新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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今回で二期最終回……本気で終わらせ方を悩んだ


最終回(二期)結んだ想い

かのんside

 

ライブに向けてみんなが頑張っていた。学校のみんなも協力してくれている。そんな中、私は理事長室に来ていて留学の答えを伝えた。

 

「決めたのね」

 

「はい。みんなが背中を押してくれて だから決断できました。歌で世界を幸せにしたい。世界に歌を響かせられるよう精一杯頑張ります。それがLiellaの…結ヶ丘の未来にも繋がっていくと思いますから」

 

「いい顔してるわね。いってらっしゃい」

 

みんなが背中を押してくれている。その想いに答えないと!

 

「理事長に話したの?」

 

「紗桜莉ちゃん……うん」

 

理事長室から出ていくと、紗桜莉ちゃんが待ち構えていた。

 

「紗桜莉ちゃんには色々とお世話になりぱなっしだったな~」

 

「急になに?」

 

「改めてお礼を言ってなかったな~って思ってね」

 

「わざわざお礼なんて……私は大したことしてないよ」

 

「してくれたよ。紗桜莉ちゃんがいなかったら色々な問題が上手く解決しなかったかもしれない」

 

「私はただ……ううん、何でもない」

 

「え~気になるから言ってよ~」

 

「だーめ。言わないよ~」

 

紗桜莉ちゃんは笑顔でそう言っているけど、何となく紗桜莉ちゃんが言いかけたことは分かってる……でもこれはちゃんと紗桜莉ちゃんの口から聞かないとね。

 

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

大会当日、舞台袖でみんなが順番を待っていた。みんな、緊張しているかと思ったけど……

 

「本当にここで歌うんですね」

 

「こんな大きなステージで…」

 

「はわわわわわ!」

 

「落ち着いて」

 

「ん~!マニーの香りがしますの!」

 

「ギャラクシーな私に相応しい舞台と言えそうね」

 

「全部出し切らないとね」

 

「このステージを夢見てここまで頑張ってきたのデス」

 

「結ヶ丘が始まってから、Liellaを始めてからずっと……私たちの全てをこのステージで」

 

みんな、もう緊張なんて吹き飛ばしてるみたいだね。私も私で安心だ。みんな、円陣を組み……

 

「1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

「7!」

 

「8!」

 

「9!」

 

かのんちゃんたちは私と蓮華ちゃんを見つめた。そうだよね……ステージに立つのは9人だけど……

 

「10!」

 

「11!」

 

想いは11人だもんね!

そして始まるLiellaのステージ。舞台袖からでも分かる。かのんちゃんたちは輝いている。

ステージが終わり、光輝く観客席に向けてかのんちゃんは……

 

「これが私たちのラブライブ!」

 

そして結果は…………

 

 

 

 

 

数日後、部室ではくぅちゃんは嬉しそうに優勝旗を振っていた。

 

「じゃじゃ~ん!とぁ~!Liella優勝しました~!」

 

「イェーイ!ってこうやって喜ぶの何回目よ!恥ずかしい!」

 

「恥ずかしいとは何デスカ。優勝ですよ!ラブライブ優勝ですよ!」

 

「分かってるわよ!何億回言うのよ!」

 

「何度見てもいいっすねぇ」

 

「あぁサイッコーだ」

 

「ま、私がいれば当然ですの……初めての一等賞…」

 

そっか、前に聞いたけど、一番になるってことはなかった夏美ちゃんからしてみればそうだよね。

 

「どうしたの?」

 

「何でもないですの!」

 

「みんな頑張った…」

 

「あれ?もしかして四季ちゃんも?」

 

「違う。これは汗」

 

「幸せです。お母様のつくった学校をみんなの力で大きく成長させることができました」

 

「もう、みんなはラブライブ優勝で喜んでるけど、蓮華ちゃんのこともお祝いしてあげないと」

 

「い、いえ、私は……その……」

 

「蓮華ちゃん、ソロ大会優勝っすもんね」

 

「蓮華はもう少し喜んだ方がいいデスよ!折角なんですから」

 

「うぅ……でもお祝いされるとなんと言うか恥ずかしいと言うか……」

 

「恥ずかしがらずに誇らしくしてもいいんだよ」

 

「紗桜莉さん……はい!でも次は!」

 

「うん!次は私が優勝してみせる!」

 

「負けませんよ!連覇を目指します!」

 

「紗桜莉ちゃんと蓮華ちゃん、仲間でライバルみたいだね。何だか羨ましいよ」

 

のほほんとかのんちゃんはそう言うけど……いや、かのんちゃん……

 

「ところでかのん先輩はいつまで学校に?」

 

「えぇ……」

 

「出発間近のはずでは?」

 

「あ、うん…」

 

「さっさと帰って準備しなさいよ」

 

「い、いいじゃん。家にいたって落ち着かないんだから」

 

「逆にこっちが心配で」

 

「落ち着きません」

 

なんと言うかいつまでもいられると、かのんちゃんが留学先で本当にやっていけるのな心配になるな~

そんなことを思っているとスマホにメッセージが入り、見てみると………………お父さんからだった。

 

「ほらのんびりしてるとかのんちゃんが帰りづらくなるよ。練習練習」

 

「そうデス!かのんの分まで可可はもっと頑張ります!だから大船に乗ったつもりで行ってくるのデス!」

 

「気を付けてね~!!」

 

みんなが練習に向かい、かのんちゃんも帰るけど……私はお父さんのメッセージを見て固まっていた。いや、かのんちゃんの様子とか理事長から何もないと言うことは……本当にあの学校は大事なことを伝えることをしないのかな?

私はため息をつくのであった。ウィーン音楽学校……あそこ本当に色々と大丈夫なのかな?

 

 

 

かのんside

 

「ハァ…つまみ出されちゃった…。荷造りは全部済ましちゃってるんだよなぁ…」

 

ため息をつきつつ、校門の前に行くと見覚えのある子がいた。

 

「ん?マルガレーテちゃん?」

 

何でここに?それに制服が結ヶ丘の……え?

 

「えっ?ええっ?なんで?」

 

「見ての通りよ。留学は中止」

 

「そ、そんな急にどうしたの?」

 

「あなたのもとへも手紙が届いてるはずよ」

 

「ええっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は更に続く……そして…………

 

「ねぇ、苺ちゃんうらちゃん、あの子は?」

 

「あれ?学校見学に行くって」

 

「それにしても凄いよね~私はてっきり虹ヶ咲入学すると思ってたのに」

 

「まぁあの子らしいけどね。何せ未唯姉大好きだから」

 

「あはは、何だか嬉しいような恥ずかしいような」

 

「でも確か結ヶ丘ってソロアイドル二人いるんだっけ?」

 

「あの子、言ってたよ。私は結ヶ丘の天使になるって」

 

「まぁしっかり見守ろう……あの子を…………しあちゃんを」




何を悩んだって、留学中止に関して、紗桜莉が戦犯になりそうなところとか……本気で悩んだ……
とりあえず今回で二期最終回です!
感想待ってます!
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