かのんちゃんと一緒に音楽学校の歴史について調べていた。中々これと言うものが見つからない……
「音楽学校の歴史…」
「中々ないね」
「うん……」
二人で悩んでいるとちーちゃんが何かを持ってやってきた。これって……あれだよね?
「いた」
「ちぃちゃん。そうだ片付け…」
「もう終わったよ。はい」
「何これ…」
「えへへへ。売れ残り」
売れ残りと言うか……廃棄物と言うか……うん、何も言わないでおこう
「この町の歴史調べてるの?」
「うん。この学校がなんでここにあるのか。それがステージを決めるヒントになればって」
「見つかった?」
「残念ながらまだ…」
「こう言うのは根気だからね~」
そんなことを話いると、かのんちゃんのスマホにある人から連絡が来た。それは……
「ん?」
「サニパさん?」
みんなを部室に呼び、サニパの二人とリモートで話をすることに……それは……
「ステージ?」
『せっかくなら一番信頼してるスクールアイドルにまずはお披露目したいなって』
『自信作なの』
「サニパ様の…」
「ステージ!」
「これはバズりますの!一足先にネットに…」
夏美ちゃんがスマホで撮影しようとするが、四季ちゃんがたこ焼きスムージーで遮った。
「信頼関係」
「分かってますの」
『では本邦初公開!これが今年のSunny Passionのステージです!』
そこには素敵なステージがあった。これが……サニパの二人が見せたがっていたステージ……
「素敵なステージです!」
「リモートじゃなくて生で見てぇ~!」
『島のみんなが私たちをイメージして用意してくれたの。最後だからって』
「最後?」
『うん。この地区予選を仮に突破できたとしても次は東京大会。さらには決勝。会場は東京の大きなステージになる可能性が高いでしょ?』
『そしたら私たちがこの島でスクールアイドルとしてステージに立てるのは…』
だから最後なのか……
『この島と共に生きて仲間がいたからここまで来られた』
『この学校とこの島をもっと盛り上げたい!みんなに来てほしいって!』
『お互い素敵なライブをしようね!』
「はいデス!」
「ありがたきお言葉…!」
「私たちも見つけなきゃ」
かのんside
「おはよー」
「日曜なのに今日も早いのねぇ。練習?」
「うん。その前にちょっと散歩……そう言えば紗桜莉ちゃんは?」
「あの子なら後輩の子と一緒に出掛けるって」
後輩の子……誰だろう?蓮華ちゃんかな?とりあえず私も出掛けないと……あ、そうだ
「あ、お母さんはこの街で一番好きな場所どこ?」
ステージのヒントになる場所を探していると、自主練中のきな子ちゃんを見つけて、声をかけた。
「きな子ちゃん」
「あれ?かのん先輩!どうしたんっすか?先輩も個別練習っすか?」
「ううん。今日はステージのヒントがどこかにないかなぁと思って、そうだ。きな子ちゃんは今年になってこの街に来たんだもんね。時間あったら一緒にぶらっと街を歩かない?」
「かのん先輩とっすか?行くっす!」
きな子ちゃんと一緒にいろんな所を回る私。とりあえず近くのクレープ屋さんで一緒にクレープを食べていた。
「あ~むっ!かのん先輩とお出かけっす~!ルンルンっす~!」
「ついてるよ」
「それにしても朝からすごい人っすねぇ」
「休日だから余計ね」
それから二人で回っていると、何だか見覚えのある二人がいた。
「はい、じゃあ今から街中で見つけた食べ物を全部食べる!やっていこうか」
「あの、紗桜莉さん……それは……」
「大丈夫!食べた分だけ動けば行けるから!」
「鬼畜ですの……」
「紗桜莉ちゃんに夏美ちゃん?」
「何してるっすか?」
「あれ?二人とも……」
「かのんさん、助けてくださいですの……紗桜莉さんの企画が全部鬼畜ですの~」
「紗桜莉ちゃん……」
なんと言うかこの二人も仲いい気がする……
紗桜莉side
かのんちゃんときな子ちゃんは街を歩きながらステージのヒントになる場所を探していたらしい。確かに色々と回った方が見つかるかもしれないしね。きな子ちゃんは色々と回れたことが本当に楽しかったみたいで……
「面白かったっすね~」
「よかった」
「どこにいっても賑やかでみんな笑顔で。きな子は人が少ないところで育ったからそれだけでワクワクしてくるっすん?かのん先輩?」
かのんちゃんは急に立ち止まった。何かいいヒントが見つかったのかな?
「どこも賑やか…人が集まる街…」
「かのん先輩?」
「あ~ごめん」
「何かヒント見つかったんっすか?」
「なんかこの辺までは…」
喉まできてるなら……
「紗桜莉ちゃん……パンチとかいらないからね」
「読まれた!?」
「やろうとしてたですの……」
「あはは……」
「あっ」
「かのんちゃん」
「ナイスタイミング!」
ななみちゃんたちと出くわしたけど、なんだろう?ナイスタイミングって?
一旦かのんちゃんの家に戻り、みんなを呼び出して、ナナミちゃんたちのある提案を聞く私たち
「あとは私たちに任せて」
「どういうことですか?」
「ラブライブが終わるまでかのんちゃんたちは練習に集中」
「その間 生徒会の仕事は私たちが頑張ります」
「去年もステージ作り手伝ったでしょ?」
「嬉しいけどもし全国大会まで行けたとしたら…」
「かなりの長期間頼ることになってしまいます。そこまで甘えるのは…」
「私たちもかのんちゃんたちと一緒に喜びたいの」
「だからできること手伝えることがあったら全部やりたい」
「悔いが残らないように」
みんな……そっか、そうだよね……こうして協力してくれるのも……学校のためでもあり、かのんちゃんたちのためでもあり、そして……みんなのためでもあるから……
「うぇ~…あぁ~!」
ナナミちゃんたちの話を聞いて、泣き出すくぅちゃん。いや、よく見たら……
「泣くのは早いよ」
「そういう千砂都も泣いてるですぅ~」
「泣き虫なんだから…」
「って言ってるすみれ先輩も泣いてますの」
「ありがたいです」
「私も協力するからね。蓮華ちゃんは?」
「私も!やります!」
「でも、二人は……」
かのんちゃんは私たちはソロの大会の方があることを気にかけているけど……でも大丈夫
「お知らせがあって、ソロ大会はラブライブが終わったあとに開催するようになったんです」
「だから私たちも結構自由なんだよね」
「そっか……それじゃお願いしたいいかな?」
「「任せて!」」
それから次の日、生徒会室で作業をしているけど、
「あれ?どうしても数字合わない」
「一から計算してみないよ」
「なんで合わないの!?」
「途中で数字を見間違えてるみたいだよ。こっちの書類で試してみて」
「あの、こちらの書類に判子もれがあるので、行ってきます」
慣れてないとはいえ、いざ始めるとみんな、苦戦してるみたいだけど、誰もやめるとかは言わないみたいだね。
それからかのんちゃんたちの練習に付き添ったり、ステージの案を出す会議に参加したりと忙しくなったけど……何とかステージの案がまとまり、かのんちゃんたちに見せた
「ステージの候補です。ナナミさんたちが学校のみんなからアンケートを取ってくれました」
「予想通り表参道が多いんだな」
「100年以上前からこの道あるからねぇ」
「やっぱり目立つんですの」
「でも去年歌った場所デス」
「あえて同じ所っていう選択肢もあるけど」
「インパクトとしては弱いわよねぇ」
「難題」
「っすね」
「去年ここにステージ作ってくれたの学校のみんなだったよね…」
「うん」
「きっとこの場所がいいってみんなが思ったんだよね」
「表参道…道…」
かのんちゃんは突然何かひらめき、走り出した。もしかしてステージのヒントが?
私たちはかのんちゃんを追いかけていくのだった……
かのんside
見つけた。私たちのステージ……
「そうだ。賑やかでみんなが集まってずっと昔からここにあって…想いがつながる私たちの…!」
「かのんちゃ~ん」
するとみんなが追いかけてきたけど、あれ?どうしたんだろう?
「みんなどうしたの?」
「誰だってあんなに急に飛び出していったら気になります」
「何があったんだよ?」
「ううん分かった気がしたんだ。私たちのステージ」
「私たちの…」
「ステージ…」
「どこなんですの?」
「ここだよ」
「ここって?」
「道。道が集まる場所だったからなんじゃないかな。私たちの学校ができたのは」
「道…ですか」
「うん。道が集まり人が集まる場所だったから、それぞれの夢や希望が集まりそれぞれの夢や希望が集まりつながる場所だったから……」
ようやく見つけた……私たちのステージ……
「見つかったみたいだけど……あの、いきなり走り出すのは勘弁して……」
ふっと後ろを振り返ると紗桜莉ちゃんが息を切らしていた。あ……ごめん……
紗桜莉side
ライブ当日……ステージにかのんちゃんたちが並び立ち
「誰かと誰かがつながり結ばれていく!結ヶ丘はそんな学校です!道と道が結ばれるこの場所で私たちは歌います!Liellaの道が、結ヶ丘の道が、あなたと交わりますように!」
道か……そうだよね……道が集まって……そして結ばれていく……これほどいいステージはないよね
そしてかのんちゃんたちLiellaは無事に……東京大会進出することが出来たのだった。
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