新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回はオリストです!


14 部室大改造

理事長室にて……外は雷が鳴り響くなか、ある二人が話していた。

 

「それじゃ頼まれてくれるかしら?」

 

「えぇ、任せてください」

 

「本来なら専門家に任せるべきだけど、貴方なら専門家以上に信頼できるわ」

 

「予算ももらってる以上はしっかりやらせてもらいます」

 

「足りなかったら言ってね。追加分出すので」

 

「安心してください。資金は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

メイさんと四季さんの二人が入ってきてくれて嬉しいっす~

 

「ご機嫌だね。きな子ちゃん」

 

「えへへ、きな子と蓮華ちゃん以外に一年生が入ったから」

 

「確かに前までは二人だけだったし、私は一緒に練習すること少ないしね」

 

「本当に嬉しいっす~」

 

部室の扉を開ければ、もう二人とも来ていて楽しい活動が…………

 

「おっこいしょ~」

 

扉を開けた先には、ハンマーを持った紗桜莉さんが部室の壁を破壊している姿が…………

 

「へっ?」

 

「あれ?二人ともどうしたの?」

 

「いや、紗桜莉さん……何してるんですか?」

 

「え?見てわからない?」

 

見てわからないっすか?えっと、紗桜莉先輩がつなぎ服を着て、ハンマーで部室を…………

 

「すみれ先輩と可可先輩が何かやらかしたっすか……」

 

「なんでそうなるの!?」

 

「あれ?きな子ちゃんと蓮華ちゃん、どうしたの?」

 

「あ、千砂都先輩~紗桜莉先輩が~」

 

「あれ?あ、ごめん。一年生に連絡し忘れてた」

 

「「へ?」」

 

「ほら、部員が増えたから部室の増設をすることになってね。紗桜莉ちゃんがそういうの得意だからやってもらってるの」

 

「って言っても、一人だと大変だから、みんなに手伝ってもらってだけどね」

 

だからハンマーを……

 

「だから二人とも着替えてきて、四季ちゃんが科学室を更衣室として貸し出すって言ってたから」

 

「了解っす」

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

みんなが着替え終わり(恋ちゃんは生徒会で来れない)、改めてみんなに説明をする。

 

「さてととりあえず図面的にはスペースを広げるだけだから……」

 

「紗桜莉ちゃん、一応聞くけど……変な改造とかは……」

 

「あはは、するわけないじゃん。恋ちゃんに念を押されてるし」

 

全く恋ちゃんは信用がないんだから~

 

「それなら安心だけど……私たち、初心者だから出来ること限られてると思うけど……」

 

「とりあえず一年生には事前にちーちゃんに聞いておいた必要物品の買い物を頼んでいい?」

 

私はきな子ちゃんに買い出しリストを渡した。

 

「えっと、アコーディオンカーテンに……ソファー……え、これを買ってくるっすか?」

 

「一応言っておくと、買って配達してもらようにお願いしておいてね」

 

「了解っす」

 

「にしても……これ、お金とか足りるのか?」

 

「確かに……割と高いのとか多い……」

 

「お金は理事長が出してくれてるから大丈夫だよ」

 

「あぁ、その物品は私のお金から出してあるから大丈夫だよ」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

え?そんなに驚くことなのかな?とりあえず二手に分かれて作業開始するのであった。

 

 

 

 

「それにしても……紗桜莉が何でも出来るのには慣れたけど……本当に何でもできるわね」

 

「いやいや、流石に何でもは~」

 

「そんな謙遜するなんて……」

 

「逆に出来ないことはないのデスか?」

 

「流石に爆弾は作れないかな?」

 

「それ作る必要あるの?」

 

何があるか分からないからね~もしものために学んでおいた方がいいと思うし

 

「そう言えば紗桜莉ちゃんはお金とかあったんだね」

 

「確かに……仕送りとかかのんの家での手伝いでお金を持ってるとかデスか?」

 

「紗桜莉ちゃん、バイト代とか貰ってないよ」

 

「基本的には……宝くじとか買っていたら、いつの間にか……」

 

宝くじって案外当たるものなんだね~

 

「本当にこの子……凄いわ……」

 

 

 

 

 

 

 

きな子ちゃんたちも戻ってきて、作業を手伝ってもらい、後は買ってきてもらった物品を設置するだけになった。

 

「本当に普通に出来たわね」

 

「紗桜莉が何の仕掛けとか設置してないのは本当に驚きデスが……」

 

「あはは、そんな変な仕掛けとか設置しないよ~したとしても……バレないようにやるし」

 

「紗桜莉ちゃん……うん、まぁ何となく分かってたけど……」

 

こうして新しい部室が完成するのであった。それにしてもきな子ちゃんたち、けっこう遠慮して安いソファーとか買ってきたんだな~




次回、ついに……夏美回!

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