アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告   作:W姉貴に負けたい人

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なんというか前の奴だけじゃあれだと思って初投稿です
今回意図的に地の文を抜いてます。テストみたいなもんです
ご容赦ください


後日談と試走の追憶

──長かったのか短かったのか、もうわからない。

 

「……目が覚めたか」

「あんたは……?」

「好きに使え。寝首を掻くのも構わん。できるなら、だが」

 

──始まりはそんな出会いだった。

 

「手伝え」

「そうする理由があたしにあると思う?」

「オマエには無いが、オレにはある」

「いやよ、ただ働きは」

「問題無い。不足だが、報酬は用意した」

 

──そこから奇妙な関係が始まった。

 

「Gを殺したわ」

「ああ。死体をこの目で見た」

 

「W」

「何」

「君は、Gを──」

「黙りなさい」

 

「ケルシー、あんたがあたしとあいつの何を理解しているっていうの?」

「だが」

「あたしはGを愛していた。だから殺した。この話はこれで終わり」

「……愛しているから殺すというのは矛盾していないか」

「愛情と殺意は共存するのよ」

 

「戦いの中でしか生きられない男に愛を証明するなら、殺すしかないでしょう」

「……」

「あら、あんたもそんな顔をするのね」

「彼は……研究者としても大成する才覚があった」

 

「でしょうね。どうやら自分を改造してたみたいだし。あいつが感染者のために、なんて殊勝な気持ちでもあればこうはならなかったかもね。もしかしたら、ロドスと肩を並べて感染者たちを救う未来を見てくれたかもしれない」

「何故だW。君ならば説得できたはずだ」

 

「無理よ。Gは感染者の未来のことも、あの人のことも関係なかった。本人に色々聞いてみれば、あの人への感情とかわかったかもしれないけど、どうせ月並みな言葉しか出てこないと思うわ」

「では、彼は何を望んでいたんだ」

 

「──最強の二文字。それ以外は何もない」

 

「は?」

「男って単純でバカだから、強くて雄々しくてカッコいいモノに憧れちゃうのよ。あいつもそう。だって胸が踊るじゃない、最強の傭兵って称号」

「、たった……それだけの為に?」

「それだけの理由よ」

 

「彼はその為に全てを捨てて狂ったというのか」

「全てを捨てて狂ったねぇ。あんたにはそう見えるんだ」

「戦うためだけに自らを削り突き進むなど、生命として破綻した行為だ。何がそこまで、Gを駆り立てた」

「さあ? どーせ理想通りに生きたいって思ったから理想のままに生きて死んだんじゃない?」

 

──共に過ごすようになってしばらくした時

 

「何読んでるの」

「物語だ。正義の味方が最終的に悪に勝つ話」

「ふーん、面白い?」

「全く。負けて特訓する姿がどうしてか気に食わなくてダメだ」

「楽しむ余裕もないじゃない。寄越しなさい」

 

──負けても立ち上がるヒーローを見て失望する者

 

「これ面白いじゃない。勿体無いわねぇ、楽しめないなんて」

「強い者は強いままでいて欲しいってだけだ」

「たった一度の負けすら許さない?」

「最強ならな」

 

──そんなくだらないやり取りの中で、本質を知ったのかもしれない

 

「ケルシー、あいつはあたしたちと違う。ただひたすらに強くあろうとしたのは、そこに生きる理由があると信じていたから」

「捨てたのではなく、初めからそうだったというわけか」

 

「だから言ったでしょ、あいつは筋金入りのバカだって」

「なるほど。……初めから研究者として大成するという選択は、彼の中には存在しなかったということか」

「当たり前じゃない。戦いこそがあいつの世界、戦場こそ魂の在り処。人を治すなんてできるわけない」

 

「……そうだったか」

「あらあら、そんなしょげた顔しちゃって。フラれたのが悔しい?」

「ロドスとも根本的に外れていた存在というのが、悲しいだけさ」

「まあ、そうね。あの人の理想に着いていけるのに、それを選ばなかったし選べなかったのはあたしも残念に思っているわ」

 

──────

 

……一方田所、走者といえば

 

ブラッドブルードとか当たりじゃん! これは可能性ありますねぇ! しかも気質に研究者気質付けてるから自己改造もいけるしレユニオン編まで十分に鍛えておけば大丈夫やな!

あ、W姉貴と接触するの早すぎたけどまあ調整効くからいっかー

うーん、選択肢は無難なものにしておこうかなあ。最強を目指す以上は邪魔な人間関係をぶった切れないといけないんだけど、真っ当な受け答えくらいしておかないと技を教えてもらったりできないんだよなぁ

ん? こいつ、W姉貴にちょっと甘くね?

 

……まともな受け答えをすると、Wへの好感度は上がりやすいんだよなぁ。W姉貴からの好感度の調査はよかったけど、自キャラからの好感度を調査しそびれるとかウッソだろお前www

 

──────

 

「君とは長い付き合いだったらしいが、いつからだ?」

「幼少の頃……まだWになる前からよ」

「素直に話すんだな、君にしては珍しい」

「別にあたしの話じゃなくて、あいつの話だから」

 

「利害の一致から始まったあたしたちの関係は何年も続いた。何年もの間、あたしたちは生死を共にした。潜り抜けた修羅場の数は数えてないし、助け合った回数なんて数えてもいない。でも互いに鍛え合い、補い合い、こいつだけには負けたくないって考え合う。あたしとあいつは言葉では言い表せない関係だった」

「結んだ絆は親子、戦友、恋人などいくつもの面を兼ね備えた非常に強いもの……と言ったところか」

「なんとでも言えばいいわ」

「では君にとってGは半身だった、と」

「ノーコメントよ」

「そういうことにしておいてやろう」

 

「ある日、あいつは突然いなくなった。『更なる強さを追い求めて旅に出る』って置き手紙を残してね」

 

──その日のことは忘れられない

 

「……は?」

 

「あっ、そ。あたしはお荷物ってワケ? 誰があんたを鍛えたと?」

 

「上等じゃない」

 

──捨てられたとかそういう殊勝な感情ではなかった。

 

「いいわ。あたしも好きにする」

 

──強いて言えば、ライバル心だった。

 

 

──────

 

……一方田所、走者といえば

 

さて今のW姉貴だとこんなもんかな。Wになってくれないと効率悪いし。

よし、多少前は崩れたけどリカバリできたし、チャート通りレベリングに行きますよ、行きますよ……行く行く……ヌッ!

 

さてじゃあW姉貴が寝ている間に……

 

>「……どこ、行くの……?」

共用の寝床から、睡魔混じりの声が聞こえる

 

ぁぇ……?

 

>「水を飲んでくるだけだ」

「……そ……」

それを聞いた彼女は、また眠りについた

 

なんでこいつら一緒に寝てるんですかね……? しかも薄着で。

 

>……別にこの女に対して情があるわけでもないが、嘘を吐いた挙句黙って出て行くのは忍びない。せめて置き手紙くらい残そうか

 

待って! そんなところでロスしないで!? 稼ぎ過ぎたか!? クッソ、W姉貴からの好感度調整に集中し過ぎてW姉貴への好感度調整をミスったか……!? でも微ロスだし、メガトンコインに比べればなんともないか。

ヨシ! 目くじら立てる必要無し! 誤差だよ誤差!

 

>彼女は怒るだろうが、これから突き進む修羅の道、冥府魔道はオレだけのものだ。彼女には彼女の進むべき道がある。人は皆、これと定めた道を突き進むものなのだから

 

ヘドリーの部隊に合流したいけど、時期的にしばらく放浪かなぁ。まあいい経験値稼ぎになるでしょう。

 

>……けれど、少し寂しかった。彼女は笑うだろうか。だから頬を撫でて、その温もりだけは覚えておいた

 

……最強を目指していても、人の心は別なんだよなぁ。ましてや、それが十年前後生死を共にした異性なら特別扱いしても何にも不思議じゃないんですよねぇ、GTさぁん

なんでこの走者気付いてないの?

 

──────

 

「それで、再会したのはWになってからだな」

「ええ。──3年と42日11時間ぶりの再会。あいつはG、あたしはW。あんたもよく知るGとWはその日から始まった」

 

「その顔、彼女以外の前で見たこともないぞ」

「そんな顔をしてる? きっとそれは、この手で殺したからでしょうね」

「……続けてくれ」

「あたしがWとなって現れて、それはもうバカみたいな顔をしてたわ」

 

──あんな間抜け面、忘れたくても忘れられない

 

「久しぶりね、──」

「──!?」

「ええ、あたしよ」

「……」

「返事しなさい。喋ることもできなくなった?」

 

──久しぶりに会った彼は、面影こそ残っていたもののかなり違って見えた。

 

「……ああ、久しぶりだな」

「3年と42日11時間ぶりね」

「数えていたのか、バカだろ」

「あんた程じゃないわ。それより武器を変えたみたいね。長剣なんて背負って」

「これが一番しっくり来たんだ。オマエこそ前とは比べ物にならない程に成長しているようだな」

「あら、見るだけでわかるのね」

「オマエの技は全て覚えている。足捌き一つとっても、格段に向上しているさ」

 

──自分も相手も、ほとんどの記憶が朧げになっている。鮮明に思い出せるのは出会いと別れだけ。

 

「ねえ、──」

「オレはG。オマエはW。だろう?」

「G、そう。今のあなたはGなのね」

「ああ。また頼む、W」

「ええ。よろしく、G」

 

──けれどそれだけで十分だった。

 

「それからバベルの護衛依頼を受けるまで、あいつらと色んな戦場を渡り歩いた。けどGとの会話は、いつも模擬戦からだったわ」

「毎回のようにじゃれ合っていたのは知っていたが、再会してからずっとなのか?」

「ええ。いつぞやの借りを返すついでに、あいつの技術を盗むためにね」

 

──あいつ、イネスから嫌われてたっけ

 

「イネス」

「何よ」

「効率は何よりも勝る。私心は殺しておけ」

「黙りなさい。いつから偉そうな口を叩けるようになったの。G」

「オレとWの何が不満だ」

「そういうところよ。私心塗れのあなたに言われたくないわ」

「強くあることに何か問題でも?」

「……へドリー、Gをいつまで連れ回すの。Wより疲れる」

「落ち着け。口下手なのはよく知っているだろう。もう5年以上共にした仲だ」

「交渉だのはイネスやへドリーの仕事だろう。オレが行うのは戦いだけだ。なあ、W」

「あたしに振らないでよね〜……」

「へドリー、オレの実力に問題があるだろうか」

「問題無いさ。だが口下手なのはなんとかしておけ。毎回俺がフォローできると思うな」

 

──まあわからなくもない。「戦闘」と「最強」しか望まない奴と会話したがる奴がいるだろうか

 

──……自分はどうだったのだろうか? それこそケルシーの言う半身だから、理屈とかそういうものではなかったのかもしれない。

 

「そしてテレジアと出会って、バベルに来た。あとはあんたも知っての通り。テレジアが死ぬまで、あたしとGはあんたたちの為に戦った」

「……」

 

──愚かしいところがあるとは思っていた

 

「ケルシー、薬をくれ。抑制剤の方だ」

「アレはまだ臨床試験中だ」

「実験体は一人でも多い方がいいだろう?」

「だが……」

「バベルの役に立ちたいというオレの思いに偽りはない」

 

──その言葉が偽りではないが一番ではないことを知っていた

 

「鉱石病の資料が見たい」

「勤勉な傭兵だな」

「興味があるというだけじゃなくて、テレジアやドクターのためでもある。もちろん、オマエのためでもな」

「Wのためではないのか?」

「なんでそこでWが出てくる?」

「私やドクターが君と会話することが面白くないようだが」

「……じゃれ合う時間が少なくなるからだろうさな」

 

──意図的に無視していた

 

「G、今日の実験資料だ」

「いいのか?」

「君の知見を聞きたい」

「……素人に意見を求めるなよ」

「では解説していこう」

「助かる」

 

──その才覚に期待したから狂気を忘れていた

 

「ケルシー」

「授業の時間だったか」

「ああ。都合は?」

「構わない」

 

──明確に失敗したというなら、それだけだ

 

「あたしがあたしのやるべきことを見つけた時には、あいつはもういなくなってた。久しぶりにあったと思えば──」

「チェルノボーグ、か」

「ええ。随分とまたカッコよくなっちゃってて本気で驚いたわ」

「正気かW」

「あの姿を悲しく思うのはGへの冒涜なのよ」

 

 

──────

 

……一方田所、走者といえば

 

>日数まで記憶していたとは。そこまで執念深い女だったとは思ってもみなかった。これを部下に知られてはからかわれてしまうな

 

あっちゃあ、しっとりかなぁこれ……でも別に別れた日数と時間を数えている程度で済んでるし、まだしっとり確定じゃないからこのままイクゾー!(デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ! )

え、W姉貴から攻撃してくるのは想定外なんですけど。まあいい(ジーパン大天使)

イネス姉貴とへドリー兄貴、先代Wからも鍛えられてステータスも順調に高レベルに成長してきたし、ここでW姉貴とのじゃれ合いで底上げできるのは嬉しい誤算です

 

さてさてさて、バベルの依頼……ヨシ! これでW姉貴と一緒にバベルに残ればドクターが連れて行く地獄で更にレベリング、ケルシー先生から医学系の情報とか薬とかもらえれば……

 

>ケルシーから教わるのは楽しい。彼女はどう思っているかは知らないが。こうした知識をつけるのもバベル……ひいてはテレジアのためでもあるし、オレのためでもある

 

──待て、研究気質ってどうなってた? 下手したらケルシーもしっとりコース? 情報確認……なるほど、こりゃ俺のミスですね。参ったなぁ、研究気質は普通に研究も好きなのかぁ……

これを専門用語で特大ロスと言います。この、馬鹿野郎!(ASRN)

 

>しかし、無理言って試験中の抑制剤を手に入れてしまった。いつか必要になるとは思っているが、すまないことをしてしまった。どうしたものか

 

!?

あー、ケルシー先生と仲良くなれたから抑制剤を合法的に入手することができたと。そう考えるとありっちゃありなのか……? (普段は強奪チャートでやってるからわから)ないです。

 

>テレジアはオレが何なのかわかっているようだ。その上で彼女は、オレと相対する最強であると誓ってくれた。オレの魂はそうすることでしか救われないと。頭が上がらない

 

>ならば義理だ。彼女が、テレジア殿下が死ぬ時まで、オレはバベルに尽くそう。もし仮に死なないのであれば──全て終わったその時に、牙を剥こう。それくらいは理解しているだろうから

 

や っ た ぜ 。投稿者:変態糞最強信奉者

 

はい、これでもし忘れた頃のイレギュラーが起きても勝手に裏切ってチャートのリカバリーが効きますね。そしてテレジアが死ぬまでということは、一番いい時期で離脱できるということ。

これテレジア生存ルートチャートもありなのでは?

うーん……このキャラ捨てがたいな。これは参考資料として残しておこう。選択肢とか全部メモってるし

 

>自室に薬を隠し、また本でも読もうかとふらついていると、Scoutに声をかけられた

「おいG。Wのあれなんとかならないのか」

「アレはアレで意外と初心だ。諦めろ」

「……なんでそんなこと知ってんだお前」

「知っていて問題でも?」

「いや、やめておく。過去の詮索なんかしたらWに殺されそうだ」

「……ふん。だがまあ、あれではド素人のスカウトだな。仕方あるまい……」

 

Scout兄貴は神的に良い人だから(銃声)

実際強いし訓練相手にも戦闘パートナーにもいいんですよね。でも殺人マシーンドクターを人に戻そうとするのはいただけないなぁ……ダメじゃないか! せっかくのレベリングマシーンをただの良い人にしちゃぁ!(トンチキキャラで行ったらエフイーターに10敗したトラウマ)

 

>まるで恋を覚えた幼子のように物陰から覗いているバカに声をかける

「おい」

「きゃ……っ!? 何よ!」

「声もかけられんのか、オマエ」

「ドクターとケルシーが邪魔なのよ……」

「二人きりになりたいのに、どうして邪魔者から剥がそうとしないんだ」

「なんか、畏れ多くて」

 

乙女だァ……

 

>バツが悪そうに目を逸らし、指先をモジモジと合わせているこの女があのWとは思えない。随分と変わり果てたものだ。オレも変わってきたのは否定しないが、それでも目的は変わらない

「しょうがねぇ、手本見してやる」

「は? ちょっ、抜け駆け!?」

見てられない。ここまでの腑抜けとは思わなんだ

 

え、なにそれは。お前やっぱりW姉貴への好感度たっけぇな! これ決闘申し込まれたら断れないゾ……

 

>ツカツカとテレジアへ近付き、ドクターとケルシーに会釈をする

「テレジアを借りても」

「何かあったのか」

「ドクター、オレはテレジアと取り留めのない話がしたいだけだ」

「……なら尚のこと、ダメだ。まだ話が終わってない」

「そうか。残念だ」

「ごめんね、G」

「気にしないでくれ」

隠れているWへ視線を送り、彼女のところへ戻る

まあ、そんな気はしていた。ドクターは戦火に蝕まれ、壊れかけている。テレジアと接するくらいでしか心が戻ってこないのだろう。オレはそんなコイツの連れて行く地獄の業火で己を鍛え上げる。だからコイツには、このままでいてもらう。そして地獄を味方にしたコイツもまた最強。オレが喰い殺すに相応しい伝説だ

戦争に参加するべきではなかった? 当然だ、コイツは研究者なのだ。研究という戦いをすべきだった。だがこうしてオレたちと同じ殺し合いという戦いの舞台に立った以上、たった一度の敗北まで疾走するしかない

……どれだけ何を言おうが、この地獄を誰が望もうが、自由の中から選んだのはコイツだ。こうと決めたら、やり遂げる。貫き通す。それしか道は無い。戻れる場所などとうに過ぎ去りし思い出の中だから

 

Foo↑Foo↑Foo↑

あ^〜、たまらねぇぜ。いらないわよねえ心なんか。それで勝てるっていうんならさぁ!(オカマ) 戦いこそが人間の可能性だよなぁ!? 戦い来いよオラァ! クリーク! クリーク! クリーク!

 

>「何失敗してんのよ!」

脛を爪先で蹴られる。痛い

「……まあ、自明の理か」

「あ、行っちゃった……」

「泣くなよ、W」

「泣いてないわ」

「じゃあ悔しがるな」

「悔しくなんかない」

 

W姉貴かわいい(脳死)

首絞めックスされたい、したい(願望)

 

>機嫌を悪くしたWと共にしばらく食堂でお茶をしたが、オレが声をかけられたというのが堪えたらしい。傭兵時代でも見たことないような視線を向けられている。Scoutに助けを求める視線を投げてみたが、肩をすくめられて終わった

……これがモスティマなら、軽く流してくれるのだが

 

モスティマ姉貴と接触してもあんまり旨味はないんだよなぁ。深く関わる気が全く無いから技ももらえないし、一応モスティマ姉貴と共闘したことはあるけど、スタイル合わな過ぎて。

でもモスティマ姉貴、というかトランスポーター勢と接触すると便利なのは否定できないんですよね。モスティマ姉貴は遠くに出て行くなら適任だから外れでは決してないんだけど……できればエクシア姉貴が良かった。アップルパイ!(死の呪文)

 

>……戦いで喉が渇く日は、血が欲しい日だ。アイツの血が──

 

いつぞやの薄着ってあっ、ふーん……(察し)

しっとり確定コースですね。諦めましょう。さてここからW姉貴対策しなきゃダメか……あーめんどくせーマジで

 

>オレが吸う血は、アイツのものだけだ。それ以外の血など入れるつもりもない。これまでも、これからも

 

うわぁ、半分拗らせてる。

これだから親しい人間がいると面倒なんだよ……こういう執着の対象がいるとリカバリーかったるいんですよね。特に倒す順番が繰り上がったりとかするし……

でも不死の黒蛇と真っ向からやり合えるだけの土台が出来上がりつつあるんだよなぁ。あとは改造手術でどこまで行けるかってだけで。

 

──決めた、これはこれで走り切ろう。

Gくんでのプレイは無駄ではなかった。全てのガバに、意味があったのだ! ガバ走者など何処にもいない! 走り切った時点でそれはもう偉大な完走者なのだ! ガバだらけでもロスだらけでも、実際プレイして研究して走っているならそれだけで誇れる! 無慈悲されても、RTAとして落第モノでも、自分がRTAを走ったという事実は確かにあるのだ!

 

リアル・タイム・アタックでなくてリアルに・楽しく・遊ぶになってしまっても! 数々の先駆者様方が一発で成功しているわけがない! 更なる高みへ連れて行く古傷があるからこそ、彼らは我々にとって偉大なる先駆者として君臨しているんだ!

 

走り切るなり途中で死ぬなりしても、得るものは多い! 目指せ最強! 辿り着け伝説! 不死の黒蛇だけじゃない! ロドスも全部倒して最強を証明しようぜ、Gくん! 俺はお前のデータと心中してやるぜ!

 

……結局、最短で進むことが最速に繋がるわけではなかったということですね。遠回りこそ最大の近道って、それ一番言われてるから

あとやらない人よりどれだけ下手でもやった人、やりきった人はなによりも尊敬されるべきと思います。

RTAとかってめちゃくちゃ疲れるからね

動画投稿も小説投稿も……

 

──────

 

 

──混乱のチェルノボーグ。その中であいつは現れた

 

「G──」

「……W」

 

──その姿は異形の怪物。魔物としか形容できない。源石と融合した右腕、左目を潰すように生える角の如き源石。どんなブラッドブルードよりも恐ろしい魔物。カズデルの生み出した妖魔サルカズ。だがその姿を見て恐怖や嫌悪感よりも、それでこそという気持ちが勝った

 

「幹部どもは、何処だ」

「何するの?」

「殺す」

「……そ」

「オレが最強である証明の為に。オマエも殺す。へドリーも殺す。イネスも殺す。ドクターも殺す。ケルシーも殺す。アーミヤも殺す。タルラも、全てを殺す」

「ついに実行ってワケ?」

「如何にも」

 

──自分の中に凶暴なモノが滾ってくるのがわかる

 

「──じゃあ、あたしがあんたを殺しても構わないってコト?」

「この首を取れるものなら、だが」

「けどあたしを殺そうって気はあんまり感じないわね」

「オマエはオレと殺しあう気が無い。何故なら逃げるからだ。だが他の幹部どもはある。だから先に殺す」

 

──この男を、原初に刻まれた好敵手をこの手で殺し超えていきたい

 

「……そ、残念」

「ドクターを探すなら、オレが殺す前に探しておけ。今日は、強者が揃っているからな。やり過ぎれば、うっかり殺しかねん」

「それは困るわね。アレはあたしの得物よ」

「次に会う時は、殺し合おう」

 

──そしてそこでやっと、自覚した

 

「……初志貫徹、実際そうなってみせた。なによ、カッコいいじゃない」

 

──冥府魔道を迷う事なく突き進み、最強の二文字を求めて戦うこの男に、憧れていたのだと

 

「きっとテレジアは、最後はこうなるしかないってわかってたのね」

 

──あたしにとって光はテレジアだった

──あたしにとって憧れは最初に出会ったこの男だった

 

「後のことは知っての通り。ロドスのオペレーターたちの大多数を打ち破り、あんたたちの目の前でスカルシュレッダーたちを殺し、次は戦場の混乱に乗じてサルカズケントゥリオを殺し、殿を務めたファウストを殺し……」

「私とレッドに気を取られクラウンスレイヤーを取り逃がし、そして──」

 

「フロストノヴァさんを殺した」

 

「アーミヤ」

「……すみません、ケルシー先生。聞き耳を立てしまって。私にはあの人が、どうしても許せなくって」

 

──憎い

 

「何故殺しただと? ……コイツは戦いを放棄した。守るべきものがあるのに、自分が守らず他人に守らせる? Wにちょっと唆されて肉親を離れる程度の覚悟でオマエたちと刺し違える? 愚かなことだ。本当に守るべき者を守る為に戦うこの男こそ、真実の強者になれたはずなのに」

 

──ふざけるな

 

「……おや、喰い殺したヤツが何故生きているかと思ったがそういうことか。復讐の炎で身を焦がすのはいいが、己を焼く炎の熱を知らなければ灰になるだけだ。真の強者として覚醒してない相手と殺るつもりはないが……来るか? いいだろう、夢の中で二度と離れられぬようにしてやる」

 

──理解できない

 

「何故? どうして? はっ、そうすると決めたからこうしている。それ以外の理由などいらん。あの場にいたのは都合が良かったのと、ただ一人への義理だ。オレの望みはただ一つ。今も昔も変わらない」

 

──信じていたのに

 

「アーミヤ。前にも言ったよな、強くあることは何も間違いじゃないって。オレは、オレの為にオレの思う強さを追い求める。それだけだ。オレは初めから、生き物として相容れない性質の持ち主なんだよ」

 

──全部嘘だったんですか

 

「オレは、オレの夢を現実にする。一度空に飛んだなら、堕ちるその時まで──遥か高みを目指す」

 

──本当に気持ち悪いんですよ

 

「でなければ"彼女"に、申し訳が立たない。オレの最後に立ち塞がるべきだった、二度と超えられない無敵の存在に」

 

──その名を、あなたが口にしないでください……!

 

「……は? なんだ、オマエ……地獄すら喰い尽くした怪物として新生していなかった、だと……? ──残念だドクター。オレとオマエだけは、同じ夢を同じ大地で見れると思ったのに」

 

──この人を、あなたが語らないでください……!

 

「ひどい顔ねぇ。憎たらしい相手が死んだんだから喜びなさいよ」

「Wさん」

「何よ、あたしが取ったことに不満?」

「私は彼の全てを言葉で否定した。だから私が彼と決闘しなければならなかった。そう思うんです」

「何を言うかと思えば……アーミヤ。あんたは不満があるかもしれないけど、結局のところ対話を破棄したのはあのバカよ。否定したから決闘しなければならないとかはない。死ぬまで自分の夢を現実にして、中指立てて誇ればいいのよ。『どうだ、お前にできなかったことをやってみせたぞ』って。それも立派な復讐よ」

 

「それよりもほら、ドクターのところでも行ってお悩み相談会でもしておきなさい。この手の話であたしとケルシーが役に立つわけないでしょ?」

「そう、ですね。そうします」

 

「……W。君は初めからアーミヤに渡すつもりなんてなかったんだろう」

「当たり前じゃない。あれはあたしの、花婿(しゅくてき)よ」

 

──悩むことはなかった

 

「Gが贔屓してたトランスポーター、わかるわねケルシー」

「ああ。……一対一か? W」

「それ以外無いわ。あたしが仕留める。それで信用してもらえるでしょ?」

 

──全ての装備を特例的に返却され、徹底的に倒す為だけの兵装で身を固める

 

「ドクター、この戦いは決闘よ。邪魔はしないで。指揮も要らない」

 

──現れる魔物を見て心が躍る

 

「待ちくたびれたわG。こんなに長い時間女を待たせるのは感心しないわね」

「それはすまなかったW。ドレスコードに相応しい格好を探していたら時間に遅れてしまった」

 

──この瞬間を切望していた

 

「まあいいわ。思い切って出したデートのお誘いが破り捨てられてたら泣いちゃうところだったけど」

「まさか。他ならぬオマエからの誘いだ。オマエを蔑ろにすると、テレジアに怒られそうだからな」

「何処まで行っても逃れられないわよ? 自分自身の問題ってヤツからは」

「オマエを問題だと思ったことは一度たりともないのだが」

 

──あんたへの愛情を煮詰めていた

 

「そう。嬉しいわね」

「オマエはオレにとって、最大の敵だ」

 

──そうすれば必ず

 

「奇遇ね。あたしもそう思ってたの」

「……オレはこんな日を、ずっと待っていたのかもしれん」

 

──あんたを殺す理由になるのだから

 

「こういう意味で裸同士になったことはなかったわね」

「そうだな。完全な本音で話し合うのは初めてか」

 

──あんたやあたしが死ぬだけじゃない。……それだけで終わらせない。終わらせたくない

 

「でも、割とあたしは素直に話してたつもりだけどね」

「テレジア以外にオマエが素直になるものか。捻くれ者め」

 

──ここから始まるのよ、あんたとあたしの物語は

 

「ふふふっ、それはあんたの考えるあたしでしょ」

「ではオマエの考えるオレを聞いてみたいものだな」

 

──求愛(ちょうせんじょう)は受け取ってもらえた。次はこの赤薔薇()を胸に挿してあげるだけ

 

「バカ。バーカ」

「なるほど」

 

──最強のサルカズ傭兵は()()()()()だけでいい

 

「オレが進む道に過ぎ去りし屍となれ……!」

「あたしが進む道を見送る残骸になりなさい……!」

 

──あんたはあたしに、あたしはあんたになるのよ。血塗られた最強の字、怪物になった伝説と共に。永遠に一緒だから

 

──名を受け継ぐとかじゃない。GとWは……──と──は、初めから二人で一つだったのだから。どちらが生き残っても、どちらも消えない。どちらか一方が、残った一方と一体となるだけなのだから




G

異形の大剣を振るう最狂のサルカズ、力の求道者。
全身を源石に蝕まれ、右腕は完全に融合し左目から角のような源石が現れているその姿は魔物以外の何者でもない。
無心のままに、ただひたすらに強きを追い求め、最強と伝説を喰らい自らが現実に君臨する超越者となることを望む。

実力だけで言えば最上位のオペレーターやレユニオン幹部に及ばないが、卓越した戦闘技術と自身に施した改造を土台に執念と憧憬、狂気を投じることで技術・アーツの差や相性、あらゆる理屈を踏み躙る猛攻を見せる。
心の速度に肉体が付いて行けずに自壊するが彼が気にすることない。それが彼の望みなのだから。

この世界に生きとし生けるもの全てと相反する、滅びる以外に道の無い者。
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