帰り道、ちーちゃんのバイト先に来ていた私とかのんちゃん。かのんちゃんは何か悩んでるみたいだけど……
「これは…完璧なマル!かのんちゃん見…かのんちゃん?」
たこ焼きが上手く焼けたみたいで嬉しそうにしているちーちゃんだけど、かのんちゃんの様子に気がついたみたいだった。
「まだ部長引き受ける気にならないの?」
「そういうわけじゃないけど…」
「かのんちゃんが始めたんだよスクールアイドル」
「違うよ。始めたのは可可ちゃん」
「でもみんなをまとめてきたのはかのんちゃんでしょ?」
「確かにまとめてきたと言うより、中心にいてくれたのがかのんちゃんだもんね」
「紗桜莉ちゃん……確かにそうかもしれないけどだからこそ新しくなろうとしているLiellaの部長は自分じゃない人の方がいいと思う」
かのんちゃんの言うことは分かる。確かに新しくなろうとする為にはって思うと……
「例えば、ちぃちゃんとか…」
「私!?私は無理だよ~!」
「どうして?」
「だってそういうの向いてないし…」
ちーちゃんか。私的にはいいかもしれない。でもちーちゃんが向いてないって思っているなら、無理に説得するのはな~
「あの…少しお話が…」
突然声をかけられ、振り向くと声をかけてきたのは四季ちゃんだった。
「あれ?四季ちゃん?」
「相花さんも一緒でしたか」
「知り合い?」
「一年生で、ちょっと話したら気があってね。それで話って?」
「お願いしたことが……」
蓮華side
「蓮華ちゃ~ん、練習いこっす~」
「うん、行こう」
「きな子ちゃんと蓮華ちゃんは今日も部活?」
「もちろんっす!興味があったらいつでも来てくださいっす!屋上で待ってますっす!」
楽しそうにクラスメイトと話していると、視線に気がつく私たち。米女さんがまたこっちを見ている……
「あっ!また教室でスクールアイドルの話を…ごめんなさい…ごめんなさいっす~!」
「おい!別に怒っていな…」
逃げ出すきな子ちゃん。なんと言うか……睨んでいるって感じじゃないような……とりあえず私はきな子ちゃんを追いかけるのであった。
メイside
いつの間にか教室からいなくなっていた四季。いつも通りなら科学室にいるはずだと思い、来てみるとやっぱりいた。
「おい四季 少しはクラスに馴染もうとしろよ。このままだと中学の時と同じになるぞ」
返事がない。なんだ?怒ってるのか?
「なんだよ怒ったのか?春休みに言ってただろ。高校入ったら少し頑張ってみるって」
更に話しかけるが返事がない。
「おい!聞いてるのか!」
肩を掴んだ瞬間、四季が崩れ落ちた。と言うか四季だと思っていたのがまさか……骨格標本!?
「ったく。なんだ?」
骨格標本が下げていた双眼鏡で屋上を覗き込むと……そこにはスクールアイドル部の面々に四季が……
「えっ!?」
紗桜莉side
四季ちゃんが体験入部することになった。とは言え何かしら思惑があるのかもしれないけど……
「では自己紹介をどうぞ」
「若菜四季です」
「四季ちゃんはこの前のライブを見て興味を持ってくれたみたいなんだ」
「ありがとうございます。今日はスクールアイドルを体験してみてください」
「1年生っす…!きな子と同じ1年生っす…!」
「うんうん!」
まぁきな子ちゃんが感激して泣いてるし……あまり深くは言わないでおこう。
早速練習を始める私たち。四季ちゃんも混ざってだから軽めにやる感じだ
「はい、 いいですよ…!可可くらい体は柔らかいみたいですね!」
「割と余裕」
うん、 まぁ始めたばかりだからね。固いのは仕方ない
「今日はせっかく来てもらったので軽いステップとフォーメーションを体験してもらおっか」
「いいですね」
「みんなと一緒に踊るのは本当に楽しいっすよ!」
歓迎ムードの中、不意に視線に気がつき、ドアの方を見ると赤髪の子が四季ちゃんに向かって、こっちに来いとやっていて、四季ちゃんもそっちが来たら?ってやっていた。二人は知り合い?
「ん?どうかした?」
ちーちゃんも四季ちゃんが何かをしていることに気がついた。
「何?」
「誰かいるの?」
んーこれは……知らない振りをしておいた方がいいかな?
かのんちゃんたちは並び、私と蓮華ちゃんはそれを見ていると、屋上の扉からさっきの赤髪の子が飛び出してきた。
「誰?なんかデジャブね」
「うっ」
「い、いやあの…あの…」
「メイ。1年生」
「友達?」
「もしかしてスクールアイドルにご興味が?」
「い、いや…そそそそそ…」
「ずっとそこで見てた」
「おい!」
「つまり興味津々ということですね?」
「ちょうどよかったです」
「もしよかったらちょっとだけ体験してみない?スクールアイドル」
「私が?スクールアイドル…」
「うん」
「私が…?」
「四季はどうするんだよ?本当にスクールアイドル始めるのか?」
「私はまだ決めてない」
「……嘘つくな。帰る」
なるほどね……四季ちゃんの狙いとメイちゃんが怒ってる理由が何となく分かったかな。
「そんな せっかく…」
「帰るって言ってんだよ!」
帰ろうとするメイちゃんだけど、屋上の扉が開けられないでいた。
「あ、ごめんね。オートロックシステムが誤作動したみたい。直ぐに開けるね」
私はこっそりメイちゃんに近寄り、あるものを取り付けるのであった。
メイちゃんは扉が開くとそのまま帰っていく
「メイちゃん……」
「あの~紗桜莉先輩……オートロックシステムってなんっすか?」
「え?あぁあれは……オートロックシステムは嘘だよ。ちょっと気になることがあるから、遠隔操作で鍵をかけただけだから」
「なるほどっす」
「あの、いつの間にそんな改造を……」
「え?去年くらいに」
恋ちゃんはそれを聞いてため息をつくのであった
キャストがあんなこと言うなよ……
やはり、シキメイにはあまりトキメカナイ
感想待ってます!