それはちーちゃんと別れたあと、私はお母さんに電話をした。
「もしもし」
『珍しいわね。紗桜莉が電話なんて……何かあったの?』
「うん、ちょっと私じゃ無理な事があってね……お父さんの連絡先教えて」
『いいけど……ふふ、本当に結ヶ丘に入って変わったわね』
「変わった?変わったつもりはないよ」
『そう?』
「ただ誰かのために動くことが増えただけ」
『それを……まぁいいわ。お父さんの連絡先送っておくわ』
電話を切ると、暫くしてからお父さんの連絡先が送られてきた。私は早速連絡し…………説明をした。
「うん、だから……」
『分かった。近くの空港まですぐに来てくれ。直ぐに発つぞ』
話が早くて助かった。さて、後は…………
「それからウィーンの音楽学校まで行って、文句を言ってきたわけだよ」
『………………』
説明をし終えるとみんなが固まっていた。
「えっと紗桜莉ちゃんのお父さんって何者?」
「ん?まぁ世界中飛び回ってる人かな」
「あり得ないって言ったらあり得ないわね……」
「文句を言いにって……一般人が有名な音楽学校に……」
「紗桜莉さんのお父様は何か繋がりがある方なのですか?」
「まぁ世界中飛び回ってる人だから……繋がりはあるみたいだよ」
「なんと言うか……紗桜莉ちゃんのお父さんって……」
「本当に何者なんだろう…………」
「まぁ私も深くは知らないし、調べようとしても雲を掴むようなものだし」
私が笑顔でそう言うと、みんなはこれ以上は何も聞かなかったのだった。
かのんちゃんたちは着替えて練習に向かい、私は部室に残ってあることを思い出していた。
私がしていたことは誤魔化せたけど、実際いろいろと話すなと口止めされてるからな~
ウィーンで私がしたことは…………
音楽学校にて、私は例のマルガレーテの姉と会っていた。
「誰だか知らないけど、あなたみたいな人がここに来ていいと思ってるのかしら?」
なんと言うか見た目も似てるけど、どうにも上から目線も似てるな~
「直ぐに帰りますよ。貴方と貴方の母親に文句を言ってからね」
まぁ母親の方はお父さんが話をしてくれてるみたいだけど……
「はん、ただの女子高生が文句ね……何?この学校の受験にでも失敗した?」
「こんな色々と利用しまくる学校なんて受験するわけないじゃないですか……」
「利用?」
「ラブライブに優勝したら、入学させてあげるとか……かのんちゃんをこの学校に来たら入れてあげるとか…………どんだけ利用すれば気がすむのかしらね」
「あぁウィーンの友達?まぁどうでもいいわ。貴方が誰でも……ただ言えるのは、貴方がどんなに文句を言ったところで…………」
「そうだね……私はただの女子高生でスクールアイドル……出来ることは限られているけど……」
これは私がずっと貫いてきたモットーだけど……
「私は出来ることは何をしてでもやり通す!だから……」
「だから何を…………」
「やめなさい」
するとマルガレーテちゃんに似てる女性……この人が母親かな?でもこの人は何かを恐れていた
「それ以上その子を敵に回さない方がいいわ」
「お母さん……何を言って……」
「いいから言う通りにしなさい。その子に喧嘩を売ると言うことはこの学校がなくなることよ」
「は?」
なるほどね……お父さんは何を言ったか知らないけど……話し合いは終わったみたいだね。それじゃ改めて私は言わせてもらうけど
「家族の問題にどうこう言うつもりはないけど、そのためにラブライブや私の親友を利用しないでくれない?ラブライブも私の親友も……あなたたちの道具じゃないから!」
私はそう言い残してその場を去ったのだった。
帰りの飛行機でお父さんにお礼を言った。
「ありがとうね。お父さん」
「何がだ?」
「音楽学校の人に話をつけてくれたんでしょ」
「俺はただお前の気持ちを組んだ上で言っただけだ」
「そっか」
「ただ今回の詳しいこととかはあまり話すなよ」
「分かってるよ」
「それにしても本当に母さんに似てきたな」
「そんなに?」
「母さんも出来ることは何をしてでもやり通す人だったからな」
お母さんに似てるか……ちょっと嬉しいかな
「帰りは空港でいいか?」
「うん、あれ?理事長から……あー学校で下ろしてって言うのは無理だよね」
「それなら……」
そのあとパラシュートの使い方を教えてもらい、足に負担がかからない五点着地を教えてくれたけど……それ、足に本当に負担がかからないの?
「とりあえず後は……かのんちゃんたちと一緒に頑張らないとね」
次回!二期最終回!
感想待ってます!