トリオンのアカデミア   作:くろとらです

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6話 屋内戦闘訓練 その1

 入学式、個性把握テストを乗り越えた生徒たちは現在通常通りの授業を受けていた。

 今日の午前中は必須科目の英語などの授業を受けており英語の担当教師はプレゼント・マイクが担当していた。生徒たちはプレゼント・マイクの授業はラジオやライブのような楽しく面白い授業を想像していたがその想像に反してプレゼント・マイクの授業はとてもごく普通の授業だった。

 

「んじゃ次の、英文のうち間違ってるのは?」

 

「(意外に、普通だな……)」

 

「(思ってたのと違うな……)」

 

「(なんか、眠い……)」

 

「(ココの問は4でマチガイナイデスネ!)」

 

「(多分、4だろ)」

 

 ごく普通なプレゼント・マイクの授業に対して、生徒たちはボーッとしたり、居眠りしていた。真面目に授業を受けていたのは青や拳藤やポニーなどのごく一部の生徒だけだった。

 

 

 

 プレゼント・マイクの英語の授業が終わり、昼食の時間がやって来た。

 この、雄英高校の学食堂には料理長としてクックヒーロー ランチラッシュが務めている。そんな、ランチラッシュが手掛ける一流料理を食べられる為食堂は毎日のように生徒で賑わっていた。

 

「水島って、オムライスが好きなのか?」

 

「あぁ、小さい頃から食べてたからな」

 

「でも、水島君がオムライス好きってなんか意外ね」

 

「確かに、そうだよな。水島はどっちかと言うとカツ丼とか丼系が好きイメージだし」

 

「よく言われるよ」

 

 青は鉄哲、柳、拳藤と共に食堂に訪れていた。因みに青はオムライス、鉄哲はカツ丼、拳藤はパスタ、柳はサンドイッチセットを注文していた

 4人はそれぞれ注文した昼食を食べながら雑談をしていた。

 

 

 

 午後。昼食を終えた生徒たちは午後の授業が始まる5分前に教室に戻り担当の教師が来るまで自分の席に着席していた。

 そして、これから始まる授業はヒーロー基礎学と言う授業だ。

 

「わーたーしーが!! 普通にドアから来た!!」

 

 午後の授業の開始を告げるチャイムが鳴ると同時に教室のドアが勢いよく開き、ヒーロー基礎学の授業を担当する教師オールマイトがやって来た。

 

「うおぉぉぉ!! オールマイトだ!!」

 

「マジで、雄英で先生をやってんだな!!」

 

「まさに、感無量ですな!!」

 

 No.1ヒーローを目の前にした生徒たちは口々に歓喜の声を上げていった。

 

「ヒーロー基礎学!! ヒーローの素地をつくる為に様々な訓練を行う科目だ!! 早速だが今日の授業内容は戦闘訓練だ!!! それに伴って、入学前に送って貰った個性届と要望に沿ってあつられた戦闘服を配る!! 各自更衣室で着替えたらグランド・βに集まってくれ!!」

 

『はい!!!』

 

 オールマイトは生徒たちの前でそう告げた。

 そして生徒たちは、出席番号がナンバリングされた戦闘服が収容されていたアタッシュケースを受け取り各自更衣室に向かった。

 

 

 

 青は他の生徒たちよりコスチュームに着替えるのが遅れてしまい、今ようやくグランドβに到着した。グランドβには既に青以外の生徒たちがそれぞれのコスチュームを身にまとい集合していた。

 因みに青のコスチュームは、黒色の手ぶくろをはめ、黒色を基調としたロングコートを着ていた。他の生徒たちは物間のようなスーツを着ている生徒もいたり、骨抜のようなアーマ系のようなコスチュームを着ている生徒もいた。

 

「あれ、水島遅かったね。……って、そのコスチュームで戦闘訓練できるの? 絶対にそのヒラヒラ邪魔だよね?」

 

「あー、全然大丈夫」

 

「んー、何か色々と心配だな〜」

 

 青がグランドβに遅れて到着すると、拳藤が話し掛けてきた。拳藤は青のコスチュームであるロングコートを見て"そのコスチュームで戦闘訓練はできるのか"と言った。それに対して、青は"全然大丈夫"と答えた。

 因みに、拳藤のコスチュームは動きやすさを重視したチャイナ服だった。

 

「…………俺が、言うのもなんだけど物間もそのコスチュームで大丈夫なのか?」

 

「あぁ、僕は大丈夫さ!! なにせ、僕の個性は"コピー"だから変に着飾る意味はないからねぇ!!」

 

「………………なるほど」

 

 拳藤にコスチュームのことを指摘された青は近くに居た物間に声を掛けた。物間のコスチュームは英国風の紳士服だった。

 どうやら、物間曰く自分の個性はコピーの為変に着飾る必要は無いらしい。

 

「うむ。良いじゃないか皆!! カッコイイぜ!! それでは始めようか有精卵共!! 戦闘訓練のお時間だ!!」

 

「先生!! ここは、入試の際に使われた演習場でございますが、また市街地演習を行うのでありましょうか?」

 

 オールマイトがそう声高らかにそう告げた後、宍戸が手を挙げオールマイトに質問をした。

 

「いいや!! もう二歩先に踏み込む!! これから、行うのは屋内戦闘訓練さ!! 敵退治は主に屋外でよく見られるが統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ!!」

 

 オールマイトはこれから行う戦闘訓練の内容は屋内戦闘と言うものだと生徒たちに告げた。

 

「そして、これから君たちには"敵組"と"ヒーロー組"に分かれて、2対2の屋内戦闘を行ってもらう!!」

 

 オールマイトは、これから行う屋内戦闘とは、それぞれ"敵組"と"ヒーロー組"の2人1組に分かれて行うと説明した。

 だが、その説明の後生徒たちは手を挙げ次々とオールマイトに質問を飛ばした。

 

「基礎訓練も無しにですか?」

 

「その、基礎を知るための実践さ!! ただし今度は、ぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソさ!!」

 

「勝敗システムはどうなるのでしょうか?」

 

「切り刻んでもいいんですか?」

 

「分かれるとは、どのように分かれるんですか?」

 

「んんん〜〜〜、聖徳太子ィィ!!! これから順に説明するから、ちょっと皆落ち着いてね!!」

 

 次々と質問を飛ばしてくる生徒を宥めながら、オールマイトはポケットの中からカンペ用紙を取り出し、屋内戦闘訓練についての説明を始めた。

 

「いいかい。屋内戦闘訓練の状況設定は、"敵"がアジトに"核兵器"を隠していて、"ヒーロー"はそれを処理しようとしているという設定だ!! そして、勝敗だが"ヒーロー"は制限時間内に"敵"を捕まえるか"核兵器"を回収する事。"敵"は制限時間まで"核兵器"を守るか"ヒーロー"を捕まえる事だ!!」

 

「(…………なんか、設定がアメリカンだな)」

 

「そして、組み分けと対戦相手だがそれはクジで決める!!」

 

「(…………若干、適当だな)」

 

 オールマイトの屋内戦闘訓練についての説明が終わると、生徒たちは次々に組み分けのクジを引き始めた。

 そして、決められた組は以下の通りになった。

 

 Aチーム 拳藤 物間 泡瀬

 

 Bチーム 鉄哲 宍戸

 

 Cチーム 角取 鎌切

 

 Dチーム 鱗 塩崎

 

 Eチーム 水島 柳

 

 Fチーム 吹出 凡戸

 

 Gチーム 小大 回原

 

 Hチーム 骨抜 取蔭

 

 Iチーム 円場 小森

 

 Jチーム 黒色 庄田





何時になるか分かりませんが次回作はどんな作品が読みたいか早めのアンケートをとってみます!

  • 暗殺教室
  • 食戟のソーマ
  • 魔法科高校の劣等生
  • ようこそ実力至上主義の教室へ
  • ぬらりひょんの孫
  • クレヨンしんちゃん
  • 響け!ユーフォニアム
  • 名探偵コナン
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