参加グループのステージが終わり、結果が発表される。ウィーンと言う子は二位……横目で見ると驚きを隠せないでいた。
「と言うことは……」
「えっ?」
そして私たちは……Liellaは……一位
「勝った…」
「これで…」
「全国大会…」
「かのんちゃん!」
「ちぃちゃん!」
「嬉しいっす」
「11人で…」
「勝ちました!」
眩い歓声と眩しいくらいのサイリウムの光……これだけの人たちが祝福してくれている。
「見て!みんな喜んでくれてる!」
「やっと去年の記録を超えることができました!」
「私たちと学校のみんなの力で!」
「うん」
「やった!」
かのんちゃんたちが喜ぶ中、私は足の痛みにずっと耐えていた。限界が……近いのかな?
そんなときだった。
「ありえない!」
突然ウィーンは司会者からマイクを奪い取ると……
「私はこの結果を認めない!」
何でこう……負けを認めないのかな?と言うかこの場で言うことではないだろうし……
少し言ってやろうとすると、かのんちゃんが前に出て……
「マルガレーテちゃん。この結果は聴いてくれたみんなが出してくれた答えだよ。スクールアイドルは一人じゃない。みんなと一緒だから素敵なライブが生まれるんだと思うの。それが伝わらないならマルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立ってほしくない」
「くっ」
ウィーンは悔しそうな顔をしながら、ステージから降りた。なんと言うかあの子は……子供みたいな感じがする。いや、実際年下なんだけど…………
ライブを終え、かのんちゃんの喫茶店で祝勝会をあげていた。
『かんぱ~い!』
「くぅ~!幸せ…」
「こんなおいしいジュース初めてっす」
「マルガレーテのせいで一時はどうなるかと思ったけどな」
「1年生が頑張ってくれたから乗り越えられた!」
「頼もしかったですぅ~」
「本当に!?」
「ネットでも評判になってますの」
「今年から入った新メンバーがすごく頑張ったって」
「ほ、ほんとだ…!」
一年生も認められて、嬉しそうにしていた。多分だけどかのんちゃんたちの中で一番頑張っていたもんね。
「メイは泣き虫」
くぅちゃんもあまりの嬉しさに泣いていた。本当にみんな、嬉しいんだろうな……
「ついに次は全国大会…それにしてもムカつくのはあのウィーン・マルガレーテ!」
「そうだ!神聖なラブライブに泥を塗りやがって!」
「あの子にとってあの発言は最悪ですの。ものすごい勢いで批判されていますの」
みんなで批判内容を見てみると……確かにこれは……
「もうラブライブに出てほしくない」
「あんなにいい歌だったのに残念」
「不満があってもあんなところで言うのはどうかと思う」
確かにここまで言われるのは可哀想とは思えない。
「まぁ悪いけど自業自得ね」
「なんであんなこと言ったんだろう…」
かのんちゃんはなんと言うか……
「それは悔しかったからに決まってるでしょ?」
「それだけなのかな…」
どこまでもお人好しなんだから、あ、そうだ、かのんちゃんには話しておかないと…………きっと気にするだろうな~思い詰めるかもしれないな~
「ハッピーニューイヤー!イェ~イ!」
そんなことを思っていると、ありあちゃんが大きなクラッカーを鳴らしてそんなことを言ってきた。そう言えば
「ハッピー…」
「ニューイヤー?」
「そういえば今日は…」
「おしょうが…」
「……つ?あ、年明けた」
折角だからみんなで初詣しに行こうと言う話になり、準備をする中、私はかのんちゃんとちーちゃんの二人にある話をした。
「どうしたの?急に?」
「何かあった?」
「後でみんなには話すけど、先に二人に話しておきたくって……ソロ大会のこと」
「あ、そっか、紗桜莉ちゃんと蓮華ちゃんはソロ大会があるから」
「全国大会には出れないね」
「ううん、その事じゃないの」
「「え?」」
「今期のソロ大会……私は出ないよ」
「それ……どういうこと?」
「な、何かあったの?」
「これは二人のせいじゃないの……だから気にしたり、思い詰めないでほしいの…………2年生になってからかのんちゃんたちと一緒にステージに立つことが多かったけど……その分の負担が今になって出てきたみたい」
私は自分の足を見つめた。事故の後遺症で激しい運動は出来ないようになっている。スクールアイドルのライブも激しいものは激しいけど、私は自分の身体にあったライブパフォーマンスをしてきた。だけど今年はかのんちゃんたちと一緒にステージに立つことが多く、私自身も望んで立っていた。
「だから……私はソロ大会に辞退する」
「紗桜莉ちゃん……」
「その……」
「言ったでしょ。気にしたり、思い詰めないでほしいって…これは私が望んだことだから」
紗桜莉のまさかの辞退!
感想待ってます!