ゆるホロの日常。   作:窓風

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お久しぶりです。

仕事疲れとBDSPとアルセウスとアペで1ヶ月かかってまいました。
決定戦編でいったら……え、もう3ヶ月?

あっふーん……


vs白魔

 

 

 

 

 

 

 

「何してんですか?生徒会長。」

「いや、それ君が言う?」

「たしかに。」

 

目の前のホワイトという人物。なんとなーく聞き覚えのある声だな、と思って聞いてみたけどどうやら正解だったようだ。特大ブーメランが返ってきたがそれは一旦置いといて。

 

フードの下にはサラサラな白髪と、魔人の象徴である角。そして何より非常によく整った顔立ちのイケメン。ホワイトの正体は生徒会長の白海先輩だった。

 

本来なら大会に出場できない白海先輩がなぜこのフィールドに立っているのか。生徒会の仕事はどうしたのか。疑問は尽きない。

 

「生徒会役員って大会に出場できませんでしたよね?」

「ホントはね。実はこっそりエントリーしてたんだ。俺もリベンジに燃える男だからね。」

「リベンジ……ってココさんのことです?」

「当たりぃ。去年は決勝トーナメントの初戦でボコボコにされたからね。」

 

言われてみれば、去年の決勝トーナメントの一回戦はココさんと白海先輩だった。なーほーね、と思いつつも疑問が残る。

 

「あれ、そしたらなんで生徒会に入ったんですか?生徒会役員が出れないの知ってましたよね?」

 

去年の秋頃、次期生徒会役員選挙が行われ、生徒会長に立候補して見事な演説で当選したのが白海先輩。大会の参加条件を忘れるようなポンではないと思うが。

 

「いやぁそれがね。当時そのことをすっかり忘れてて。進級してから気づいたのよ。我ながらポンコツだと思ったね。」

「えぇ………。」

 

速攻でフラグ回収しないでもろて。

 

まさかのポンに困惑していると、観客席に視線を向けた白海先輩が「YABE」と言って白槍を構え直す。視線の先には応援団フブキ達………の後ろにいるかなたさん。おそらく白海先輩を探していたのだろう、ものすごい顔をしている。怖えぇ。っていうかアキにメルにわためぇ……応援団増えてない?

 

「そんなことよりほら、ちゃちゃっと終わらせるぞ。」

「あと8分もあるんですよ?もうちょっと楽しみましょうよ。」

「残念ながらそうはいかないな。天音が来るまで時間稼ぐつもりだろ?」

「ありゃバレた。そしたら棄権すればいいのでは?もう身バレしてますし。」

「それはヤダ。」

「うぉあっ!?」

 

頑固に拒否したかと思えば唐突に槍を突き出し不意を突かれる。かろうじて躱したが左脇腹を少し抉られた。あ、これ躱してねぇ。掠ってんだ。

 

不意打ちならぬ不意突きを避けるも追打ちをかけるように横薙ぎが迫り、それを刀を縦にして正面から受ける。

 

「以外とせっかちだったりします?」

「俺がホモだってか?!やめなー!」

「何も言ってませんけども!?」

 

喉を出かかって飲み込んだのになぜそれを言っちゃうの。テレパシーか何か?

 

「顔に書いてんぞっ!!!」

「嘘ぉ!?」

 

いつの間にか試合が再開し、刀と槍の攻防がまた始まる。かなたさんが来るまで2分もかからないだろうが、その間に試合が終わってしまうかもしれない。今回はおそらく無効試合又は俺の勝ちになるかもしれないが、今ここで負けるのは勘弁。せっかくなら勝って今後にいい流れを作りたい。

 

手っ取り早くするならコレか。上手くいってくれ。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

天音関係でたまに会ったりしてるから顔見知りではあるのだが、まさか正体を暴かれるとは。中々侮れんなぁ。

 

「はぁっ!!」

 

彼は一旦距離をとり愛刀に白い光を纏わせ、下級技の『光刃(こうじん)』を様々な角度で5……いや6発放ち『光刃』は一直線に俺に向かってくる。

 

「甘い!!」

 

(だがその程度のものは簡単に対処できるぞ。)

 

白槍『ミニアド』を迫る『光刃』に対して垂直に斬り、6発全て叩き折……れなかった。

 

『キィィン!!!』

 

「なっ?!」

 

擦り合う金属音。先までとは違う質量感(おもさ)

 

手応えからして、5発目までの『光刃』は間違いなく技によるものだった。しかし6発目の『光刃』は、彼の刀そのものだった。技だけでなく、武器さえも囮にしたのだ。

 

そして武器を手放した彼は、『光刃』と愛刀の影に隠れ金色に輝く右の拳を握りしめて迫ってきていた。というか、もう懐に入られた。もう避けることは叶わない。

 

「……ははっ。」

 

油断していたわけではない。むしろ自分の強さに驕り、慢心していたのだろう。横に回避するなりすればそれに気づけたはずなのに。

 

彼の放とうとしている技は上級格闘技の『ジャスティス・ブロウ』。捻るように繰り出すその拳から何倍もの大きさの鉄拳が飛び出し、威力もさながら吹っ飛ばし力もある。

 

彼の狙いは時間稼ぎではなく、短期決戦。しかも決め手は場外による失格とは。いやぁこれはやられたな。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

声と共に腹部に黄金の鉄拳が現れ、ワイヤーで急に引っ張られたような感覚と、身体全体で受けた衝撃と共に特殊固有空間を追い出され、宙を舞う。

 

「おぶぉあっ!?!?」

 

どう受身をとろうか考えていると、誰かに襟首を掴まれて情けない声が出る。顔を上げると白い翼を広げ呆れた顔の悪魔(天使)がいた。

 

「……いやぁ負けたわ。あんなブラフに気づけないとは、俺もまだまだだな。」

「…………」

「と、ともかく彼には次も頑張ってほしいところだね。次の相手は……ああ!百鬼の令嬢か!いや楽しm」

「おめぇもう喋んな!!!」

「ごぉっ?!」

 

天音の無表情が怖くて色々語ったが効果はなかった。襟首を持ってないほうの拳で脳天を殴られてからはよく覚えていない。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

白海先輩を場外にぶっ飛ばすトンデモ作戦。なんか色々考えた風に捉えられてる気がするけどそこまで深く考えてません。まぁ結果的に上手くいって良かった。白海先輩が飛んでった方に、普段は温存してる天使の翼を羽ばたかせたかなたさんが追っていったから生徒会の方もなんとかなるだろう。あ、殴られた。

 

そうそう、あえて竜には説明しなかったが、フィールドがある以上、場外反則的なものももちろんある。といっても内容は試合中に2回場外に出ると失格扱いになるってだけだが。

 

「………ま、そーいう日もあるさ。昼からの準決勝も頑張れよ。」

 

ともあれ試合はホワイトこと白海先輩の失格……というか棄権により俺の不戦勝となった。いや、不戦ではなかったけど。普通に疲れたが。

 

審判の先生に労いの言葉をもらい、竜に試合のことを熱く語られながら昼休憩を挟みに応援団のいる観客席へと戻る。

 

「「「お疲れ様ーー!!!」」」

「おー、サンキュー。」

「うへぇ、余ぉ疲れたぁ。」

「あやめもお疲れ。」

「それじゃあ各々昼食!準決勝は13時半からだからね!」

「「「「「「はーい」」」」」」

 

あやめとも合流し、ミオの一声で一旦解散となった。さて、今日は何を食べようか…………。

 

「あ、そうだ杏。」

「どしたまつり。」

「さっきの女装について聞きたいんだけど。」

「あっ」

 

 

 

 

 




対ホワイト戦の落とし所を迷ってたらこんなにも時間がかかってしまいました。今現在決定戦編が一番話数が多いのもありますが、意外と読んでくれる方がいるのにびっくりしております。感謝です。

そんなことよりも3月のEXPOと3rd fesがもう楽しみで待ちきれなぁぁぁい!!!!!!

え?BDSPとアルセウスの小説も書こうとしてないかって?いやぁそんなまさかねぇ?
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