新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回はあんまり話が進まないです


29 オープンキャンパス

生徒会室で作業をしながら、シンボルについて話していた。

 

「とは言ったもののハッキリしないよねぇ」

 

「結ヶ丘のシンボルっすか?」

 

「うん。例えば雪国の学校なら雪のイメージだし、海の近くにある学校なら海だろうし」

 

「いざ、考えると難しいよね~」

 

「結ヶ丘も近くに有名なところがいっぱいあるっすよ。大きな通りにお店に…」

 

「でもそれが結ヶ丘を表してるかっていうと…」

 

「確かに。有名すぎて結ヶ丘を表してるって感じじゃないよね」

 

ナナミちゃんはそう言いながら、書類の山を持ってきた。

 

「これは?」

 

「オープンキャンパスの各部活の企画案だよ」

 

「こんなにあるの!?」

 

「それだけみんなこの学校のことを…」

 

「うん。みんなどんどん好きになってるんだと思う」

 

「スクールアイドル部はオープンキャンパスどうするんっすか?」

 

そう言えばオープンキャンパスも近かったよね……後で学校の整備とかしておかないと…………

 

「うっ…すっかり忘れてた…」

 

「やはりライブを行った方が…」

 

「それなんだけど…」

 

ナナミちゃんからある事を提案された。確かに……今の状況を考えれば…………

 

 

 

 

 

 

「やらないんですか?ライブ!」

 

「うん」

 

「生徒会で話したんだけど私たちは地区予選に集中しようって」

 

「いいの?」

 

「そうですよ!可可なら平気デス。1つくらいライブが増えたって」

 

「私もそう言ったんだけどね」

 

「何があったのよ?」

 

「ナナミちゃんから言われたのはライブをやるとLiellaだけに注目が集まり過ぎちゃうんじゃないかって」

 

「まぁあくまで学校を見てほしいからね。Liellaとなるとやっぱり変な感じになりそうだし」

 

そこら辺難しいところだよね~

 

「それは…」

 

「学園祭でもライブやれたし学校のことを考えたらここは他の色々な部で盛り上げるのも大切なんじゃないかって」

 

「となると私たちは?」

 

「ライブで歌わないとなると…」

 

そこら辺はまぁ皆に任せておこう……さて、私は……

 

「所で紗桜莉は何をしてるのよ?」

 

「私?整備してるんだけど?」

 

繋ぎ服を着ながら、教室の整備をしながら、話に入っていた私。作業をしながらでも話は出来るしね

 

「なんでまた……」

 

「一応生徒会の仕事として、安全面に気を付けておかないと……大変だからね」

 

「紗桜莉らしいデスね」

 

「手伝おうか?」

 

「大丈夫だよ。一応今日の分は終わったし」

 

後は外での仕事があるからね。

 

 

 

 

 

 

そしてオープンキャンパス当日……

 

「いらっしゃ~い!ちぃちゃんのネオレインボーたこ焼きが焼けたよ~!あれ?」

 

ちーちゃん提案のタコ焼き屋だけど……誰も来なかった。

 

「全然ね」

 

「おかしいな。こんなに丸いのに」

 

「そこじゃないと思うぞ」

 

「色…」

 

流石にこのレインボーだと……誰も食べたくはないよね……

 

「ピンチはチャ~ンス。流行を先読みせねばマニーはついてこないですの。ここはこのたこ焼き用に特別配合で作られた大人気スムージーとたこ焼きを合わせて…」

 

夏美ちゃんはスムージーにたこ焼きを入れると……余計毒々しいものに……

 

「レインボーたこ焼きスムージーですの!」

 

「パス」

 

「どうやって食べるんだよ…」

 

「それは簡単。まずはこの特製ストローをカップの中へ。そして一気に…くあああ!?の…喉が…喉に直接暑いのがぁ~!」

 

「大丈夫!?」

 

「何やってんのよ」

 

「あぁ~あっちぃ~!」

 

「愚かさん」

 

「うん、様子を見に来たけど、こっちは大丈夫そうだね……ちーちゃん、火事とかには気を付けてね」

 

「うん、分かったよ」

 

「って紗桜莉さん!スルーは……」

 

とりあえずかのんちゃんたちと合流しに行こう

 

 

 

 

 

 

かのんちゃんたちと合流し、チラシ配りも順調だ。

 

「こちらは問題ないようですね。きな子さん音楽科の演劇のお手伝いお願いできますか?」

 

「分かったっす!」

 

「オープンキャンパスたくさん来てくれてよかったね」

 

「生徒が少ない分、結束力があっていい学校だとこの前雑誌にも紹介されました」

 

「お母さんが願った通り学校になってきてるんだね」

 

本当に……恋ちゃんのお母さんが願った形になってきたかもしれない。多分これは学校のみんなとかのんちゃんたちのお陰なのかもしれないしね

 

「お姉ちゃん、紗桜莉さん」

 

するとありあちゃんが声をかけてきた。あ、来てたんだ

 

「ありあ!?今日来てたの?」

 

「えへへ~驚かせようと思って。私も進路決めなきゃだから」

 

「だったら私が学校案内してあげたのに…」

 

「来年ぜひスクールアイドル部どうですか!?」

 

くぅちゃん、いつの間に……

 

「ちょっと可可ちゃん!?」

 

「姉妹でスクールアイドル!熱い展開ですよ!」

 

勧誘するくぅちゃんだけど、ありあちゃんは苦笑いをしながら、

 

「いや~そもそもここ受験するかどうかも決めてないし…」

 

「アイヤ~…」

 

「あ、そうだ」

 

「ん?」

 

ありあちゃんは私たちに、ある場所まで連れていってほしいと頼むのであった。

 

 

 

 

 

 

ありあちゃんが行きたがっていたのは図書室だった。ありあちゃんはと言うと本の多さを見て……

 

「わぁ~!本がいっぱい!」

 

「妹さんは本に興味があるのですね」

 

「お父さんに似たんだね。休みの時はいつも本ばかり読んでるし」

 

「姉妹というのは色々なのですね」

 

「まぁそれでもかのんちゃんと似てるとこはあるけどね」

 

「え?そう?」

 

「なんと言うか……オフの時の格好と言うか……」

 

「うっ!?」

 

似たような格好をして寛いでるのを見て、やっぱり姉妹だなって思うしね。

 

「面白いよね」

 

「ん?」

 

「ここ元々は音楽学校だったんでしょ?どうしてこの場所に学校を作ろうって思ったんだろう?」

 

「どうして?」

 

「この場所に作った理由は私も…」

 

「ふ~ん」

 

確かにいざ聞かれると……なんでだろう?

 

 

 

 

 

 

 

蓮華side

 

かのんさんたちの手伝いをしながら、スクールアイドル部の屋台を見に行くと……すみれさんと夏美ちゃんが言い争いをしていた

 

「どうすんのよ!こんなに余らせて!やっぱりスムージーなんて…」

 

「何を言っているんですの!問題はたこ焼きですの!た・こ・や・き!」

 

と言うかそのテーブルに置かれた毒々しいのはなんなんだろう?

 

「違うよ!丸は最高だよ!」

 

「丸は関係ない!」

 

「話がややこしいですの」

 

本当に何があったんだろう?メイちゃんと四季ちゃんは関わらないように離れてるし……

 

「蓮華さん!丁度いいところに!」

 

「あんたからも何か言って!」

 

「丸は至高だよね!」

 

「えっと……その……」

 

何だか……巻き込まれる私であった。

 




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