見ているけど……私は見ない。

 

「紗桜莉せんぱ……!?」

 

蓮華ちゃんに声をかけられているけど、今は返事をする気がない。今この場で全てを出すために…………

 

私はステージに上がり、歌い始める。私の全てをここに出す!




紗桜莉の結果は次回です!
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