1966年9月11日。
南アフリカ戦争はドイツ本国とアメリカ本国の経済破綻により、南緯27.146369度線にて停戦協定が成立。
南アフリカにはかりそめの平和が訪れた。
しかし、停戦ラインではアメリカ軍とドイツ軍両軍がにらみ合い、小規模な武力衝突が頻繁に起きることとなる。
その頃、アジアでは、北洋連邦と中華民国の国境地帯にて大規模な軍事衝突が発生。
これを受け、日本国と奉天共和国が北洋連邦に宣戦布告。
北洋戦争が勃発した。
1966年9月11日午前5時13分。
日華奉連合軍と北洋連邦軍は中衛市にて衝突。
中衛の戦いが始まった。
日本国 東京
国防省ビル3階
「状況は?」
「はい。9月11日午前5時13分頃、北洋連邦内蒙古州中衛市にて北洋連邦軍機甲師団との間で大規模な戦闘が発生。現在、中国軍は南から。奉天軍は東から侵攻しています。」
「そうか。少なくとも今回の戦争は勝てそうだな。」
「はい。ですが、ドイツ国内で不審な動きが・・・」
「ナチスか・・・ 一応、アメリカに救援を要請しておこう。」
「了解!」
その後、日本の救援要請を受けたアメリカは北洋連邦に宣戦布告。
翌日にアメリカ軍が中華民国に到着した。
早速、アメリカ軍はB-52による北洋連邦の首都北京への爆撃を実施。
この爆撃では日本軍の新型ジェット戦闘機<桜花2型>が100機使用され、アメリカ軍の北京爆撃を支えた。
<死神とのグレートゲーム>
易 国顺はどんな悲惨な光景を見ても落ち着き払っていた。
彼の頭は雷雨でびしょ濡れになっていたが、彼も仲間の兵士も気にせず、ただ進軍していた。
遠くからまるで隕石が落ちたような音がしたが、誰も気にも留めなかった。
やがて、彼の部隊は街についた。
だが、そこにあるのは楽しそうに笑う子供達や行き交う大人たちはいなかった。
街のあちこちから銃声が聞こえている。
彼は銃を持ち直し、顔を上げた。
その途端、地揺れのような爆発音が彼の耳を劈いた。
彼が最後に見たのは赤い丸が描かれた戦闘機だった。
彼は自身の鮮血に囲まれても何も言おうとしなかった。
<ラグナロク>
フィンヴルヴェトが訪れた。
罪は増え、人々は戦う。
兄弟は兄弟同士で争う。
そして、親族の血を汚す。
風の冬、剣の冬、狼の冬が来た。
ヘイムダルは世界の終焉を告げるため、ミーミルの泉へ向かった。
全ての封印は解かれ、束縛されていたロキやフェンリル、ガルムの軍勢がアースガルズの地を侵す。
9つの世界は海中に没する。
世界は再び始まる。