アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告   作:W姉貴に負けたい人

13 / 40
これで実質的に最終回なので初投稿です


龍門大脱出! 打倒黒蛇へレディー・ゴー!

どうも一般投稿者です。

今は遅れて龍門攻防戦に参戦しております。クラウンスレイヤー姉貴はケルシー先生に任せて、今は直属の部下から受け取った無数のネズミを龍門に放っています。

 

>……"コレ"を使うのは久しぶりだ。何せフリーの傭兵時代に、Wと部下たちだけで敵陣を落とさざるを得なくなった時が最後だからな。あの時はへドリーとイネスは別件で間に合わず、結果コイツを使わざるを得なかったんだったな

 

ただのネズミじゃないだろって? まあそうです。小型源石爆弾を付けたネズミです。

これをスラムでボンすれば、混乱に乗じて黒蓑は来ます。そこでチェン姉貴をぶつけ、混乱する龍門からレユニオンを連れて脱出します。ファウストくんのアーツを短時間使って出る感じですね。

炎国からの使者はチラホラいますが、表立って行動するわけではありません。そこまで大事でもないのでね。だって勝ち確よ?

 

>元々ネズミ爆弾は、オレが同族狩りに考案したものの、爆弾の調達が上手くいかずに頓挫した方法だ。──がWとなる前に、一度部隊で使ったものの、手間と効果は釣り合っていたが、しかし小型爆弾の調達費用がバカにならなくて緊急事態にのみ使うことを決めた。しかも使うネズミに愛着が湧く部下もいて、結局は野生に返したりとかなんとか……Wもこの方法はあまり好きではないと言ってたし、そういうわけで封印していたのだが、今回はそうもいかない

 

で、今回の問題は黒蓑です。戦闘能力が高い上に全てのステータスがアホみたいなレベルでまとまっています。大抵の場合、正面戦闘では2体倒すのが限界で、不意打ちでも5体までやれればいい方です。

今回のルート取りはスラムを利用した敵陣中央突破・最短脱出経路(原作でチェンが脱走に使ったルートが非常に手薄なのでそこまでを強行突破する)なので、スラムで起きた大混乱に表ルートから突入してくる近衛局と裏ルートですれ違いつつ、逆に別ルートから来る黒蓑と鉢合わせしないようにする形となります。このルートの問題点は黒蓑到着までのタイムリミットが短く、下手をすれば即がめおべらです。

 

そういう時の為にメフィストくんの家畜を民間居住区に放っておきます。

 

そう、源石爆弾を持たせて少数だけね。

 

あとの家畜? スラムに潜ませて黒蓑が襲いかかってきたら死んでもらうよ。退き口よろしく捨て石に一体一体使ってけば間に合うし。

 

するとさしもの黒蓑とて、足止めされてしまいます。彼らは善良なる市民の味方。スラムとかいう掃き溜めは浄化しますが、善良なる市民を守る為に行動しているので、それが害されるような場合はそれを止めるのを優先します。まあ浄化と言っても皆殺しというわけではありません。レユニオンと連んでる癌の掃除くらいですから、結構な数死にますけど。本気で何もしてないスラム民には手を上げません。多少の犯罪行為であれば目を瞑りますが、しかしレユニオンと連んで龍門崩しのお手伝いをするようなスラム民には死が与えられます。当たり前だよなぁ?

 

前回のマッピングで民間居住区に繋がるエリアは把握したし、丁寧に流し込めば龍門中大混乱。チェン姉貴が勝手に黒蓑を見つけて勝手にキレ散らかしてくれるでしょう。

 

そしてこっちは死にものぐるいで決死の脱出を行う敗走軍。

追っかけてくるのは勝ち確で龍門の立て直しを早急に必要とされる近衛局と勝手に殺しに来た黒蓑。あとボケーっと眺めてる監察官。

 

どちらが……(士気が)上かな?

もちろん……上だよね。

 

あとは、適切に市街に混乱をばら撒いて、内部分裂を起こしながら……生きようね!

 

さてそういうわけで近衛局とメフィストくんとファウストくんが戦闘をしている近衛局ビルへ急行します。ついでに場を固めているレユニオン構成員に声をかけておきましょう。

 

>「状況は」

「現在近衛局ビルでファウストとメフィストが交戦中だ」

「援軍は来てるか」

「あんたがそうじゃないのか?」

……やはりタルラ、捨てたな

「ロドスがコッチに来ていると聞く。それに龍門がこの状況を想定していない筈がない。全隊、チェルノボーグへの撤退準備を始めろ! 狩られる前に逃げ切る!」

「はぁ!? 何を言ってるんだG!」

「オマエらは捨てられたんだよ。そして逃げると言った。二度も三度も同じ手が通用するならこの世に都市の安全神話ができているわけがない」

「裏切るのか!?」

「死にたいならここで殺してやろうか」

銃口を突き付ける。それもわかりやく他の連中の目につくように

「オレの指示に従わなかったヤツらがどうなったか教えてやろうか──? スカルシュレッダーだよ」

「っ、貴様……!」

「撤退準備を進めない場合──龍門に殺されたいと判断する。二度目は無い。そして指示に従わない場合、武装を取り上げ、爆弾だけ取り付けて前線に捨ててやる」

「G! テメェ汚ねえぞ!」

「虐殺者が綺麗汚いをほざくなよ。さっさと選べ。死ぬか消えるか、泥水啜っても生き延びるのか。オレがメフィストとファウストを拾ったと報告するまでに決めておくことだな」

急いで近衛局ビルまで移動する。連中は……一度だけ様子を見てやるか

 

さて、そういうところですぐにスノーデビルへ連絡を入れます

 

>……スノーデビルに声をかけねばな。ここはもう、生贄の街だ

「スノーデビル。オレだ、Gだ」

「Gか。どうだ龍門の様子は」

「見捨てられた。タルラが援軍を送ってきてない。フロストノヴァに伝えてくれ、あのメフィストですらタルラは捨てたと」

「……何? メフィストが捨てられた? いい気味だって言いたいが、あいつのタルラへの忠誠心は確かなものだった。なのに何故……?」

「そういうことなのだろうさ。安全なところで待機してくれ。オレたちは龍門から脱出し、そちらに合流してチェルノボーグへ向かうつもりだ」

「合流ポイントは? 姐さんの具合があまり良くないんだ。無理の無い範囲で頼む」

「少し待っててくれ。今メフィストとファウストを拾いに行ってくる。いいか、絶対にこっちに来るな。何があってもくるな。一網打尽にされるぞ」

スノーデビルとの通信を切り……今度はアレックスの運搬を任せた部下との通信を繋ぐ

「……Gか」

「ケルシー……」

その返答は、ケルシーのもの。久しぶりの通信機越しの声。少し痩せたのだろうか、気苦労が多いのだろうか、やや疲れ気味だ

「君とこうして話をするのは、3年ぶりか」

「オマエも数えるのか」

「馬鹿弟子のことだからな。で?」

「報告にあったかもしれんが、フロストノヴァを筆頭としたスノーデビル隊を拾ってもらいたい。オマエの事だ、色々と調べはついてるんだろう」

「ああ」

こういう時のコイツは本当に頼りになる。ちゃんと話を聞いてくれるからな

「だが、君から示せるこちらへの利が無い」

「Wを離反させる。サルカズの傭兵団も全てだ。フロストノヴァが生きていれば、パトリオットも引き込めるだろう。タルラへの不信感があるのは事実だからな」

「……ボジョカスティ、か……」

「知り合いか?」

「古いな」

「……まあ、アンタがいくつでも綺麗なのは事実だ。野暮なことは言わんぞ」

「そうか」

 

余計な詮索はしないよをここまで面白おかしく言えるのはマジで才能だよGくん。

 

>しばらくケルシーは黙った後、オレに向かって座標を告げた

「……このポイントにロドスの船が停泊している。流したければ流すがいい。迎えはアレックスたちに任せておく」

「アイツらは元気か?」

「アレックスはな。ミーシャは未だ意識不明だが、容体は快方に向かっている」

「……そうか。助かる、ケルシー。また顔を合わせるだろうが、Wと喧嘩しないでやってくれ」

「善処しよう」

──そういえばWはケルシーとは会うなと言っていたが、別に会話するなとは言っていない。うん……多分、平気だろう

 

多分平気じゃないと思うんですけど(名推理)

 

>通信を切り、スノーデビルに繋ぐ。ポイントを伝え、仮にオレたちの姿が見えなかった場合、裁量は全てそちらに任せておくと言い切った。アレックスなら上手くやってくれるだろう。ミーシャの背中を見たのだ、ミスをする筈がない

近衛局ビルの付近の裏路地を移動していると、戦闘音が聞こえる。その上チェーンソーの音まで。遅かったか──いや、まだだ。Wから借りていたグレネードランチャーを握り、長剣を抜刀……

「ふっ──!」

跳躍。近くの壁に刺して足場を得て、電磁抜刀による壁蹴りを繰り返す。身体強化だけでは遅いと判断したのが功を奏したらしい。展望デッキ付近まですぐに辿り着いた

 

いや電磁抜刀をそう使うなよ(真顔)

電磁抜刀で壁蹴りすな……確かに早急にって選択したけどさぁ!

 

>──そして

「ククッ、やっぱり来たんだね、G!」

「──遅いぞ」

「すまん。説教を食らってな」

メフィストとファウストの声が聞こえた瞬間、ランチャーを構え……発砲。展望デッキを崩しにかかる

驚愕の表情のブレイズたちが見える。どうやって登ってきたと言わんばかりだな。チェンに至っては間抜け面を晒しているぞ

「そぉら急げよチェン隊長! オマエの親父がスラムのゴミを皆殺しにする前になァ!」

そう叫び、二人と部隊の離脱を支援するように上空から全弾発射し、展望デッキを崩壊させる

そしてランチャーを捨てて、長銃を握りオレは飛んでくる破片の中から大きめのものを瞬時に選択し、銃の反動でそれに向かい、電磁抜刀の土台として降りていく

 

……いや世界のどこに銃の反動をブースターに使って崩れ落ちる建物の破片を土台に電磁抜刀による降下を行う奴がいるんだよお前……

 

>地上で二人が率いる部隊と合流する。ニコニコとしているメフィストとは反対に、ファウストはこの状況を理解しているようだ

「……G、撤退するのか」

「ああ。ハメられた。はじめから龍門は読んでいたんだ。それにタルラからの援軍も無い」

「は? タルラ姉さんがミスをするわけないだろ」

「そのタルラがオマエを見捨てる選択をしたんだ。理由がある筈だ。オマエには生きて知る権利がある」

「……」

「メフィスト、わかってくれ。ここはGと一緒に撤退してタルラの真意を問うのが大切だ。だろう?」

「……そうだね。確かにその通りだ、ファウスト。──で、ここに来たからには作戦は考えてあるんだね」

「ああ。だが少し待っていろ」

通信を繋ぐ。クラウンスレイヤーだ

「……クラウンスレイヤー。作戦は失敗した。チェルノボーグへ撤退する。オマエも急げ」

「了解した」

それからもう一度現場指揮官に繋ぐ

「拾った。答えを聞こう」

「我々もチェルノボーグへ離脱を開始する。スラムを使う」

「B26区画を使え。あそこはレユニオンの協力者もいない区域だからな。オレの仕込みもしていない。逃げ帰るだけなら落ち武者狩りには会わんだろう」

「了解。そっちは?」

「──近衛局隊長様御用達のルートを使い脱出する。危険だが最短ルートがここしかないのでな」

通信を切り、オレは行動を開始する。ネズミが炸裂するまであと3分……

「メフィスト、オマエの兵隊を切り離せ。この爆弾を取り付けて残っている半数をスラムに、もう半数を民間居住区に向かわせろ」

「わかった」

「ファウスト。オマエのアーツは緊急事態のみだ。無駄な消耗は避けろ」

「了解」

「──これより隊の指揮はオレが取る。必ず全員を生還させると約束しよう」

無言の返答は──是だ。この状況で歴戦のサルカズが撤退戦を指揮してくれるなど、嬉しい以外の感情もあるまい。だから……

「目標のポイントは──敵陣の向こう。これより中央をスラムからの裏ルートを使い最も手薄となる部分を強行突破、離脱する。特殊部隊が来る可能性もある。各員、警戒を怠るな」

オレは久しぶりに部隊を率いて、調べ上げたスラムのルートを使い敵陣中央の強行突破を開始した

 

ということでここからは死にものぐるいで突破するだけなので加速。途中でスラムでネズミ爆弾が炸裂し、大混乱が起きますが無視。民間居住区で爆破テロの混乱が起きますが無視。どうやら黒蓑もバラけてくれたようですね。まあ、普通はまさか前方に撤退する奴らなんて想像しませんよね。自分に有利な場所へ逃げるのが撤退なんですから。それをまさか、不利な場所が一番手薄だからと前退するのは頭おかしい奴しかいません。

だから強い近衛局の兵士もいないし、瞬殺できます。メフィストのガチ支援とファウストたちの火力支援、そしてGくんの汎用性の高さがあれば抜くのは簡単です。

 

>雑兵を蹴散らし、ポイントへ急ぐ。そこまで遠いわけではないが、この混乱が収まってしまうと厄介なことになる。だから早い段階で抜け出さなければ一貫の終わりだ。まったく、チェンには感謝だな……スラムの連中からヤツのお忍びルートを手に入れて正解だった

「……G、来るぞ! わからない奴だ! 特殊部隊かもしれん!」

「メフィスト、ファウスト!」

「了解……!」

「──任せろ」

漆黒の存在が正面から向かってくる……1人? まあそうだよな、敵陣中央突破を狙うヤツなどヤケを起こした連中にしか見えんのだからな……!

 

おや、幸運ですね。1人だけですか。知ってるルート使ってきたくらいですかね?

 

>剣を向ける。ただ向けるだけ──そして電流を流して先端から放電させる

「!?」

予想外すぎる攻撃に驚いたのか、一瞬黒服の動きが止まる。そこへすかさずクロスボウによる火力支援が飛び交うが、装備が優秀なのか本人の優秀さか仕留め切れない。ならば

「──ホント、いい武器だよなぁ……タルラァッ!」

 

やっちゃうのかなァ? これはァ!

 

>プレゼントしてくれた龍に感謝しながら、オレは空間そのものを加速装置として──()()()()()()()()()()()()()()()()を行う。痛む身体は全て無視して、自らを弾丸として発射。そして振り抜き、完全な不意打ちだ。まさかそんなことをしてくるわけがないという予想もあったんだろう。深々と斬られたソイツの表情は、バカを見るものだった

 

……こいつやりやがった! こいつやりやがった! あのクソ強いことで有名な黒蓑を完封したぞこいつ! 流石最強のGくん! でも二人目は勘弁な!

 

>「メフィスト。コイツは」

「感染者じゃないね」

「そうか」

すぐさまトドメを刺し、メフィストらによる治療を受ける。最低限で切り上げてコイツの黒傘を奪い取って頭に着ける。これで特殊部隊の裏切りも匂わせられるだろう

しばらく走り続けて、雑兵を蹴散らしては進み──そして部隊の損耗率が半分を超える頃、漸くオレたちは龍門を脱出した

 

……はい、脱出完了です。本当ならもっと長いんですけどね、長々と走ったりなんだりするシーンを見るのは退屈でしょう? だから加速しました。

 

>「オマエたちはチェルノボーグへ。オレはフロストノヴァとクラウンスレイヤーを拾ってくる」

「……そういえばフロストノヴァは援軍で来るって言ってたけど、君が来なくしたのかい? G」

「まあな。負け戦なのは目に見えていた。無駄な損耗を避けるために、仕方ないことだった」

「ふぅん……まあ君一人で十分足りてたのも事実か。行こう、ファウスト」

「……感謝する、G」

「気にするな。言ったろう? 生きることを選んだならば、オレは手を貸してやるとな」

こうして二人と別れて、ケルシーが言っていたポイントへ向かおうと移動を開始してしばらく──

 

ん? こんなイベントあった……っけ……?

 

>「はぁい、G。何処行くの?」

自分の部下の傭兵団を引き連れて、Wが姿を現した

「ロドスだが」

「裏切るんだ」

「オマエとてサルカズを使い潰し、チェルノボーグを落とすタルラなどに協力はしたくあるまい」

「そうね。だからこうして隊を引き連れてあんたを拾いに来たわけだし」

そう言うWはえらく不機嫌そうだ。どうしたんだろうか

────

>訳を聞く

聞かない

────

「……どうして此処がわかった」

「ケルシーから連絡があったのよ。しかもあんたの回線から、あんたと話したってね」

「……」

「それであんたならどうするかを考えて、なんとなく此処にいそうだって思ったから来た。それだけ」

「以心伝心で何よりだ」

しかし……Wの視線がすごい。というか、怖い。具体的には剣に向けての視線が

「で、誰からのプレゼント?」

「タルラに直接、オレの剣の壊しっぷりを言いに行った阿呆がいたそうだ。ソイツにタルラがわざわざ使ってない剣を渡して、オレに流れた」

「……ふぅん」

……バレ、てはいない筈だ……バレては……いない筈。うん、絶対、多分

Wは仕方なさそうに頷いた後、オレと共にロドスを目指した。その理由は簡単で──戦略協定を結ぶこと。それだけだ

タルラを倒すために

 

W姉貴怖いっすねぇ。まあ知らんところで嫌いな龍女に自分の半分がツバつけられてたら、そりゃあ気が気でないでしょうな

 

>「アレックスからも連絡があったわ。ロドス本艦の位置ね」

「もう、向こうもなりふり構わずか」

「それにあんたの行いも結構良かったみたいね。あれやこれやとロドスに助言して──それに何? よくもまあ、あたしの腹の中も明かしてくれたわね」

「機嫌なら後で取ってやる」

「けど否定しないわ。殺したくなんて、なかった」

「……だな……」

Wは冷淡なようで、その実優しすぎる。オレとは真逆だ。悲しいくらいにコイツは優しすぎるのだ。だからこうして……オレの前くらいでしか、弱みを見せられない。そんなオマエこそオレの半身に相応しいと思った

「交渉は全てオマエに任せた。オレの行動は全てオマエの指示にでもしておけ」

「じゃあ言い訳は何かある?」

微笑みながらWは単刀直入に言ってきた。ケルシーと話したこと……アウトだったらしいな……

「許せ」

「許してあげな〜い。この後も一緒にいなさない」

「つまり……交渉の場でもか?」

「そうよ。ケルシーにアピールするの、あんたはあたしのモノだって」

「オレはオレのモノなんだが」

「あらそう? ……ねえ、そこの。あなたはどう思う?」

「え? いやあ、どう考えても俺ら以上にWの所有物だろ」

「……もう、いい」

 

Gくん……犬耳と犬尻尾付けてW姉貴の前でワンって鳴いてみない? きっとW姉貴が笑顔で首輪付けてくれるよ……? そのままバター犬END迎えない?

 

>そうしてしばらく歩いて……ロドスに拾われたオレたちは

「久しぶりだな、W」

「ええ、二度と会いたくなかったわ。ケルシー」

……というか、オレは

「何故彼を此処に連れてきた?」

「あんたに見せ付けるためよ。あたしのGは誰にも渡さないってね」

修羅場に巻き込まれていた

 

オメェの所為だよバァカ!

 

>……帰ろうかな

視線を泳がせていると、部屋へやってきたアーミヤとドクターと視線が合い──

「どうも……」

なんか、いたたまれなくなって、軽く会釈をした。二人もおずおずと会釈をしてから、ドクターはオレに対して一言

「ありがとう。フロストノヴァと戦う道を選ばずに済ませてくれて」

「気にするな。タルラを止めるために戦力は多い方がいいと考えただけだ」

「けど、あなたは双方の犠牲が最小限で済むように動いている。違いますか」

「そんな言葉はチェルノボーグの虐殺を防いで初めて言えることだ。所詮オレは今も昔も狂った理想を追い求める、諦めの欠如した大量殺戮者に過ぎん」

善意や防ぎたかったなどという事ではない。オレは今も昔も狂った光を追い求める獣でしかない。効率的に敵を追い詰めて滅ぼすしか能がない

「アーミヤ、オレはただの狂人だ。スラムに爆弾を付けたネズミをばら撒き、最後の仕事を全うするために民間居住区で爆破を起こすような男だ。龍門の特殊部隊を引っ張り出して、近衛局との内部分裂を起こすようにする男の何処に、犠牲を最小限で済ませるなどという殊勝な心がけができるというんだ」

「……やはり、あれはあなたが。先に見つけて対処させることで、暗部を白日のもとに晒す。すると暗部を受け入れられない人たちは、自然と離反する……チェンさんのように」

「……非難したければするがいい。オマエたちにはその権利と義務がある」

そう言うと、アーミヤはオレに対して容赦無く──あの女のように、言ってきやがった

「では苦しんでください。あなたを憎む者もいれば、ドクターのように致命的な場面を見ていないから感謝する人もいるという現実に」

まったく、なんて女だ

「……やれやれ、キッツいな……そういうの」

……誰に似たのやら

 

そりゃテレジア殿下でしょ

 

>Wは気付いた。そして嗤いながら──ケルシーを嘲る

「へぇ? こいつと今は協力してんだ、ケルシー」

「それはそれで、これはこれだからな」

「嘘ね。あんたはそうやって割り切っていても、このド畜生に騙されていたのは変わらない。状況もわかっていたでしょう?」

「何度も言わせるな。お前より理解している」

……その話か。表情を変えていないケルシーと、感情をむき出しにドクターを睨み付けるW。いかんな、この話題が出てもドクターはすっとぼけた反応しかできん。オレが止めてやるか……

「おい、落ち着け二人とも。古傷に思いを馳せるのは構わんが、結局真相は闇のままだ。知り得る者が記憶喪失なのだからな」

「でもG! テレジアのことなのよ!?」

「W、やめろ。テレジアのことだからこそ慎重にならねばならない。ケルシーですら真相からは遠いんだ」

「そうやって損得勘定でテレジアの事を割り切ろうとして!」

「割り切れる訳がないだろう!! オレとてアイツの仇を討ちたいと思う心というものがある! だがな、オレたちは真相から一番遠いんだ! 全てを明らかにしてからこの断頭刃を振り下ろすべき相手を見定める必要がある!」

「ふざけないで! そいつが犯人でないなら誰が──!」

「──テレジアの死を無価値にするつもりか!? ふざけるなよW!」

流石に我慢ならず、胸倉を掴み上げる。久しぶりだ、この女にここまで感情を荒げるのは

「いいかオレだけのクソ女(忌々しいオレの苦痛よ)、テレジアは死んだ。そしてそこのソイツは生きている。そこにはな、必ず価値がある。たとえ意味は無くとも、決して無価値ではないんだ! わかったなら頭を冷やせ大馬鹿野郎! やらねばならないことを理解しているのに感情を先走らせて戯言を続けるなら、オレのやり方で交渉させてもらうぞ!」

──ふざけた女だ。そんなこともう気にしても仕方ないし、残されたオレたちにできるのは真相を知ることだけだというのに、その真相そのものを殺す真似をするなど愚かしい。それがわからない女ではないが……そこまで引き摺られるのであれば、オレのやり方で……ジェヴォーダンの獣のやり方で、やらせてもらうぞ

ある意味では、脅しだ。あらゆる方法を使ってでも最短かつ効率特化で行動するということは、手段も目的も選ばないということ。それをわからないWではない。そしてWは……そうしたことをしたくないのだから

「……わかった……だから少しだけ、落ち着かせて」

「わかった」

Wを下ろして、ドクターとアーミヤに謝罪する

「すまんな。見苦しいところを見せた。そしてドクター、オマエには意味がわからんだろうが、いずれわかる。今は頭の片隅にでも置いておけ」

ドクターはまったくわかってなさそうだが、それが失われた記憶に関係するということだけは理解したようだ

 

……はえー、GくんもW姉貴に対してここまで強く言うことがあるんですねぇー。

 

>後のことは敢えて言う必要もないだろう。極めて冷静にドクター救出作戦での協力、レユニオン内部の情報提供、ミーシャとアレックスの件……それらに救われたのも事実として、ケルシーはオレたちとの戦略協定を是としたが、最終的な判断はアーミヤに任せた。アーミヤはWに信用できる言葉をと言い……

「この大地が、安らかに眠れるように」

少し照れ臭そうに言っているWは珍しかった。それで済んだかと思ったが……

「G、あなたからも信用に足る一言をください」

どうやらアーミヤは、オレの口からも聞きたいようだ

「……オレに言わせるのか? 言わせたところで信用があるとは思えんぞ」

「いいえ。あなたの言葉として、その言葉を聞かせてください」

その時オレは、どんな表情をしていたのだろうか。ひどい表情だったのだろうな、Wがケラケラと笑っていたのだから

「……この大地が、安らかに眠れるように……」

吐き出した言葉は、血を吐くように重く──そして、自分のような存在が彼女の志を語ることに、嫌気の指しているものだった

もっともそれだけ心の内がわかればそれでよかったようで、アーミヤはオレたちとの戦略協定を結んだ

 

 

少し短いですが今回はここまで……というか本シリーズはこれで終わりです。

フロストノヴァがいて、ミーシャとアレックスがいる7〜8章とかスムーズ以外にないので、もう全カットします。必要な情報も手に入りましたしね。

あとは適当にGくんと絡みのあるキャラとの会話イベントをオマケで投稿するくらいですかね。

 

では長い間お付き合いありがとうございました。

本シリーズはこれにて完結です。

では皆様、良きRTAライフを──

 

 

 

 

……あっ、そうだ(唐突)

この前ブレイズ姉貴に心中されようRTAが学会内で発表されま(ry




……え? ここで終わりかよ思うかもしれません。
ですが、残念ながらここで終わりです。どこまで行ってもGくん部外者だし、ロスモンティス姉貴やGuard兄貴と遭遇してもW姉貴と同じ扱いになります。つまり──モブです
まあ元々モブみたいなヤツだったからね、しょうがないね。

今後は時系列無視してのやり取りを書くくらいですかね。
ということで短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。私はこれからW姉貴に負けてヘコってきます。

次の私がどのような性癖を抱えているかはわかりませんが、いつかまた会えれば幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。