時を越えて繋がる双子の魔王 ~史上最強の魔王の兄と史上最恐の魔王の妹の二人が転生して子孫達の学院に通う~ 作:龍姫★サキ
なにやら騒がしい女子会になりそうな感じですが…
私は、久々に会ったカレンにニーナと久しぶりのお茶会を開くことになった…
そこで私達の道筋を再度思い返した。
この時代から遥か遠くの時代。
考えるとここの時代からかなり離れすぎていて信用ならないけど、私達は一万年先の未来から私達が誤った歴史を変える為に、過去へと飛んできた未来人って訳。
因みに私の中に流れる血は元々はこの時代からだと歳は丁度17歳辺り。
つまり、転生する前だとおおよそ一万年歳は越えているかも。
そして、カレンも同じく一万年位は生きている筈。
そして、過去を変えるべくこの時代に来た、その理由は簡単で…
私達が生きていた時代には『アノス・ヴォルディゴード』が生きていた事実が何処にも無かった。
即ち、この時代にいる『アノス』を初めて見た訳。
どういう形でアノスがこの歴史から消えてしまったのかは謎だけど、その真相を突き止めるべくカレンの能力である『改竄』を利用して私が元からアノスの妹として生まれた記憶にして上手く妹として紛れ込んだ事が唯一の救いだったよ。
─でも、あの時代でまさかトラブルが発生するとは思わなかったよ。
……そのせいで今の私達は…
「─にしても、もどかしい…あたしの昔の記憶がぼやけて思い出せそうなのに…思い出せないとは…」
カレンがそういうように今の私達には、未来の記憶があやふやで無いに等しい位。
「…そうしたらニーナも同じだよ?でも、思い出せない事を必死に思い出そうとしても時間の無駄ってやつだし、体力を無駄に消費して疲れるのがオチって、クレハが教えてくれたんだよ?」
でも、ある程度の、未来の記憶はあるから無いとは言い切れない。
「良く覚えていたね?私のニーナちゃんっ♪また、賢くなったんじゃないっ♪」
「いや、あんたのじゃないでしょ!?というか、いつから娘みたいになったのっ!?」
「ありがとう!お義母さんっ♪」
「ニーナ…?クレハはお母さんじゃ…って、何も『義母』つければ、大丈夫って思っていない…?」
「そして、クレハ…?また、あんたは甘やかして…良からぬ事を教え込む…」
「…ニーナは確かにあんたの魔力にて生まれたかも知れないけど…流石に、親バカみたいに育てたら、常識知らずの魔王のお嬢と呼ばれ馬鹿にされても知らないよぉ~?」
「そ、それは、困る…」
「ニーナも馬鹿にされたら怒ってその場所一帯を灰にしてニーナ以外は何も残らない様にしちゃうかも…」
「クレハはともかく、ニーナがやることは別の意味で困る…って言うか二次災害になるからやめんさい…」
カレンは相変わらず未来馴染みからのツッコミは私達の調子を戻してくれるちょっとした薬なんだよね。
「あはは…ゴメン。カレンのノリツッコミがあまりにも面白くて…」
「それ…誉めてないでしょ…?」
「誉めているつもりだったけど…」
「誉めていたんだ…」
未だに続くノリツッコミに水を差すようにニーナちゃんが、此方に向けて注意してきた。
「カレンもクレハお姉さんもふざけてないで現状報告しよ?折角、お茶会が出来るんだし、真面目に取り組まないと…」
ニーナちゃん?その真面目さは良い子なんだけどさ、その変な所での真面目さはどうかと思うよ…教えたつもりもないし…
「(お茶会なのに真面目に報告って…仕事か…?)」
「(…所で、この場でお茶会なのに真面目に何かを報告って…仕事の席じゃないじゃん?)」
意外にも私とカレンの思考は似ていた様で若干引いた顔が、私の目に映った。
「えー、そのふざけていたのは謝るけど、お茶会では真面目なのは毒だとあたしは思うわけだけど?クレハはどう思う?」
ここで私にくるのかぁ…はぁ。
「そ、そうだよね?私自身もからかいすぎたのは謝るけど、この場は楽しむのが目的の場だからそういう真面目は要らないかなぁ…って」
私がそういうとニーナは、首を傾げて暫く考えたのち…
「そう、なんですか?…いえ。ではすみません。ニーナ。知らなかったもので…つい」
─と、大きく謝ったのだった。
「こほん。ニーナちゃんは悪くないし。謝っても意味無いよ」
私はそういったあと更に続ける
「さて、昔話の前に改めて『この時代における私達の自己紹介』をしようかな?」
「そうだね。ここの時代では初めましてだったよね。アタシ的に乗らない手は無いよね」
「ニーナも、ここで自己紹介が出来るくらいに賢くなったのをお義母さんに見せてあげられる♪」
「(あ、これは無意識状態だ)」
「(あ、これって、無意識に入ったかも?)」
「んじゃ、この時代の主役の私から」
私が早速自己紹介をしていく…
「私の名前は、『クレハ』終焉の魔王という異名を持っていて、フルネームが『クレハ・ヴォルディゴード』。純粋なるアノスの血を次いでいて、破壊神の次の生まれ変わり…」
「この名前はとっくに変えた名前に過ぎず本来の元の元の名は、『破壊神 アベルニュー』…次の名こそ『ネクロン一族の実の姉』…だった者』」
「過去を変え、妹を救うべく此方の世界にやってきて失敗して別人となってしまった成れの果ての姿…それが私。『終焉の魔王 クレハ・ヴォルディゴード』……以後お見知り置きを…」
長くも短くもあった私の自己紹介が終わった。
それをみたニーナとカレンは
「ほうほう。それがあんたの自己紹介って訳ね。学べる所多そうでアタシにとっては勉強になりますな~」
「ニーナ。クレハの紹介が凄く分かりやすかったよっ♪ニーナも頑張るっ♪」
と二人から好評だった。
次に自己紹介を行ったのはカレンだった。
「え~こほん。あたしは『カレン』。これは、物好きが聞くことですが、以前の異名が『改竄の魔帝』と呼ばれていて歴史やら記憶などを自らの意思にて書き換えることか出来ますです」
「フルネームが『カレン・ディスペディア』以前の記録にて似ている名前から『へし折って』…いや、頂いて少し自分なりにアレンジした感じ?」
「んで、あたしの名前はカレンで通していますが…この名前は実の所は、変えたものに過ぎないってね」
「─元の名前は『創造神 ミリティア』って言っても、本当に歪み歪んで生まれた姿なんだそうです…あたしは知らんけど…」
「まぁ、要するに今のあたしは複雑に歪む前からすれば、今の時代におきかえるのなら、元の姿であたしの歳は『17歳』…そしてあたしは『ネクロン一族の妹』…に生れず消えた者」
「過去を変える為に、友人のクレハと一緒に協力するも巻き添えを食らい、同じく別人に生まれ変わってしまった感じかな?」
「─でも、ある意味称えられていた『運命を自在に操れる神』や『想像の幻想を作り出せる神』などとして有名だった数多くの異名を持っていた『改竄の魔帝 カレン・ディスペディア』で~すっ♪」
「…ま、『気楽にやっていきましょ~♪』が心得で、誰とでも話しかけやすい、至って普通で割と地味な女の子なので、宜しくぅ~」
長い自己紹介だったが、長くも彼女らしい自由翻弄な自己紹介だったので安心した私だった。
「カレンらしくて安心した」
「どんな感想っ!?」
「ニーナも同じく」
「あんた達ねぇ…!」
カレンは笑いながらも呆れて物も言えないようで、すぐにニーナの自己紹介となった。
「えと、ニーナは『ニーナ』と言います!フルネームが『ニーナ・ディルへヴィア』。この名前はお義母さんにつけて貰いました!」
「種族は不死魔鳥で不死鳥の亜種です。フェニックスとは違いますが、死なないのは同じです。『不死魔鳥 フェニクルス』がこの私の種族の名前で希少種らしいです」
「私は、カレンにクレハと共に暮らしていて、今の時代でやっと再開できて幸せな鳥です」
「…あ、この姿じゃわかりませんが、これでも神獣の一種で舐めていると痛い目をみることになります」
「一生懸命頑張りますし、人とのコミュニケーションも上手くないですけど頑張りますので宜しくお願いします!!」
ニーナの自己紹介は知識をありったけ使っての紹介だったけどやっぱりまだ語彙力が足りなくて、最後がしまり悪かった様だったね。
でも、一生懸命なのは伝わったし、良しとしようかな?
「─んじゃ、改めて昔話を語ろうとしようかな?」
「いよいよ、本題の話って訳…ふぅ。いよいよ、あたし達のお茶会が始まるって訳ね
「ニーナ。お義母さんが学校試験出来るって風の噂で聞いたけど…ほんと?」
何処で聞いたよ?それ…?
─まぁ、話す手間が省けそうだけどね…
「まぁ、それはそうだね…。この際だし話しておいて損はないか…そうだね。私から話すことになるけど…内容が複雑でまず─」
こうして、私から話し始めるちょっと長めで五月蝿い茶会がようやく始まるのだった…
さて、次は話を試験に戻していきます。
昔話?
その話は試験が終わってからで
真実をここで明かしてはつまらないものですよ。
未来で何が起こったのか…?
クレハ達が生きていた時代とアノスが生きていた時代と一体何が違うのか…?
その真相を予想しつつ次の話を予想してみてください。
では、次回でまた会いましょう。