紗桜莉side
「何か御用ですの?紗桜莉先輩」
四季ちゃんに許可を貰って科学室で夏美ちゃんと話していた。
「ちょっとね。ほら、オニナッツの契約書の件でね」
「あれは契約破棄したのでは?」
「まぁそうだけどね……ちょっとやっぱり制裁が必要かと思ってね」
私がそう告げた瞬間、逃げ出そうとする夏美ちゃん。そんなことさせない!私は扉の鍵が勝手に閉まるリモコンのボタンを押した
「開きませんの!?」
「逃がさないよ~」
「な、何をするつもりですの?もしかして……マニーを!?それともエッチなことを!?」
「いや、しないから……夏美ちゃんにはお仕置きとして私企画の動画撮影をしてもらいます!」
「へっ?そんなことでいいですの?」
「うん、そんなことでいいんだよ」
「それなら楽勝ですの」
と豪語していた夏美ちゃんだけど……
「えっと、これはなんですの?」
「なんですのって、池の掃除だよ」
「だから動画撮影で池の掃除なんてするのですの!」
「え?『あのオニナッツが学校を綺麗にする』って企画だけど?」
「そんな企画あるですの?もっとこう……みんなが目を引くような……」
「これでも一応軽いやつを選んでるんだけどな~」
候補として『オニナッツ!バンジージャンプをしながら歌を歌う』とか『オニナッツ!深夜の廃墟に潜入!』とか考えたんだけどな~流石に色々とまずいから止めたんだけど……
「その顔……ヤバイものを考えていませんですの?」
「やりたい?」
「遠慮するですの」
「それじゃ池の掃除頑張ろう!」
夏美side
何とか綺麗にし終わったですの……でも……
「あんな数のカエルの卵……もうタピオカ見れませんの……」
「あぁ似てるからね~」
この先輩は……なんと言うか……本当に事故の後遺症で足を使ったことや体力に自信がないって本当ですの?明らかに嘘みたいだと思いますの……
「さて次は……」
「次なんてあるですの!?」
「もう疲れちゃった?」
この先輩……もしかして遠回しに仕返しをしているつもりですの?それだったら……
「先輩、もしかして……仕返しをしているですの?」
「はい?」
「私がかのん先輩たちを利用していたことに対して、怒っているからこんなことを……」
「まぁ…最初に言ったように、お仕置きは目的だけど…」
「それでも怒っているですの?」
「怒っている…けど。まぁそこはかのんちゃんに免じて私は許してるよ」
「…………」
「後は私としては遠慮とかしてほしくないからこんなことをしているだけ」
「遠慮ですの?」
遠慮って……そんなことした覚えがないですの
「なんと言うか……そこら辺をしっかりとね……確認したかったから……それに夏美ちゃん、そう言うことをして、反省して……つい遠慮とかしてほしくないから」
「……だからってこんな企画とかやらなくても」
「いや~そう言うのどう確認しようかと思ってね。掃除してて分かったよ。夏美ちゃんは反省もしてるし、仕出かしたことを罪の意識を感じて、距離を置こうとしているとかないからね」
「……紗桜莉先輩……」
「と言うわけでこれからもよろしくね。夏美ちゃん」
「はいですの!」
紗桜莉side
色々と反省しているのが分かったし、夏美ちゃんも遠慮とかしてないから良かった。
「そう言えば紗桜莉先輩の憧れのスクールアイドルについてちょっと調べてみたですの」
「そうなの?」
「天使と呼ばれたスクールアイドル……本当にそういう方がいるのか調べてみましたですの。そしたら……こんな動画が」
そこに映し出されたのは、私が病院で会ったあの人だった。投稿された日付を見ると、あの人が高校生の頃のライブ映像……
「普通に検索しても引っ掛からなかったですの。ただこの人が通っていた学校のスクールアイドルの動画の中に、関連動画としてあがっていたですの」
「…………そっか」
眩しいくらいの笑顔で、ステージを楽しむ姿……本当に私が憧れた天使だった
「あっていましたですの?」
「うん、この人だよ……」
いつか会える日を……私は……頑張らないと
「それと……ちょっと調べる過程で見つけたのが……」
夏美ちゃんが見つけた動画を見ると、それはあるグループのライブ映像……中学生たちが結成したグループみたいだけど……これって……
「この真ん中にいる子は……」
「うん……そうだよね」
そこには蓮華ちゃんが映し出されていたけど……何だか……
「必死だね」
「はいですの……今と違うですの」
この事は夏美ちゃんとの秘密にすることにした。もしかしたら蓮華ちゃんの触れてほしくない部分なのかもしれない。
最新話見て、思ったこと……恋ちゃんが一人で生徒会を回していたのなら……この作品内では…………紗桜莉ちゃんを一人で何とかしようとしていたのか……
感想待ってます!