ゆるホロの日常。   作:窓風

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大体こんな日常。
大体こんな日常。1


 

 

ジリジリジリジリジリジリ……………

 

携帯から朝を知らせる目覚ましが鳴る。布団の中から手を伸ばしてアラームを止めて、布団を蹴りながら伸びをして身体と脳を起こす。

 

「〜〜〜〜〜っ、くぁ。」

 

目一杯伸びたらガバッと一気に体を起こし、ベッドから降りて朝食の準備をする。といっても朝に予約炊飯をした白米と冷蔵庫から出した納豆で作れる納豆ご飯なんだが。おかずはない。

 

最後の納豆をかき込み、洗面所で顔を洗って歯を磨く。制服に着替えて…………おっ、今日は早いな。いつもより少し早いタイミングで迎えが来たようだ。

 

「少々お待ち〜」

 

教科書やノートなどの勉強道具が入った鞄を持って玄関を出る。外にはいつもの白髪と黒髪が俺を待っていた。

 

「おはよう、フブキ、ミオ。」

「おはよう。」

「おっはよー!」

「今日は俺の負けだな。」

「はーい愛川君わたしとミオにジュース1本ずつー!」

「じゃあ昼休みにな。」

「わぁーい♪」

 

白髪の子は白上フブキ。猫のように見えるが狐だ。「にゃー!」とか猫っぽくなるときがあるため本当は猫かもしれないが狐だ。

 

「もう、別にウチはいいのに。」

「じゃあタイガへのちゅ〜るもつけよう。この前のから揚げのお礼だ。」

「うっ………ではお言葉に甘えて。」

 

そんで黒髪の子が大神ミオ。狼だけど大神。料理が上手でフブキが甘えるくらいには面倒見がとてもいい。なんならママなんじゃないかと錯覚する。ちなみにタイガはミオの飼い猫だ。デケェ。

 

2人とも高校に入ってからの友達で、当時フブキは同じクラスでゲームやアニメの布教元、ミオはフブキの友達&同じアパートという経緯があり、こうして仲良くしてもらっている。

 

あ、自己紹介がまだだな。愛川(あいかわ)(きょう)だ。少し田舎の地元から高校進学を機にこの地方都市にアパートの1室を借りて住んでいる。ケモミミが好き(主にフブキに布教されたモノのせい)ってこと以外に特に語ることはないよ。

 

まぁ大体いつもこんな感じで3人で登校をする。ただしフブミオを崩さないように俺は車道側を歩く。百合には割り込まぬ。

そしてあのアニメがどーだ、このゲームがこーだなど他愛ない話をしながら歩くこと15分。

 

「やだぁ!行かないでミオーー!!!」

「はいはい。じゃあ愛川君またね。」

「あいよ。」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

学校に着き、ミオは違うクラスなのでここで別れる。その度にフブキがほぼ毎度「ミオーーー!!!」と寂しがるので、宥めながら俺たちの教室に入る。

 

「おーす。」

「おはよー!」

「おー。毎度毎度飽きないねおたくら。」

「ここまでがテンプレ。」

 

窓側の最前列の席が今の俺の席だ。その後ろの席から聞こえた呆れたような声の主は蒼葉(あおば)(まこと)。昔馴染みの俺の再従兄弟(はとこ)で高校から同じ学校になった。勉強もできる、顔も悪くない比較的好青年だと思う。ただちょっとキマるとヤバい。

 

「おうなんか失礼なこと考えてんな?」

「思考を読むな気のせいだ。」

「おっはよー!!」

 

いつもの元気な声が聞こえて廊下のほうを見ればクラスの元気の源のサイドテールがやってきた。

 

「おーすまつり。」

「よぉー。」

「杏君、誠君おはyフブキーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

「にゃぁあぁぁ!?!?!?」

 

急に暴走したサイドテールが夏色まつり。誰とでも気軽に話せるコミュ力超人。フブキとは同じ中学らしく今年同じクラスになってから週に1回はあんな感じになる。そんでフブキが猫になる。2人とも相当仲が良いため見てるこっちもニヤけてしまう。

 

「まつりちゃん!?びっくりしたぁ……」

「いひひー。やったぁ。」

 

あぁ、やっぱ良いわこれ……浄化される…………夏色吹雪てぇてぇ。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

午前中の授業を消化して今は昼休み。学校の近くにあるコンビニに走る者。食堂でゆったりする者。自前の弁当を食する者。各々自由に昼食をとる。ちなみに俺は購買の弁当派。朝の約束のためにフブキと購買館の前で待つこと数分、ミオと頭に2本の角がある鬼人が来た。

 

鬼人の名前は百鬼あやめ。正真正銘鬼だがその本性は可愛いの具現化と言えるくらい可愛いが溢れている。そこにミオが加わることによって母娘(おやこ)かと思うくらい尊い光景が見られる。かわ余が過ぎる。ちなみにミオと同じクラスなのでそのクラスはその光景に悶絶する生徒が多数だとか。

 

「想定内で予定外の鬼がおるな?」

「ジュースがもらえると聞いて来ました!」

「まぁいいんだけど。」

 

フブキにお茶、ミオに紅茶、あやめにちょっといいお茶を奢り、俺の昼飯も買って校内のテラスに移動して昼食をとる。あやめは意図的にちょっといいの選んだな?いいけど。

 

「ふわ〜ぁ。お茶うまぁ。」

「あやめの分までありがとね。」

「いいよいいよ。」

「余〜♪」

 

うーん可愛い。飯もうまい。最高のランチや。これがあれば午後も頑張れる。同じクラスの奴らが羨ましい。

 

「なーに1人で楽しんでんだコラ。」

「おー誠。」

「おーじゃねぇ混ぜろ。教室に1人は寂しいんだよ。」

「ん”ん”っ」

「……フブキ?」

 

誠は俺以外に飯を共にする友達がいないらしい。仕方ない、この癒し空間を分けてやるとするか。んでフブキはなに悶えてんの?

 

「だーれがぼっちだ1人が好きなだけだ」

「寂しいんじゃねぇのか」

「寂しいよ」

「わかったとりあえず座って食え。」

「ん。」

 

会話に埒があかないと判断して誠を空いてる席につかせる。ずっと頭の上でうるさくされてもしゃーない。しておい白上?突っ伏してどうした?なんだその親指の「イイね!」は。

 

「」

「いや聴き取れん。」

 

 




どうも窓風と申します。

最近読んだホロ小説を読んで創作欲が復活しました。これからホロ中心に書けたらいいな、あわよくばホロメンの誰かに読まれないかなーと思ったり…………

まぁお手柔らかに対戦よろしくお願いします。
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