時を越えて繋がる双子の魔王 ~史上最強の魔王の兄と史上最恐の魔王の妹の二人が転生して子孫達の学院に通う~ 作:龍姫★サキ
このペースにて小説を投稿していきます。
大体はマイペースにやっていきますのでどうぞ。よろしくお願いします!
俺達は、あの後受験の方法の説明を聞いたが、あのような面倒な説明を流石に最後まで聞けるはずはなかった。
途中考え事をしたり、周りの受験者の魔力を見たりした。
だが、特に気にする点は差ほど無かったが一番興味が湧いたのは、俺とクレハにミーシャの他にもう一人、ミーシャに似た魔力の強さを誇る者がいたのだ。
しかし、それ以外はどれも雑魚と呼べる位に弱すぎたのだ。
あの者以外は殆ど調べる価値すらも無いため、途中でやめ考え事に徹した。
その後、俺達は別れそれぞれの試験へと望んだのだった……。
その試験へと向かう際、待合室みたいな場所にて遣い魔とされる梟(ふくろう)から入学試験の詳細を受けた。
その内容は─
『実技試験では受験者同士の決闘となっています。全五回戦を勝ち抜いた者だけがこの学院に入学する資格を得る事が出来ます』
『そして、敗者は残念ながらその場で不合格となりこの試験から、落とされます』
『この試合全てに勝った者達は順に、魔力測定、次に適性検査を行った後正式にこの学院にへと入学する許可を得ます』
『最後にこの試合にはあらゆる武器、防具、魔法具の使用を許可します。…では、何か質問はございますか?』
「特にない」
「では、あなた様に始祖の祝福があらんことを…」
その言葉を話した後、梟は物のように話さなくなる。
要は、誰かがこの梟(ふくろう)を操り、試験内容を遠くからでも説明できるような仕掛けだな?
さて、そろそろ出番らしい。
俺の勘が当たっていたらしく、次の名前に俺の名前が呼ばれる。
─さてさて、俺を楽しませてくれる雑魚は誰だろうな?
手応えある戦いをしたいがな?
俺は、闘技場の中心へと向かう。
目的の場所へと着き、暫く立つとその周りから俺よりも何故か歓声が上がる。
…。
あいつは…?
「よう?…またあったな?」
…あぁ。思い出したぞ。
あの時、俺に対して喧嘩を吹き掛け、自ら自滅まで演出してくれた、見事なまでに滑稽で凄まじく馬鹿過ぎる上にあり得ないくらいに間抜けすぎる男。
葛で負け犬である三下より下…。
そうだな…?この世に存在価値すら無いお前だったか。
これは、予期せぬ再会だな?
クレハと決意した意志が今にも揺らぐ…
生意気過ぎる男を今でも捻り潰して根元すら砕き、本当の意味で殺してやろうか?
そう思う位に俺自身が心から楽しめる戦いにすらもならぬ様だな。
「…はぁ。お前か?あの時に馬鹿にも程か有るが、俺に威勢だけは凄かったと印象付けたのは覚えているな。しかし、─余程、お前の態度に怠慢の様子がみてとれる。…勝つ自信が余裕有るな?」
俺は、呆れて話をした。
「お前…今からお前が泣いて血反吐に沈める俺の勇姿の名前くらい覚えておくと良い!俺の名前はゼペスだ!よ~く覚えておけ!」
「言いたいことはそれだけか?随分と調子に乗るのだけは立派になるものだな?全く学習もないか?『道化』よ」
言葉に魔力を込めゼペスに向けて放つ
「はっ!残念だったな?お前に食らった強制の魔法には対策してあるからな?…この鎧は『反魔法の鎧』と言ってな?相手の魔法術式を完全に打ち消す事が可能な特殊な魔法具なのだ!!思い知ったか!?」
─と、俺に向けて勝ち誇ったように宣言する。
「…成る程な?ただの死に損ないの雑魚かと思ったが考えて行動する位の知能は兼ね備えているのだな?」
俺は、こいつの思考とは裏に馬鹿だけの脳ではないと改めて確信した瞬間で合ったのだ。
その様子を不快と思ったのか、奥の手と言わないばかりに、腰に付けていた武器を取り出す。
「舐めやがって…いつまでも上にたてると思ったのなら大間違いだぜ!!『魔剣ゼェフリード』!!こいつをみて恐怖しなぁっ!!」
…ほう?
勝ち誇った理由がそれか。
確かに『強そう』だ。
だが、お前のような奴が使っても一ミリも変化しない。
強さと呼べるのは己の力のみだ。
物に頼って強くなった気でいるのならその武器が無いのならどうしようもない雑魚になる。
─もし、武器を使って強くのなら最初に最も己を鍛え強くなる事が一番だ。
─これでは、魔剣自体の強さである、本物の真価を発揮しないのだ。
「恐怖も何も…感じぬが…まぁ良い。では、聞くがお前が今、使っているのその武器が魔剣…なのか?」
「あぁ。そうだ!思い知ったか?これで切り殺されるのが想像が出来るぜ!」
魔剣は持ち主の持つ魔力によって左右される。
こいつが持ったところで脅威すら感じぬ。
例えるのなら、ケンカに弱い奴が強い衝撃で居れてしまう木の棒を武器として扱っていると思えば良いか?
木の棒にも色々ある。選ぶなら芯が太く簡単には折れず、軽すぎない。寧ろ重い方が威力は多少なりでるので、もし俺であるならその様に時間を掛けて選ぶがな。
要するにこいつは時間を掛けないせいで前者の様な感じに見えてとれるのだ。
「お前が調子に乗るのはお前の好きにしろ。…だが、お前が持つその『自称魔剣』と呼ぶ『弱々しい武器』を持ったところで、本当に強くなったと思っているのか?」
「…それなら遠慮なく言わせてもらうぞ。…お前の持つ魔力では武器の効果だけで十数倍にも上がり、強くなったとしても、お前の持つ魔力では、十や百位の程度しか上がっておらぬ」
「加えて、結論はお前はただ単に付け上がっただけの雑魚同然ではないか」
「言い掛かりをほざくなぁっ!!これで終いだ!!死ねぇぇェェッ!!!」
俺が真実を告げるとやはり激情し、斬りかかってくる。
「…はぁ。─全く。本当に学習しない馬鹿だな」
俺が溜め息を吐くとその魔剣の力が完全に吹き飛ばされただの剣と化してしまう。
ゼペスは、その斬りかかろうとした勢いから反転、ただの剣となってしまったため斬りかかるのをやめ俺の目の前で制止する。
一方、観客席の前にいる奴からはざわめきとどよめきに俺の妹の感心する声にミーシャの呆気にとられた一言が聞こえてくる。
「な!?ゼペスの魔剣が死んだ?」
「…嘘でしょ?あいつは、あの名家で実力があると噂の兄の弟。こんなにも簡単に受け流されるなんて…!?」
「へぇ~?流石、アノス。でもあのような輩は二千年前にもいたけど変わらないなぁ~。私とアノスからみるなら三下同然だよね?…いつの時代もさ」
「……圧倒的」
俺に対する評価はいまいちだか一番多いのが、驚愕の声だけだな。
「先程から俺は、何度も言ったがここまで理解しないとはな。…お前の持つその様な魔剣は魔剣と呼ばぬ。それは紛い物と呼ぶのだ」
「そして、一番に文句を言うなら俺とお前と対等に戦う事がまず出来ていない。力すら出さずしてお前と戦っている。いや、寧ろ戦ってすらもいない。遊んでいるにすぎぬ」
「…つまりだ。俺とお前がこの場で対等に戦おうとする…その時点で間違っているのだ」
俺は、更に追い討ちを掛けるため、こんな提案をした。
「…だが、それでは面白くない。…責めてお前が楽をして勝てる手助けをしてやろう。…喜ぶが良い。雑魚過ぎるお前にハンデをやるのだ」
「…しかし、勘違いはするなよ?…これは、情けでも、情からでもない。お前は先程から俺と勝負にすらなっていないのだ。一方的に勝つにも容易い。─だが、それでは面白味も何もかもが足りぬ」
「─なら、お前と勝負はせめて対等な試験っぽくしたいのだ。この俺が圧倒的に勝つのでは流石に詰まらぬしな?」
「─だからお前が優勢にたてるように…。要は纏めると俺と対等になれるようにしてやると言っているのだ」
「チィィ…。舐めやがって。…だが、この様に情けをかける何てな…屈辱だが乗ってやる。どういうハンデだ?」
全く。
中々どうして貴様には楽に勝とうと言うなら真意が丸見えだ。
これでも負けたのなら一体どういう風に喚くか楽しみだ。
「そうだな。まず、俺は、この場から一歩も動かない。そして魔法も使わぬ。声にも魔力は込めない。手足は勿論動かさず。極めつけには瞬きすらせずお前を倒して見せよう」
俺が言ったハンデはこの時代の奴からしては無謀なハンデと思うが、俺からすればこの時代の者に対してこの様なハンデをした所で俺に勝てると思ったか?
理に縛られる様では他の攻撃方法がある事を知らぬのも当然。
まぁ、要するにハンデにすらもならないと言うことだ。それくらいにはコイツらの強さは弱いとも言えるがな。
「…はっ?何だ?そのハンデは?勝負にすらならなすぎるハンデと言うのはお前の方だろうが!」
…はぁ。なんだ?この気の代わりの早さは?
「全く。せっかく俺に勝てるチャンスだというのにこの俺に情けをかけたせいで、実質お前が負けるのだからなぁ?」
勝ち誇る妄想が凄いのは判るだが、現実というものは、その様な楽につかみとれる筈もあるまいがな。
「ギャハハハッ!!貴様の力はやはり、大した力じゃ…ゴバァッ!??」
勝ち誇るゼペスの口から突然と血が吐き出される。本人も何が起こったのか判らず動揺する。
「これ、はぁ……?」
「今の音が聞こえなかったか?それがお前を攻撃したのだ」
ドクンッ!
…と、その瞬間に衝撃波がゼペスをまた襲う。
「のはがぁぁっ!?」
また謎の衝撃波が鳴り響く。
ゼペスはこの衝撃に耐えられず、自分の持っていた剣を遂には落としてしまった。
ここぞというばかりに俺は、そこに付け加えるようにこう話す。
「解ったようだな?…俺の心臓の鼓動の音だ。これに魔力を持たせただけなのだが…?」
俺が説明する間、ゼペスは俺の心臓の鼓動の衝撃に耐えられず、身体中から血が吹き出し揺さぶられた。
あいつの着る鎧はどんな魔法を寄せ付けないとかいっていたようだが抜けた部分を知らなかったようだな。
あの魔法具の名前は『反魔の鎧』というらしいが、その鎧にら至るところな隙間見えている。
それでは俺の『音』による攻撃には全くその効力を発揮しない筈だからな。
鎧の至るところから俺の魔力の込めた鼓動音が入り込み、ゼペスに致命的なダメージを幾度も与え続ける…。
それをみて、俺は、一言。
「ふむ。これでも加減はしたのだが…この程度で致命的とはな…。全く弱いにも程がある」
どうでしょうか?
かなり近づけて書きます。
…尚且つ、原作とは違う場面を用意します。
まぁ、原作寄りみたいに見えますが、この作品で出されるキャラなどが使う魔法や原作のストーリー展開を少しだけ変えて自分なりの物語を創作して自作オリジナルの解釈にて、物語を展開していこうと思います。
原作にオリジナルキャラを踏まえた物語展開なので、どういうシーンが原作に無いのか?追加された台詞など推測しつつ次の物語に期待してください。
─勿論、オリジナルキャラなど多数でる予定なので、みてくれる皆さんどうぞお楽しみに。
長くなりましたが、次回も楽しみにしてください。