野球漫画から選ぶ超日本代表   作:NEW WINDのN

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投手は逸材が多すぎて、目移りしますよね。

今回は右投手の発表ですが、このメンバーにバックアップで谷口とやまだたいちがいれば、優勝できそう。


投手選出1

 

「まず右投手から発表いたします。四国アイアンドックス所属……不知火守【ドカベン】。背番号18」

 不知火守は、綺羅星の如く力のある投手がいる山田世代の中でもスーパーエースである。

 160キロを超えるストレートに加え、フォーク、カーブ、シュートなど多くの変化球をあやつり、制球力も抜群である。さらにはオリジナル魔球ともいうべき球速60キロのチェンジアップ……超遅球を投げる事ができる。ストレートとの球速差はなんと100キロ近い。

 高卒一年目で開幕投手を務め、その試合でいきなりノーヒットノーラン。以後も勝ち星も量産しており、既に名球会入りを果たしている。

「改めて語ることもなく、皆知っておるじゃろい。超日本代表のエースは任せた」

 岩田監督だけではなく、誰もがエースと認めるだろう実力者。

「不知火さんか」

「やっぱり選ばれるよな……」

 誰もが納得の人選と言えた。

 

「続いてサンデースピリッツ所属、眉村健【MAJOR】背番号19」

 二人目で、名前が呼ばれたのは、150キロを超えるジャイロボーラーであり、多彩な変化球を操る本格派右腕。高卒一年目に日本代表に選ばれたこともあるプロ十年目を迎える経験豊富な選手である。

 

「同じくサンデースピリッツ所属、国見比呂【H2】背番号17」

 眉村とともにサンデースピッツを支えるエース、国見比呂。150キロを超えるストレートと140キロを超えるのフォーク、さらには高速スライダーなど、やはりキレのある多彩な変化球を操る本格派右腕だ。

 

「不知火さん、眉村さん、国見さんか。まさに本格派ばかりですね」

「まあ、エースってのはたいていそうだからな」

「そろそろ一枚目先を変えたいな」

「変化球投手か、横か下ですか」

「変化球ならサンデースピリッツの西村さん【タッチ】とか。肘の具合どうなんだろう。あと下ならやはり……」

 日本代表を選ぶとなると現役選手も一ファンに戻り、自分が監督のつもりでメンバーを考えてしまうようだ。

 

「東京スーパースターズ所属、里中悟。背番号1」

 明訓五人衆最後の一人、アンダースローの好投手里中の名が呼ばれた。

 

「あ、里中さんか。なるほど……目先は十分変えられるな」

 里中のストレートは平均140キロだが、オリジナル変化球である、さとるボールやスカイフォークという決め球を持つ。

 現在は150近い勝ち星をあげている先発投手だが、プロ入り直後はリリーフで、いわゆるクローザーを務めている。

 

「前よりは中で使うつもりかな? 本格派からアンダーの里中さんを挟んで、剛球クローザーに繋ぐとか」

「目先を完全に変えられますからね。自分が四打席立つと考えると、不知火さんや眉村さん、国見……または桑本さんのようなタイプから下投げにされたらかなりやっかいですよね」

 イガラシの言葉に皆が頷く。

「三人とも素晴らしい投手じゃい。大いに期待している。眉村、国見は先発候補で、里中は右の中継ぎエースまたはダブルストッパーのような起用になる。よろしく頼む」

 三人の起用方法が明かされたが、里中はやはりリリーフ起用であった。

 

「それでは右投手五人目。右投手では最後になります。東京ミラクルキャプテンズ……」

 五人目の右投手はミラクルキャプテンズから選出されるらしい。

 

「右か……となるとイガラシか?」

「俺ですか? うーん、俺はどっちかって言えば野手で選ばれると思ってましたけど」

「……選ばれる前提かよ!」

 丸井は呆れつつもツッコミをいれた。

 

「渡久地東亜【ONE OUTS】背番号77」

 呼ばれたのは意外な名前だった。

 

「えっ? 渡久地東亜ってあの?」

「うちのチームだっけ?」

「たしか、渡久地東亜は今はなくなったリカオンズの選手でしたよね?」

 渡久地が活躍したリカオンズは今はなく、選手は入れ替わりで立ち上げられたジャンプヒーローズに移籍している。ミラクルキャプテンズに入団したという話は聞いたことが無い。

 

「それにたしか引退したはずでは?」

 渡久地は、シーズン最終戦を前に姿を消したと聞いている。

「プロ一年で、30を遥かに超える勝ち星と、0点台の防御率に400近い奪三振で、投手三冠でしたね。それもMAX130キロ前後のストレートだけで」

 ストレートだけとはいっても自在に回転数をコントロールできるのが渡久地の特徴だ。

 普通のストレートに、伸びないストレート、または伸びるストレートといったストレートを投げ分けて、持ち前の洞察力で相手の狙いを読みとり、打者を打ち取り続けた。

 

「渡久地君は、超日本代表のジョーカーじゃい。球界を離れておったが、ミラクルキャプテンズと契約を交わしてもらい、復帰が決まった。安心したまえ、ストレートは健在じゃ」

 球界を離れていた選手を代表に選ぶ。前代未聞の話だが、そもそも渡久地東亜自身が、常識の枠外にいる。

 

「本当にうちの所属なのか。それならレギュラーシーズンにも出て欲しい……」

 谷口の偽らざる気持ちだった。





ONE OUTSもちろん忘れていませんよ。

次は左投手ですが、タレント揃いですね。

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