時を越えて繋がる双子の魔王 ~史上最強の魔王の兄と史上最恐の魔王の妹の二人が転生して子孫達の学院に通う~ 作:龍姫★サキ
一体誰なのか…?
そして、三人の共通点とは…?
ではどうぞ!
アノスはゼペスに圧勝。
クレハの初戦のイオルグとの戦いはこれから始まろうとしていた…
─が、今回の話の主人公はうって代わりクレハとなる。
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─クレハはアノスと離れている間は何をやっているのか?
今回の話は、妹のクレハに注目して進めていく。
描きかたは変わらずアノス風に物語が展開していく。
完全オリジナルストーリーな為見る人は新鮮な筈。
多分。
しかし、世界観はぶち壊さないので安心してください。
長らく説明しましたが、本編へと移ろうと思います。
ここで、クレハの良いところを見付けて上げてください
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─時は遡り…アノス達が魔王学院への招待状を貰ったその翌日のある朝……
─初めまして。私の名前はクレハ・ヴォルディゴード
こうしてお兄ちゃんっぽく思いの丈を全て描かれるなんて…お兄ちゃんって凄いなぁ…改めてそう思うよ…。
えっと、コホン。
私こそが、かの有名な二千年前の暴虐の魔王の実の血を引く妹…なんて信じられないよね?
ましてやこういう性格だし、威厳すらない現代っ娘って感じ?
でも、実力ならお兄ちゃんと互角だよ?
本当だよ?嘘じゃないよ?
─と言ったら、嘘ついていると勘違いされそうだけど…
『嘘に聞こえてしまうな?』
何処からかお兄ちゃんの声が…?
本当に嘘ついてないからね!!
信じられないのなら契約(ゼクト)でもする?
…ってなにいっているの私っ!?
『お前は大丈夫か?』
自分語りが凄い変な奴の思われちゃう…!
『もう既に手遅れだけどな?』
─で、では、本題ね?
私のお兄ちゃんは、とても優しくて時には厳しいけど他にはいない器の持ち主で私に何でもしてくれる頼りあるお兄ちゃんなんだよ。
『兄妹共々似たり寄ったりで溺愛している様だな?』
─いつも頼ってしまうばかりでいつの間にか私の性格が、堕落しちゃってさ…お兄ちゃんが言うには…
『私にはまず集中力が全く無い、次に興味のある話しか聴かない。極めつけには自主的に学ぶことをしない』
そんな感じ?─らしい。
自覚は無い事は無くもないけど…。
それでも、私って天才だから?
すぐ覚えちゃって詰まらないし。
…って言ったら馬鹿にされそうだけど…
『そういわれたら、逆に嘘に聞こえてしまうな?』
…あれれぇ?何処からかお兄ちゃんの否定の言葉が…?
と言うことは、ホントにお兄ちゃんまでぇ…もぅ!
…全部……全部、本当の事なんだもん!!
はぁ、はぁ、はぁ……。
疲れきったそんな私が送る話はお兄ちゃんが知らない私だけの秘密の話。
そろそろ、今度こそ?始まるよぉ~!
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「フッフンフフゥ~ンゥ♪」
私はこれ以上ない上機嫌にて、お兄ちゃんと別行動で余暇を楽しんでいた。
それはそうだ。
今日は、学院へ向けての自主トレ時間。
何をしようと自分の自由の時間と言うわけなんだ。
まぁ、お兄ちゃんのアノスは自らの家にて鍛練を一人で行っていたんだけど…。
一方で私、クレハは、毎日の如く遊びへと出掛けていた。
しかし、私は其処で思わぬ客人と再開する事をまだ知るよしも無かった……。
「はぁ…。今日も平和過ぎて時間が過ぎるのが遅すぎる気がする……」
私は、二千年前に行っていた殺戮や戦争を心から楽しんで行っていた。
アノスお兄ちゃんは暴虐の魔王と言われながらも、ちっとも暴虐らしい行いはしてないんだよね…。なんというか…名前だけ立派というか…?
逆に私の方が暴虐の魔王らしく、敵の血が弾け飛び、肉片が散る…そんな光景が好きで好きで気が付けば、それが一番の快楽となっていたんだ…。
…。
……。
『あんたって昔からそういう奴だったよねぇ…?』
白い髪を持ち、陽気に会話をする少女が此方に向けて話しかけてくる。
『変わらない感じ…ですね。でも、それが…クレハさんらしいですけど…』
朱色の短い髪を持ち、耳はまるで鳥人の様に先端が尖っておりその周りは毛でびっしりと隠れている。
また、背中には服に自らで自作したであろう穴が開けてあり、その穴から小さな朱色と赤色の翼が顔を出している。
『ちょっと?私の話で何で昔から悪い奴だったみたいに言うの?』
私は反論する。
『そりゃ、あれでしょ?さっき屋台であたしに全部奢らせていたでしょ?昔馴染みの奢りとかなんとかってさ?一応、あんたが先輩なんだからさ。次から先輩らしく奢ってよぉ~?』
『そ、それとこれとは話は別だよ!!』
図星をつけられてしまったため私はその場から少しだけ離れた…
『…逃げましたね。クレハさんってこういう部分があるけど、私的にはお姉さんみたいで好きですよ?』
朱色の髪を持つ少女が私のことを評価してくれていた。
『あれがぁ?無いわぁ~…。あれだよ?どんな風に育ったらあんなひねくれて悪知恵だけ閃く人になっちゃたんだかねぇ…』
白き髪を持つ少女はそれとは逆に私を下した評価をする。
『それをあなたが言っちゃう?カレンちゃん』
朱色の髪を持つ少女は白き髪を持つ少女の名前を呼ぶ。
『ハハハッ…。ニーナ…あんたもあんな奴が好きになっちゃうなんて気の毒よね…』
カレンと呼ばれた少女は朱色の髪の少女の名前を呼び同情した。
『何せあんたの種族は神鳥種。そして、不死鳥にて死に戻った瞬間に、丁度クレハの顔をみちゃったんだもの』
『ニーナの本意じゃ無いらしいけど、身体は正直でクレハを親として見ちゃうんでしょ?』
カレンはニーナと呼ばれた少女の苦悩を汲み取り調子を聞いてくる。
『うんぅ…。ニーナとしてはあの時、無意識にクレハの顔を見ちゃってあの時ハッと気付いたけどもう遅かった…』
『今では、ニーナはあの人のことをお姉さんと思っているよ。少なくとも血は繋がっていないけど…義姉として大切に思っているよ』
と私の事をお姉さんと呼ぶ大人しくも、律儀な少女なニーナだった。
『ほうほう。仲良くて良いじゃないですか?』
カレンはニーナを冷やかすように話しかける。
『それだったらカレンちゃんもクレハとずっと仲良いじゃ無いの?』
『あいつとは腐れ縁って奴だよ。…まぁ、幼馴染で珍しくぶつかり合うこともなくひたすらに仲良しな姉妹って思われがちなんだけどさ…何処が姉妹ってのっ!?』
『全然似ても似つかないじゃん!─特に、髪とか…』
そういえば…カレンにニーナちゃん…。
今頃何しているんだろうなぁ……。
懐かしい話を思い浮かべた瞬間急に私の記憶の片隅にあっただろう昔行った会話のフラッシュバックが起こった。
「はぁ…久しぶりに会って話をしたいなぁ…なんて─」
ふと、独り言を私だけが知っている広々とした森の中にある広大な草原で一人で寝転び思い出にふけた─
しかし、その瞬間に見覚えのある気配を感じたのだった…。
「……ん?…あれぇ?…まって?この、慣れ親しんだ感じは…!?」
「…っ!?あ、あんたぁ…っ!?」
「ぁ…!お、お姉ちゃん!!」
「ま、まさか……本当に?本当に……カレンとニーナなのっ!?」
「クレハ…!……本当に久しぶりぃっ!!!」
「クレハお姉さん…!会いたかったぁっ!!!」
ほぼ同時に口を開けて喋るクレハとニーナ。
恐らく、私を追って未来からこの時代へ来たのだろう。
そして、この二人…多分未来へと帰れなくなって仕方なくここで野宿なりしていたのだろうね…
それにしても…カレンに、ニーナちゃんかぁ…
カレン…
私の幼馴染で大親友。
いつも行くときも一緒に行動するほど程、仲良し過ぎる腐れ縁の友達だ。
カレンの流れる血は私とほぼ同じ。
違うのは、創造した物を自分の思う通りに作り変えられる神の血を引いている珍しい魔族。
…因みに神の血を引いているといっても半神半魔では無いよ?
魔族の純粋な血を持ち尚且つ、その創造出来る力を自在に扱えられる神が、あの世界には居てそれと全く同じ力を使えることから珍しい魔族とも呼ばれていたんだよ。
…あ、私の力は何にたいしても根源を蝕む呪いをかけることが出来る珍しい魔族なんだよ。それゆえ『終焉の魔王』といつしかつけられたんだ。
そして、カレンのフルネームが
『カレン・ディスペディア』
彼女の扱う魔剣が唯一、一本しか無いと言われる神器。
『弄竄剣(ろうざんけん) ベネスズドノア』
この力と彼女の血脈が合わさりより協力な効果を得ることが可能になったわけ。
この事からついた異名は
【改竄の魔皇】
と呼ばれていたんだよね。
そして、ニーナ…
種族は神鳥種で大元の種族名が、不死魔鳥フェニクルス。
不死鳥フェニックスとは違い此方は亜種。
特徴や特性もほぼ同じだけど、唯一違うのは、精霊の類の様に生まれ方が特殊である事ね。
生まれる為の条件は─
まず、その場に高濃度の魔力が常に滞っている事。
次に形作る為の何らかの強い思念が必要なこと。
そして、常に魔力が滞っている状態が長く続いておりそれが、10年以上も経っている場所であること。
最後に人の争いにて年に一人以上犠牲が出ておりその犠牲が出た場所が魔力が滞っている地帯の近くであること。
そして、追加で注意点ではあるけど、毎年その近くで犠牲者が立て続けに出なかった場合は、生まれることがその時点で中断されるようだよ?
そしてもうひとつ。
犠牲者が多ければ多いほど生まれる条件が埋まり早めてより早く生まれやすくなるらしいよ。
私達はたまたまその一種の縄張りに入っちゃって…正当防衛の為にその私は倒しちゃったの。
まぁ、その時はフェニックスとは知らなかったから倒して謝っていたけど…
(私はその瞬間に治療(エント)を使用して傷を癒そうと試みたんだけど…その魔力を吸収しちゃって生まれ変わったんだよね…)
何だかんだで生まれ変わった不死魔鳥フェニクルスの娘が、今、私にかなり懐いているニーナって言う子供。
私をお母さん呼びする癖があってね…
でも、私はこの娘の母じゃないんだよ。勿論血も繋がっていないよ。
理由はニーナが言っていたけど、何でも鳥の習性である『生まれた時に一度だけその場で見た物を親だとずっと認識してしまう』本能のせいだってね。
…だから、血が繋がっては無くても無意識にしていると、つい私を『お母さん』と呼ぶらしいよ?
…ニーナは本能では無くとも、心から実の姉として見ているらしくて、とても信頼されているんだよ。
ニーナのフルネームが
『ニーナ・ディルへヴィア』
この娘の扱う魔剣が
『忌雷剣(きしんけん) ヘヴァニール』
炎神のニーヴァ、雷神のトーヴ、全能神のヘヴズ、厄神ヴァンドール、裁神ヴィシュトールの五つの神の力をこの剣に宿した数少ない神器のひとつであり、唯一ニーナしか認められていない魔剣の一つ。
それぞれの神の力を扱うならば野は焼け灰と化し、建物だけでは収まらずその周囲が焼け焦げ最悪溶ける。
常識には収まらないような理を引き起こし、相手を圧倒し殲滅する。
もしも逆らうならば、その相手に永遠の絶望を味会わせ、その罪人に死の鉄槌を下せし究極の魔剣なんだよ。
それでついた異名が、
【忌神の化身】
とその当時は呼ばれていたんだよね。
「─にしても、まさかあんたに会えるなんて…幸先良いかも……?あたし的には、もう会えないと思っていたからさ」
私に会えた事を物凄く喜ぶカレンだが、その表情からだと並の人からだと判らないと私自身が自慢じゃないけど自信を持って言えるよ。
因みに並の人からの会話を聞くならば表情から察して冷やかして見えるらしい。
「私もカレンに会えてとても嬉しいよっ!!─と言うか、その表情から見ると馬鹿にしているように見えるらしいよ?」
「ニーナもカレンちゃんが怒っている様に見えて実は怒っていない事が結構あったんだぁ~。それでね。今はお姉ちゃんに会えた事が一番嬉しい!!」
「クレハは一言が一番余計!そして、ニーナは全くさっきの話と関係ないじゃん!!」
未来からきても全く変わらない風景。
─あ、私の親友でもあるけどこの二人も立派な私の右腕と左腕だよ?
右が『改竄王』で左が『神裁獣』の異名も持っているんだよ。少なくとも私の側にいる間はそう呼ばれることが多いんだけど…
さて、話はまだまだ続くし、久々に長話といきましょうか?
積もる話も有るだろうしね。
「…じゃ、久々に会ったことだし久しぶりの三人だけの女子会と行こっか?」
「良いねっ♪それって。賛成ぃ~!久々にあんたの口から何を聞かされるんだか…とっても楽しみなんだよね~♪」
「ニーナもクレハお姉さんに話したいことがたくさんあるんです!!お覚悟してくださいね…?」
どうやら、久々に長話といくにはよかったけど、あまり混みすぎた話しはごめんだよ~?苦手なんだよねぇ~私は。
どうでしょうか?
自分的にはオリキャラを混みすぎてキャラブレが発生しそうな感じでしたが、なんとか持ちこたえました。
この日からちょっと話が多くなりそうなので4日ペースへとダウンしちゃいます。
本当すみません。
ですが、契約(ゼクト)は守る…間違えた。
約束は守るので、楽しみに待っていてください!