時を越えて繋がる双子の魔王 ~史上最強の魔王の兄と史上最恐の魔王の妹の二人が転生して子孫達の学院に通う~   作:龍姫★サキ

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時系列は以前に戻り、試験が始まる直前になります!
クレハ時点で描かれる物語…どういう風に描かれるでしょうか!
では、どうぞ!


実技試験(クレハ視点編)

─時は戻り、クレハと今、対峙しているのはイオルグ・インドゥと言うアノスと先程戦った男の兄らしい。

 

私のお兄ちゃんの戦いを見て何故か私を見て顔が歪む。

 

…明らかに此方に対して怒りを感じられる雰囲気だけど…。

 

私が何かしたの?

 

いいえ。

 

『私は』なにもしていないよ。

 

お兄ちゃんであるアノスがこいつの弟をなにもさせずに打ち負かした事が原因だとは思うけど…。

 

ま、それもそれで面白そうだけどね?

 

 

─そうだね。

 

完全なる【八つ当たり】って奴だとは思うけど…。

 

それって。

 

『弱者が行う極めて非道で魔族の欠片も無い悪党がする事』

 

つまり、この男は完全に見込みがない。

 

将来は悪の道へと下り結局の所、私達に裁かれるんだけど…。

 

…考えても埒が空かないや。

とりあえず、此処までの経緯を私の目線で進めていこうかな?

 

まず、当日をハイライト感覚で見ていくとしよっか?

 

試験当日…

 

デルゾゲート内

試験会場大広間。

 

─さてさてぇ…今日が私達の大事で大事な試験日。

「ふむ。…まず、俺が最初と言うことか?…手応えのある奴が相手なら良いのだがな…」

 

私のお兄ちゃんであるアノスは、トップバッターの様で試験の実技試験の会場である闘技場へと向かう。

 

私はその会場の観客席?みたいな所お兄ちゃんの勇姿を見届ける…

 

お兄ちゃんのアノスが戦ったのは、試験会場前でお兄ちゃんに喧嘩を売って返り討ちにあった情けなくて馬鹿過ぎる輩が相手だったわけ。

 

お兄ちゃんの気遣いにも気付かずに失礼なことを何度も何度も!!

 

私が側にいたのなら二度と口すらも聞けぬように私の魔剣で細切れにした後、その根源に死の呪いを刻んでやったのに。

 

─そうすれば、私の言う事を『一度』でも守らない…その時点で、そいつの『根源のみ』を消滅させて永久にこの世から抹消出来たというのに…。

 

それは、おいておくとして…お兄ちゃんは無事試験は突破。合格ほぼ確定として試験は終えた。

 

次の順番はこの私。

 

『クレハ・ヴォルディゴード』ってな訳。

 

 

─では、回想は済んだよね?

 

じゃ、ご覧あれっ♪

 

私の唯一無二の戦闘すら必要ない戦いを!!

 

 

 

 

 

闘技場……

 

 

「……で?あなたは良いとして、君達は何なの?護衛か何か?…試験は一対一の真剣勝負なんかじゃないの?」

 

目の前に見えるイオルグは、関係ない奴を引き連れてこの舞台に上がってきた。

 

「─ふっ。純血である我らには雑種と呼べる奴に『正々堂々と』戦う義理はないのだよ。お前とそのもう一人にはその様に扱わなくても大丈夫で、これはこれで試験に勝っても不正や失格にはならないのだ!!」

 

人間性が腐っているわ……。

 

─どうせ私に勝てないからって怯えて数で勝って数のゴリ押しで勝つ算段だとは思うケド…。

 

負け犬が。

 

「へぇ~?つまり?あなたは、そうやって正々堂々と言う言葉の形だけをとっておいて正当化しているとは思うけど…実際、あなたは私に圧倒的に倒されるのが怖くてそうやって数で押してやろうって考えでしょ?」

 

私はイオルグに少々煽り上げる様に笑みを浮かべながら語る。

「…!貴様。今、言った言葉…我等の始祖の言葉を軽蔑するに値するぞ……?」

 

「…はぁ?『数で吠える狼達』が始祖の言葉を否定するって言う方が、一番に信仰も偉業すらも馬鹿にしているのと同然だわ…。例えば…今の貴方達のようにね?」

 

イオルグは私の言葉が図星だったようで、その言葉に逆上して物量で攻撃してきた。

 

「今の言葉…聞き捨てならない。今からお前は万死に値すると見なす!!此処での勝利条件は戦闘が続行できなくなるかギブアップの宣言をさせること…」

 

「つまり、貴様を裁くためにこうしても良いわけだ!!死で償って貰える事を貴様は誇りに思いつつも冥土へと行けるように祈るが良い!!!」

 

次々と魔法詠唱を開始する。

 

まぁ、この程度なら圧すれば自滅するだけだけどそれじゃつまらないじゃん?

 

舞台には必ず『ヒヤヒヤする場面』が必要不可欠な物…

ヒーロー物なら尚更、必要な訳。

 

…クフフッ♪

…ここは大袈裟に私大得意の演技で騙して上げるわ。

精々私の掌の平で転がるといいわっ♪

 

「えっ!?嘘…こんなに強い魔法があるなんてぇ…。うぅ…ねぇっ!?さっき言った言葉…取り消すからぁ…許してよぉ……」

 

「クハハッ!!そうでないと私はつまらない。しかしな、私にはもう止められないのだよ」

 

「…貴様が放った嘆かわしい声で…更には、無礼にも我等が始祖を汚す様な真似を…私達は、許せないのだ」

 

「責めての慈悲だ。貴様が訂正したという敬意に称して痛くないように一撃で殺して上げよう」

 

「はぇ…ぅぅう……助けぇ…」

 

「食らうが良い!!我が精鋭達の魔法を!!」

 

 

私に向けて数多の魔法が展開され撃ち放たれる…

 

 

それも何発も…

 

 

「ハハハハハッ!!!これでアイツは葬った!!我等の勝り…─」

 

「クフフフッ!!アハハハハハハッ!!!!」

 

私は目の前にいる輩の攻撃により少量血を流しそれを肌身で感じたのだった…。

 

「っ!?な…ど、どういうことだ…?あの魔法に耐えるだとぉ…!?」

 

「…クハハッ!!それを覚悟で使用するとはな?見事だ俺のクレハが無自覚で発動し神の境地に位置する存在である…二重人格の一柱『終焉訪れし狂気の女王』……【一面狂気血濡れ二面反転特性】」

 

「…通称『真の終焉の魔王』の顔を出したな?…クハハッ!!いやいや、なかなかどうして全く笑えぬが事態だが、今回は…ふむ。大丈夫な感じだな?ここはゆるりと勝利を見守るとしよう。」

 

「…どの位の時間、クレハの遊び相手が勤まるのか見物だな?」

 

…アノスの言葉が、聞こえる。

 

そうだわ。

 

私は、目の前にいる腐った輩に裁きを下さないと、いけませんわね…?

 

…お兄ち─

 

…お兄様の言う…私なりに纏めれば文字通りに『終焉の魔王の再臨の再上映』って所かしら?

 

…ううん。性格が急変して、『今の私』は狂ったに見えるから『正気を失った』と言った方がより正確かしら?

 

─こほん。

 

とりあえず。

 

この形態になれたのは久しぶりな感じがするわね…?

 

─いいえ。

この身体に人格交換(シフト)してくれたクレハには感謝しても仕切れないわ…この恩はこの娘に一生尽くさないとね…

 

 

まぁ、久しぶりに『二面性』を解放してくれたクレハには、面倒なアドバイスやら定期的に告げたり人格交換(シフト)しないといけなくなるから私としても、『この娘』にしても非常に面倒な案件だけど…

 

 

実際に簡単には説明するのなら私自身は『二人で一人』な存在。

 

 

 

アノスお兄様には、以前に戦って負けたわけだけど…今はお兄様として頼れるお兄様で味方。

 

 

その存在を下に見下しておいて、この『女王』の『私』黙っていられる訳が無いわよ!!

 

─勿論、『魔王』としての『私』も同じ気持ちね?

 

─というのも忘れない様にね?

 

だから舐めきっているこの輩には制裁を加えて上げること…嬉しく思ってよ?

 

 

「クククッ!!そうね?…そうでなくては…。そうやって驚いてくれないと、悪役の立場が危ういでしょ…?」

 

「先程…、我等の魔法はどれも上級魔法な筈…何故…!?」

 

この私を呼び覚ますには少量の血液が必要…それも血少量に全てが最上級よりもひとつしたの魔法を10発以上浴びせる必要はあるけどね?

 

「…あんな程度なら私が諸に食らってもね…ほぼ無傷なのよ?けど、わざわざ食らって上げたの。そう。私を呼び覚ます為に『この娘』がね?」

 

 

「???……この…娘?何を、言っている?」

 

…あぁ…♪

 

─その眼…!

─その不可解と呼ぶ顔……♪

 

なんと嬉しきこと…♪

 

その眼を細切れにして生きているまま飾ってしまいたい!!

 

顔を切り抜いて、それをショーウィンドウに飾って眺めていたい!

 

それも新鮮な内に!!

 

そして、その存在全て、鮮血噴き出させて、紅い噴水に作り替えてしまえばどれ程映えるのかぁ…♪

 

妄想が止まらなくてぇ…フフフ…!

 

 

「クフフフッ!!!キャハハハハハハッ!!それっ!それっ!!本当にもう!!!玩具の言う言葉の通りだわ!!」

 

「き、貴様……正気かっ!?」

 

「そうねぇ…正気と言えば正気だしぃ……本気でもあるわ。今すぐにでもあなたの全てを頂きたい…♪バラバラにして、それぞれの良い所を引き抜いてね?だから…正気じゃないと言えば、じゃないかも?」

 

「どちらにせよ…あなたは私をみくびりすぎた。いい気になって調子にのった」

 

「私に最後に言った言葉…覚えている?」

 

「なんのことだ…?」

 

顔には、私に言った言葉を覚えているのに…もったいない。

 

「アラアラアラ…ッ♪覚えているのに、嘘はいけませんこと…ウフフッ♪」

 

「…じゃ、今から私は、それを伝えると同時にあなたに私に送った慈悲の言葉をそのままおかえししますわね?」

 

「何を…するきだ……?」

 

「クフフフフッ!!アラアラッ♪覚えているじゃない!なら、決まっているじゃない…?」

 

 

「『今から貴方達を裁き』『際限無く』切り潰しちゃいますっ♪せめての慈悲よ?『痛くしないように一撃で葬っちゃいますっ♪お覚悟は貴方達はよろしくて?」

 

 

私の中に眠る『もう一人の私』である『終焉訪れし女王』のクレハ・ヴォルディゴードが目を覚まし、久々の運動がてらに試験の堂々とした数の不正を裁く為に…

 

もうひとつは、身体の元々の持ち主である『クレハ』に報いる為に……

 

その二つを達成する為に目の前にいる『腐った思考を持つ試験相手』を悉く黙らせる対話(物理的)という深交が今、始まったのであった…




クレハは実は二面性を持ちどちらも異名を持つ強力な魔王。
つまり二重人格を持つ珍しい人物。
それもどちらも確立した人格を持ちどちらも意志がある模様…



因みに、切り替わると同時に片方は眠りに浸くため確実に身体を動かす主導権は切り替えた人格のものになります。



しかし、このクレハは少々形が異なっており『真の意味で身体を譲った場合』は身体にも大きな変化をもたらすらしいです。
性格は、元々の人格は気楽な友達みたいですが、別人格の人格はお嬢様の様で王たる威厳を含めている性格となります。

二千年前には、その狂気で彼女が言った事をすぐに、それも即その場で実行するが、故に『終焉を訪れし女王』と呼ばれているようです。

では、次回は、お盆を挟むため4日感覚ではなくなります。

投稿したその日から一週間は投稿は難しくなりますが、その後の4日後に投稿はします。

勿論その後は、4日毎に投稿する予定なのでご心配無く

それでは楽しみに待っていてください!

【8日→7日+4日=11日】


【投稿する日=8日】


【次回投稿予定日=8日+11】

【19日位】
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