新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回からオリスト!シリアスめに書いてます


25 アザミの花言葉 触れないで

『ーーーーーーーー』

 

違う……私は……

 

『ーーーーーーーー』

 

私はそんなつもりは……

 

『あんたはアザミの花と同じね』

 

 

 

 

 

「はっ!?」

 

目を覚ます私……嫌な夢を見ていたからか、汗で気持ち悪い…………

私はシャワーを浴びながら、夢の事を思い出していた。

 

「ここ暫くは……見なかったのに……」

 

ソロアイドルになってから見なくなったのに……もしかしたら望み始めてしまったから?だとしたら……

 

「みんなはそんなことを言ったりしないけど……でも……私は…………」

 

私は…………

 

 

 

 

 

 

シャワー浴び終え、着替えようとすると呼び鈴がなった。きな子ちゃんかな?それならバスタオル姿でも別にいいかな?

 

「蓮華ちゃん、おは……って何て格好してるっすか!?」

 

「あぁ、ごめん。寝汗が凄くって……」

 

「だからって……きな子じゃなかったらどうしたっすか!」

 

「うーん、まぁしょうがないかって思うけど……」

 

「蓮華ちゃんと変わり者っすね……」

 

そんな変わり者って……そんなことないのに……

 

「それでどうしたの?朝から」

 

「あ、そうだったっす!一緒に朝御飯食べようと思って」

 

誘いにきたんだ……なんと言うかきな子ちゃんはいつも気にかけてくれて、少し心が楽になる……

 

「それじゃ一緒に食べようか」

 

「はいっす」

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

喫茶店でコーヒーを飲みながらかのんちゃんからある話を聞かされていた。

 

「合同ライブ?」

 

「うん、ラブライブの前の前哨戦的なものとして……」

 

話を聞くとそんな重い感じのものではなく、軽いノリらしい。まぁ少しでも盛り上げようとしてる感じなのかな?

 

「どこの学校?」

 

「えっと、百花学園だって」

 

あー、何となく聞いた覚えがあるけど……確か中高一貫校だっけ?

 

「明日その学校と打合せするけど、紗桜莉ちゃん、来れる?」

 

「明日か~ちょっと用事があって無理かな」

 

「用事?」

 

「春休みに会った人たちに呼ばれてね。まぁ帰ったら詳細とか聞くよ」

 

「うん、分かった」

 

それにしても急に話したいことがあるって、一体なんだろう?もしかして夜の街を走ろうとかのお誘いかな?

 

 

 

 

 

 

蓮華side

 

百花学園に来た私たち……合同ライブの打ち合わせと顔をあわせをすると言うことでみんなで(紗桜莉さんは欠席)来たけど……

 

「…………」

 

正直……私は来たくなかった……この学校には……

 

「どうしたっすか?蓮華ちゃん」

 

「きな子ちゃん……」

 

「具合悪いなら帰った方が……」

 

「ううん、大丈夫だよ」

 

大丈夫……きっと向こうも私の事を忘れてるはずだから……

 

「…………」

 

「メイ、どうしたの?」

 

「いや、後で話す……」

 

「百花学園……なるほどですの」

 

「それじゃ行こう」

 

 

 

 

 

 

 

かのんside

 

百花学園の部室に案内され、部員の人たちは興味津々に私たちの事を見ていた。

 

「初めまして、百花学園のスクールアイドルの部長兼リーダーの桜花と言います」

 

なんと言うか優しそうな感じの女性だ…………桜花さんは蓮華ちゃんを見て、微笑んだ。知り合いなのかな?

 

「結ヶ丘のスクールアイドル部にはもう一人いると聞きましたが」

 

「えっと、どうにも外せない用事があって……」

 

「そうですか……とは言えその方とは後程挨拶するとしますね」

 

「それで……合同ライブの日程は…………」

 

「そうですね。予選が始まる前に…………」

 

「ねぇ、あの子、そうだよね」

 

「うん、結ヶ丘に行ったんだ」

 

「あれだけ掻き乱したのに、私たちの前に顔見せるなんてね」

 

何だろう?向こうの部員さんたちが何かを話してる?

 

「みんな、静かに……」

 

「でも桜花さん、蓮華のこと……」

 

「そうですよ。私たちは許してないですよ」

 

「あの子を辞めさせた原因なんだし」

 

蓮華ちゃんの知り合い?私は蓮華ちゃんの方をみると……蓮華ちゃんは俯き……そして震えていた。

 

「ちょっと、この子が何をしたって言うのよ」

 

「そうデス!知り合いみたいですが、そんな風に敵意を剥き出すのは」

 

「蓮華さん、大丈夫ですか?」

 

「あの、蓮華ちゃんと桜花さんたちは……」

 

ちぃちゃんがそう聞くと、桜花さんは黙りこんだ。話難い事なのかな?

 

「その子の事知らないんですか?」

 

「自分が出来るからって偉そうに教えようとして……」

 

「部員の一人を再起不能にするまで追い詰めた子だって」

 

「えっ?」

 

私たちは蓮華ちゃんの方を見た。蓮華ちゃんが……そんなことを…………

 

「…………すみません……かのんさん……私…帰ります」

 

蓮華ちゃんは逃げるように去っていく。するときな子ちゃんも立ち上り

 

「かのん先輩!きな子たちに任せて下さいっす」

 

「う、うん…」

 

蓮華ちゃんの事をきな子ちゃん達一年生に任せることにしたけど…………

 

「また逃げ出したね」

 

「あの時も逃げ出したしね」

 

「いい加減認めればいいのに、自分が人を傷つけることしか出来ないって」

 

「あんたたちね!」

 

「すみれ!落ち着くのです!」

 

周りの部員たちの言葉を聞いて、怒るすみれちゃん。可可ちゃんが止めるけど……でも……

 

「貴方たちは練習しに行きなさい」

 

桜花さんは部員たちにそう命じ……部員達は部室から出ていくと……

 

「ごめんなさい……部員達は蓮華さんがしたことを苛めたくせに、謝りもせずに逃げ出したと思っているみたいで……」

 

「あ、あの、蓮華ちゃんは……」

 

「…………この事は話しておくべきね……あの子が百花学園で何をして来たか……そして何をしたのか……」

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

メイちゃんたちと蓮華ちゃんを探していると近くの公園のベンチにいた

 

「蓮華ちゃん、ここにいたっすか」

 

「全く急に帰るからかのん先輩たち心配してたぞ」

 

「戻れそうにないなら……結ヶ丘に戻る?」

 

「………………」

 

声をかけるが……蓮華ちゃんの返事がなかった……本当にどうしたっすか……

 

「その、きな子たちは蓮華ちゃんの昔の事なんて知らないっす、だから気にもならないっすから…………皆のところに」

 

きな子が蓮華ちゃんに触れようとした瞬間、弾かれた。

 

「触らないで……」

 

それは……蓮華ちゃんの明らかな拒絶だった。蓮華ちゃんはそのまま何も言わず何処かへ去っていくのであった…………

 

「蓮華ちゃん……」

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

指定された喫茶店に行くと、春休みに会ったぼうそ……ライダーたちがいた。

 

「話って何ですか?」

 

「あたしらがじゃなく、こいつだよ」

 

姐さんがそう言って指を指した子は……確か、私とよく話していた子だよね?

 

「お久しぶりです……あの話と言うのは薊蓮華についてです」

 

「知り合いなの?」

 

「……友達で……あの子がソロアイドルになった原因……それが私です」

 

これは……厄介そうだな~




紗桜莉が別行動させた理由……一緒に行かせたら1話で解決してしまうからです(特に部員たちの言動に対して)

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