トリオンのアカデミア   作:くろとらです

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3話 入学

 4月。

 あの雄英高校の入試から実に数ヶ月が経ち雄英高校入学式の日がやって来た。

 青は真新しい雄英高校の制服に身を包み、荷物が入っているリュックサックを背中を背負い玄関で靴を履いていた。

 

「青! 忘れ物は無いわな!?」

 

「全部荷物は入れたよ、母さん」

 

「じゃ、入学式頑張ってきな!!」

 

「うん。行ってくるよ母さん!」

 

 青は母親である千里からの言葉を受けて、これから3年間通うことになる雄英高校に登校して行った。

 因みに、青の雄英高校までの登校手段は徒歩では無く電車だ。電車に乗り20、30分車内で揺られた後、青は雄英高校の最寄り駅で下車し、最寄り駅から10分歩いて遂に雄英高校に到着した。

 

「俺はB組か……」

 

 雄英高校に到着すると、正門前にクラス分けの貼り紙が貼られていた。その貼り紙によると青はB組と表記されていた。クラスを確認した青は、正門を潜って行った。

 そして、青は階段を登って行き長い廊下を歩いて行き、遂に自分のクラス1年B組に到着した。

 

「いや、扉デカすぎるだろ……」

 

 1年B組の教室の前に立った青は、"1―B"と書かれている巨大な扉を見て驚いていた。

 恐らく、この巨大な扉の意味は巨大化系の"個性"を持った生徒たちのことを考えてのことだろう。

 

「(そう言えば、入試の時のあの爆発頭ともじゃもじゃ頭はどうなったんだ? もし、受かってたら同じクラスの可能性もあるよな……)」

 

 青は、入試の日に見た爆発頭の少年ともじゃもじゃ頭の少年の事を思い出しながら、巨大な教室の扉を開けた。

 教室内には既に多くの新入生が登校しており、それぞれ席を立ち雑談を楽しんでいた。だが、その中にあの爆発頭ともじゃもじゃ頭の少年の姿はなかった。

 

「(居ないな……。まぁ、A組の可能性もあるか)」

 

 青はただ同じクラスにならなかっただけで、隣のA組の可能性もあるかと考え、黒板に貼り出されている座席表を確認し、自分の席に座った。

 席は五十音順となっており、窓側の前から2番目の席だった。

 

「なぁ、お前あの時の奴だろ?」

 

「うん? 君は確か……」

 

「あぁ、俺は泡瀬洋雪っていうんだけどお前は?」

 

「俺は水島青、よろしく」

 

「あぁ、よろしくな水島。でも、まさかあの0ポイント敵を破壊しちまうなんて驚きだよ」

 

「まぁ、ギリギリだったけどね」

 

 席に座った青に頭にバンダナを巻いている1人の男子生徒が話し掛けた。

 バンダナの男子生徒─泡瀬洋雪のその一言で、今まで雑談を楽しんでいた新入生たちの視線は全て青に移ったのだった。

 そして、あっという間に青は席を他の生徒たちに囲まれてしまったのだった。

 

「なっ!? お前、本当にあの0ポイント敵を倒したのか!?」

 

「凄いな。俺なんか近くに居たけどあまりのデカさにビビって逃げっちまったよ!」

 

「あの、0ポイント敵を倒しちゃうなんてアナタウラメシわね」

 

「まさに、大物ですな!!」

 

「エキサイティングデース!!」

 

「…………いや、そんな一変に言われても俺、聖徳太子とかじゃないから……」

 

 泡瀬のその一言で、B組内の話題は瞬く間に青の話題で持ちきりになってしまった。

 その当の本人は、5、6人の生徒から一斉に話し掛けられ困っている様子だった。

 

「ほらほら、みんな一旦離れな!!」

 

「そうだ!! 一旦みんな落ち着け!!」

 

 青の困っている様子を見てか、サイドーテールの女子生徒とギザギザ歯の男子生徒が青と他の生徒たちの間に入り他の生徒たちを落ち着かせようとした。

 

「…………皆、お楽しみのところ悪いんだが、そろそろ入学式が始まる時間が席に着いてくれ」

 

 そんなワイワイと騒いでいるB組に、赤いスーツに身を包んだ男性─プロヒーローブラドキングが生徒たちに声を掛けた。

 

「あの、赤いコスチュームって確かブラドキングか?」

 

「本当にプロヒーローが担任を務めるのか……」

 

 突然のプロヒーローの登場に一部の生徒たちがざわつき始めた。

 それから、騒がしかったB組内はブラドキングの登場と拳藤の注意で静かになり、各々自分の席に着席して行った。

 

「さて、まずは諸君改めて入学おめでとう。俺はこれから1年間君たちの担任を務める菅赤慈郎だ。ヒーロー名はブラドキング、長いからブラドと呼んでくれ」

 

 全員が自分の席に着席したことを確認したブラドは自身も教卓に立ち、生徒たちに向けて入学の祝いの言葉を送り、軽く自己紹介をした。

 

「でば、これから出席確認をした後、外に出て2列に並んでくれ」

 

 軽く自己紹介をした後、ブラ度は全員の出席を取った後、生徒たちを教室の外に2列に並べ、これから入学式が行われるホールに向かって行った。

 

「(ん? A組は先に向かったのか?)」

 

 途中、青は隣のA組が既に無人となっていることに一瞬疑問を感じたが、先にホールに向かっているのだろうと思い、そのまま入学式が行われるホールに向かった。





今回B組の問題児物間は次回の個性把握テストにて登場致します。

何時になるか分かりませんが次回作はどんな作品が読みたいか早めのアンケートをとってみます!

  • 暗殺教室
  • 食戟のソーマ
  • 魔法科高校の劣等生
  • ようこそ実力至上主義の教室へ
  • ぬらりひょんの孫
  • クレヨンしんちゃん
  • 響け!ユーフォニアム
  • 名探偵コナン
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