ゆるホロの日常。   作:窓風

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セーフでしょ!!メリクリ!!


楽しい想い出と心地良い目覚めを

 

 

 

 

 

 

今日は12月24日のクリスマスイヴ。クリスマスシーズンは今や大切な人と過ごす日、なんてイメージがついたこの時期は人々の心がほんの少し浮つく。街や一部の住宅は電飾で彩られ、様々な色のコントラストが街中をクリスマス色に染めていく。

 

『ごめーん!クリスマスはまつりちゃん達と過ごすんだー!』

『すまんなー。珍しくスバル達と用事があってなー。』

『杏君ごめーん!その日はマリン達と出かけるんだ〜。』

『あー、ココ達とまたタコパすんだよねぇ〜。ごめんね愛川君ー。』

『ごめんねせんぱーいwねね達ししろんのお店貸し切ってパーティーするんだぁw 』

『助手君ごめんねー。holoxのみんなでご飯に行くんだよね〜。』

 

そんな中、表情は明るいが足取りがほんの少しだけ重い男が駅前のショッピングモールで晩飯の買い出しをしていた。そう俺や。愛川杏や。特に期待とかはしていなかったが、フブキ辺りのメンバーとクリスマスパーティーしないか、と聞いたところ前述のとおり見事にみんな予定が入ってるようだった。メンツを聞けば綺麗に5人組でクリスマスを過ごすらしい。そらやすいちゃん、みこちも家族と過ごすと言ってたし、AZKiさんはクリスマスライブで遠征してるらしい。みんな忙しいんだな。あと煽ってきたねねちは覚えとけよ。

 

幸いにもミオと学校の高性能ロボットのロボ子さん、ころねさん、おかゆさんの計4人の予定が空いてたらしく、このメンバーでパーティーをすることになった。ちなみに3日前から冬休みに入っているため誠も帰省してていない。

 

「お、ローストビーフ美味そ。」

「いいじゃん!買っちゃおう!」

「じゃあちょっと大きいやつ買おっかー。」

 

そんなわけで昼過ぎのまだ日が高いうちに買い出しを済ませちゃおうと思っている。ころねさんはいつも通りパン屋、おかゆさんは夜勤あがりのため夕方から参戦する予定だ。ミオは言わずもがな、ロボ子さんも教員というわけではないため、特にすることがないらしく買い出しを手伝ってくれている。非常に助かってます。

 

「あとは…………大丈夫そうかな、お菓子はストックしてあるし。」

「お、用意周到〜。」

「いっつも誰かしら凸ってくるもんでね。」

「常習犯にはウチからよく言っとくよ……。」

「いや、俺も退屈しないから別にいいんだけどさ。」

 

携帯を取り出したミオを制しつつ買い物籠の中身を見て買い忘れがないのを確認すると、レジの待機列に並びサッと会計を済ませる。持参したエコバッグに買ったものを詰めて食品売り場から出ると、帰る前にミオとロボ子さんがお手洗いに行くらしく、そばにあった手頃なベンチに腰をかけてふぅ、と息を吐き2人を待つ。

 

(んんんん可愛い…………)

 

モールの通りを行き交う人々をボーッと眺めつつ2人の格好を思い出す。ミオは両肩から髪をおろしていて、普段はロングのロボ子さんも緩いウェーブがかかったショートヘアとなんとも可愛らしい髪型で手伝ってくれている。いや、もちろん服もとても可愛らしいのだが、俺の語彙力じゃ言い表せん。とにかくええぞ。

 

「お、杏ぺこじゃん。あんた何してんのぉ?」

「んぁ?」

 

聞き覚えのある声が背後から聞こえて振り向くと、白いセーラー風の服を見に纏うショートヘアの兎がいた。一瞬誰かわからなかったが、語尾でハッとする。

 

「…………あぁぺこーらか。」

「今一瞬誰?って思ったぺこだろ。」

「あぁ。ショートだからわからんかった。」

「でっしょ〜!!ぺこちゃん雰囲気変わったっしょ!」

「おう、似合ってるぞ。」

 

普段がロングか人参が刺さってるツインテだから、首から下に髪がないのは新鮮でいいと思った。口には出さんが可愛いと思うぞ。

 

「で、あんたは何してんの?」

「買い出し。今はミオとロボ子さん待ち。」

「あーなるほどねぇ。」

「ぺこーらはノエルさん達とだろ?プレゼント探しか?」

「あとはマリリンのだけなんだよね……なんかいいのある?」

「孫の手でいいと思うぞ。」

「アッハッハッハッハwwwwwwそれにしとくかぁ!!」

 

名案とばかりに笑いながらぺこらはマッサージ器具コーナーがあるであろうブースへ行ってしまった。脳死で言っといてなんだがせめてもうちょいマッサージ器具してるやつの方がよくね?まぁ買うのはぺこらだから俺のせいじゃないよねー?

 

その後すぐにラッピングされた袋を持った2人と合流。あえて中身は聞かずにバスに乗って帰宅し、休憩がてら『マルオゴーカート』で2,3戦遊んで晩飯の用意をする。あとタイガとたわちゃんに会いに行った。癒されたわ。

 

「さて、今晩ボク達がいただくのは豆乳鍋です。」

「ユーバーしません。これから作るんですよ。」

「わかってるよぉ。」

 

ロボ子さんの冗談はさておき、ミオと分担したながら水洗いした1/4カットの白菜、人参、長ネギをそれぞれ程よい大きさに切り、白滝は中の水分を捨てて一旦タッパーに移す。そして鍋に豆乳鍋の素をぶっ込み加熱、沸騰寸前でさっき切った人参、白菜、ネギを入れて煮込み、少し遅らせて豚肉を投入しさらに煮込む。灰汁を取りつつ2〜3分経ったらスープの味見をする。ちなみにロボ子さんに予約炊飯でちょうど炊き上がった白米を混ぜてもらっている。助かる。

 

「おぁよ〜!!」

「おじゃま〜。」

 

グッドタイミングでおかころの2人が到着。ふと外を見るともう陽は沈みつつあり、夜になりかけていた。2人の上着や頭に少し雪がついてたことから、雪を降り始めているのだろうと把握できた。まぁロボ子さんから積もっても2,3cmだろうと聞いてるから問題はないだろう。

 

「ちょうど良かった。鍋の味見します?」

「やったぁーー!!」

「熱いんで気をつけてくださいね。」

 

小皿にスープをほんの少しとってころねさんに渡す。フーフーとある程度冷ましてから味見をすると、顔の周りにキラキラが見えるくらい「うめー!!」といい反応をいただいた。これは作りがいがあったな。

 

「ちょいと冷蔵庫借りるよー。」

「おかゆ、それって………。」

「ん?お酒だよ?あ、そっかぁ。ミオちゃんと杏君はまだ飲めないもんねー。」

「あと3年待ってくれれば一緒に飲めますんで。」

「じゃあ楽しみにしてるね〜。」

 

おかゆさんがレジ袋から缶のサワーを5本くらい取り出し冷蔵庫の空いてるスペースに入れていく。俺も酒が飲める歳になったらビールとか挑戦してみたいなと思っているが果たして…………。

 

味見もOKとのことで、鍋はまだ少し温めつつ皿の用意をする。底が深めの丼とご飯茶碗を5つ、箸を5膳取り出し整頓した食卓テーブルへと持って配り、鍋敷きの上に豆乳鍋を置く。慌てず運び火傷しないようにタオル越しに蓋を開けると、白い湯気が立ち昇る。湯気が晴れると中からとても美味そうな具材達が顔を出す。

 

「「「「おぉ〜〜!!!!」」」」

「こりゃ上出来かな。」

 

さらに冷蔵庫からローストビーフなどのサイドメニューも取り出して並べる。うん、いい見栄えだ。記念と自慢するために写真を1枚パシャリ。あとで誠にでも送ってやるか。

 

「じゃあみんな揃ったということで!」

「「「「「メリークリスマス!!!」」」」」

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

ピコンッ

 

「ん?」

 

夜も更けて20時を過ぎた頃。〆のうどんを追加してみんなの腹が膨れてきて、満足した者はゲームに手を出し始めたくらいの時間感覚だな。そのくらいのタイミングで携帯の通知音が鳴り、ロック画面を見るとまつりから写真が送られてきたようだ。

 

「…………ほぉ?!」

「え、どしたの?」

「まつりから写真が送られて来たんだけど…………」

「おー!みんな可愛いじゃーん!!」

 

突然の爆弾にとてもびっくりした。ロボ子さん達に届いた写真を見せる。写真の中身?まつり、アキ、はあと、メル、フブキの1期生メンバー(なぜ1期と呼ぶのかはわからんが)のサンタ&雪だるまコスプレ写真だった。コスプレ衣装は鎖骨が出てメルやはあとに関しては谷間まで見えるまあまあ攻めたもので、可愛らしさとエロさが見事に共存している。フブキに関しては頭に雪だるまの被り物をしていてよくわからんがそれがまたいい。みんなカメラ目線でとてもいい笑顔だ。あ、もう1枚来たぁァァァ?!?!今!雪だるまの被り物がないフブキの写真が届いたが恥ずかしいのか赤面している!!まつりいい仕事したぞ!!!(即保存)

 

その後それぞれ個人の写真が1枚ずつ届き、最後に「やっほー☆」とだけ送られてきた。とりあえず豆乳鍋の写真を投げて「めっちゃ可愛い」と素直な感想を言う。「ありがとー♡」とまた可愛らしい返事をもらい心なしか頬が緩む。

 

「むー……………。」

 

それから息をつく間もないスピードでシオン、ノエルさん、トワ様、ねねち、こよりんからそれぞれのグループのサンタコスの写真が送られてきた。え、眼福すぎて死ねるが?ってうわぁぁぁぁ追加でそら、えーちゃん、みこち、すいちゃん、AZKiさんからもキタァァぁぁぁ!!!!!(悶絶)

 

「ちょっと杏〜。目の前にボク達がいるってのに他の子に浮気かー?いい度胸してんねー?」

「何のためにミオちゃんがじゃんけんで勝ったのかわからないよねー?」

「ちょっおかゆ!?」

「えっそれはどういう……」

「実は〜……」

 

……………。

 

えー、要するに俺とクリスマスパーティーをするグループを決めるためにそれぞれ代表でじゃんけんしようってなって、フブキ、あやめ、ノエルさん、トワ様、ねねち、こよりん、すいちゃんを負かして結果的にゲーマーズ代表のミオが勝ったと。ほんでミオ、ころねさん、おかゆさんにぼっちは嫌だと泣きついたロボ子さんの4人とクリスマスパーティーをすることになったらしい。

 

「どうりでみんな予定が入ってたわけだ。」

「うぅ……」

「じゃあこぉね達も着替えよっかー。」

「そうだねー。」

「そういうわけだから、コンビニでお水とアイス買ってきてくれる?お金は渡すからさ。」

「奢りで買ってきます。では。」

「はやっ。」

「正直。」

 

この4人のサンタコスが拝めると分かれば即行動。財布を持って暖かい格好に着替えて外に出ていざコンビニへ………おろ?ドアが開かねえ。いや、開きはするんだがミリ単位でしか動かねぇ。なんだこの重さは。

 

「………………ロボ子さん?」

 

窓から外の状況を確認すると、夕方の雪に風が追加され、更に吹き溜まりによってドアが実質封印されてしまっていた。パーティーが楽しくて全然気づかなかったが、外というか玄関周りはエグいことになってるみたいだった。自分で天気予報を確認していなかったのもあるが、これはいかがなものかと。

 

「いや、ボクも流石にそこまでは読めないよ?!」

「ありゃ〜、こりゃ外に出れないね。」

「じ、じゃあ別に着替える必要ないよね?スペースもないし……」

「しゃーないな………」

「うんうん、じゃあ、」

「ちょいと雪かきしてきます。終わったら携帯に連絡ください。」

「うえぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

「じゃあミオもお着替えしようね〜。」

「逃がさないよミオしゃ!!!」

「ちょ、恥ずかしいって!ちょぉぉぉぉ!?!」

 

4人のサンタコスを見るためなら当然の労力だ。喜んでやるさ。というか、これほっといたら一生玄関から出れない気がするから流石に一回やっておく必要がある。雪国育ち舐めんな。あとミオは余程恥ずかしいのか抵抗して………あ、もう逃げれないっぽい。

 

俺が出ないと着替えられないだろうから、気合いでドアを押し開けて雪かきを開始。気温自体は−4℃とそんなに低くない。風も少し強いから荒れてるように見えるが雪の量は少ない。一応ある駐車スペースには5…いや7cmは積もっているところを見るに、今回は本当にピンポイントで吹き溜まりになったようだった。うーんついてないが感謝。

 

特に急いだわけじゃないがすぐに雪が片付いてしまったため、ラミィさんの部屋のドアの前やミオの部屋がある2階の足場と階段などもついでに雪かきしておく。

 

全体的に片付けて階段を降りようとしたタイミングで携帯から通知音。ロボ子さんから「いいよー」と連絡があり足早に部屋に戻る。やっぱ室内はあったけぇなぁ。

 

「お、お疲れ様……」

「お………………おう。」

 

出迎えたのはサンタコスのミオ。まだ恥ずかしいのかもじもじしている。というか破壊力が違う。衣装自体は他と変わらないが、個々が持つ魅力は健在でとても……美しかった。

 

「おおお風呂沸かしてるから、一回あ暖まったら?」

「……ぁ、ありがとう……その…………」

「…………?」

 

 

「き、綺麗だよ……似合ってる。」

「えぇ!?!?!?」

 

とりあえず口で伝えたいことを伝えられたのでのぼせるかもしれんが風呂で一度暖まることに。

 

結局少しのぼせて風呂から上がり着替えて居間に戻ると、4人のサンタコスが眩しくて思わず立ち止まる。実物で見るとこんなにも違うか。しかも4人ともナイスバディだから目の保養になる。あざます、あざます………。

 

この後はなんかスキンシップが増えた4人と『マルオパーチィ』をやって、そのまま俺の部屋で寝泊まりしました。ベッドはおかころに占領され、ロボ子さんとミオになぜか挟まれ川の字で寝ることになって俺はよく眠れませんでした。

 

そのため翌日は一番早起きだったが、ロボ子さんとミオが俺の腕を抱いて寝ていた。2人の柔らかいモノの刺激が強すぎてこれ以上はアカンと俺の脳みそが悲鳴をあげ始めたので、起こさないように脱出して近所を2,3km走ってきました。

 

「ふぅ……………………おわぁっ!?」

 

戻ってきて気が緩んだところで盛大にコケました。普通にいてぇ。

 

 

まぁ、トータルで楽しかったからそれでええか。

 

あとはまだ寝てるであろう4人の枕元に、昨日渡しそびれたプレゼントを置くか。気に入ってくれるかな。

 

 




はぁい窓風です。

ハロウィンぶりですね。えぇ生きてますよ。

holoxこと6期生がデビューしたりめでたいことが多いですね!!
クリスマスだけじゃなく年末年始もホロライブで染めちゃえー!!!
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