新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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タイトル通り察してください。

個人的には書いてて楽しい…………(別に嫌いというわけではないですからね)


07 この二人、仲悪すぎ byかのん

かのんちゃんが歌えるようになったからか、その日の朝……かのんちゃんの部屋から歌声が聞こえてきたけど…………

 

『カフェオレ 焼きりんご~♪大好きさルールールルー♪トマトも食べたい~♪ハンバーグもいい~♪ふぅ~!』

 

「何?」

 

「私が聞きたいわよ。紗桜莉ちゃん、なにか知らない?」

 

「なんと言いますか……嬉しさのあまりというべきですね」

 

まさかあそこまで上機嫌になるとは……それほど嬉しかった証拠なんだよね

 

「おっはよ~!」

 

するとテンションアゲアゲで下りてきたかのんちゃん。うん、ここに来てからこんなかのんちゃんを見るのは初めてだよ

 

「おっ!今日から2年生だね?」

 

本当にテンションが……

 

「いっただきまーす!」

 

うん、テンションが……

 

「まんまる、行ってくるね!紗桜莉ちゃん!行くよ!」

 

テンションが凄すぎて、ちょっと押されぎみなんだけど…………まぁ仕方ないよね

 

 

 

 

 

 

早速スクールアイドル活動を始めようとするが、申請書を出しに行ったくぅちゃんは落ち込んでいた

 

「ああ~…ダメだったですぅ~…」

 

「何?どうしたの?」

 

「くぅちゃん、申請書を出しにいってくれる話だったけど……」

 

「そうなの!?」

 

「はい……スクールアイドルはやはりこの学校には必要ないと葉月さんが…」

 

葉月?あーポニテさん

 

「あの怖い子…」

 

「聞いたところ部活に関しては暫定的にあの人を中心とした生徒会が管理するという話になっているみたいでして。そこに受理されないと…」

 

「私に任せて!」

 

お、かのんちゃ、ノリノリだ…それならここは任せてもいいよね?

 

 

 

 

 

 

早速ポニテさんに会いに行く私たち。かのんちゃんは申請書を受けとるように言うけど……

 

「答えは同じです」

 

「どうして?」

 

「同じ説明を2度したくないのですが」

 

そうだね。同じことを説明するのは面倒だよね

 

「分かんないよ!だって部活だよ?生徒が集まってやりたいことをやって何がいけないの!?」

 

「スクールアイドルにも音楽と言える要素があります」

 

「それが?」

 

「分からないのですか?音楽科があるこの結ヶ丘は少なくとも音楽に関してはどんな活動であっても他の学校より秀でていないとこの学校の価値が下がってしまいます」

 

「つまりレベルの高いものでないとダメってこと?」

 

「それなら大丈夫デス!可可とかのんさんなら…」

 

「本当にそう言えますか?スクールアイドルは今や多くの学校で活動が行われています。その状況の中であなたたちがこの結ヶ丘の代表として恥ずかしくない成績をあげられますか?」

 

「やってもないのにそこまで…」

 

「もう一度言います。音楽に関してはどんな活動であっても他の学校より秀でていないとこの学校の価値が下がってしまうのです。音楽活動に関しては他校に劣るわけにはいかない」

 

うんうん、言ってることは多分間違ってないけど…でもどうしてかな?

本当に気になるな~

 

「どうしてもやりたいのであれば他の学校に行くことですね」

 

「そんな…」

 

「黙って聞いていたけど、気になることがあるから言っていいかな?」

 

「何ですか?相花さん」

 

「学校の価値とか言ってるけど、ポニテさんは何様なのかなって」

 

「「あ……」」

 

何かしまったって感じの声が二人から聞こえたけど、気にしない気にしない

 

「何様?私は……」

 

「あー、天下の生徒会長さま(仮)でしたよね」

 

「仮とはなんですか?生徒会は厳選な…………」

 

「厳選ね~音楽科の子達の票を集めたの?それとも設立者の娘だから…………出来レース?」

 

私がそう言った瞬間、胸ぐらを掴んでくるポニテさん。へー意外だ

 

「その出鱈目しか言えない口を塞ぎなさい!」

 

「出鱈目?違うよ。想像で言ってるけど…………まさか怒るって言うことは…………図星?」

 

「つぅ!?」

 

腕をあげるが、それ以上は動かなかった。まぁ仕方ないか

 

「それにやってもないのにグダグダ出鱈目を並べたのあなたですよね?やってダメだったから言われるならまだしも、やってもないのに学校の価値が下がるとか…………よく言えるね」

 

「それは…………」

 

「ま、まぁ……紗桜莉ちゃん……落ち着いて」

 

「学校の価値が下がる心配なら……貴方もスクールアイドルやってみたら?」

 

「「「はぁ?」」」

 

私の言葉を聞いて驚く三人。いや、そりゃそうでしょ

 

「あれだけで偉そうな事を言ったんだから…………さぞや素晴らしいパフォーマンス出来るよね?それとも……口だけなのかな?生徒会長は…………」

 

「貴方は…………!!」

 

掴んでいた手が離れ、悔しそうにしている生徒会長。さて、後は……

 

「他の学校へ行くことを進めるというのは……酷い事を言っている自覚がありますか?生徒会長」

 

そう言い放ち、私たちはその場から去るのであった。

何となくだけど……あの子は…………嫌っている訳じゃなく、色々と縛られているのかな?

 

「何でこの二人……仲悪いのかな?」

 

 

 

 

 

 

放課後、かのんちゃんの家に集まった私たち。くぅちゃんは一枚の紙を見せながら…………

 

「あのこんちくしょ~許すまじ…!」

 

何か退学届けを持ちながらそんなことを言っていた。




因みに紗桜莉のメンバーの呼び名は、かのんはちゃん付け

可可はくぅちゃん

後三人は……どうしよう?

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