アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告   作:W姉貴に負けたい人

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お久しブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブリ大根ですわ。
ということで今回からロドスチャート編です。
多分傭兵チャートよりも短い話になると思います。


ロドスチャート編
再試走


 どうも、脳に鉱石を得た一般投稿者です。 

 どうしたぁ? 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって……なんで今また投稿してるかって?  

 

 

そういやロドスチャートやってねえなって気が付いたんだよォ! (ハンバァァァァァァァグッッッッッッッ!)

 

 

 ……というわけでですね。今更ですがロドスチャートというか研究職チャートやってなかったなと気が付いたんです。傭兵チャートって人間関係断ち切りやすくて能力は上がりやすくても武装更新がめちゃくちゃ難しいんです。

 そういうわけで、ステータスにある一定の完成度を持った状態で武装更新と(できれば)人体改造で何処まで可能性を伸ばせるかとタイム試算を行うためにこれからロドスチャートの試走始めます。

 

 はい、よーいスタート。

 

 そんなわけでロードするデータはテレジア死亡直後のGくんのデータ。今回はW姉貴について行かず、バベルに残ってケルシー先生の横で好き勝手にやり続けることを目的にします。人間関係が煩わしいですが、これがどれだけの実際ロスになるかを知るための調査も兼ねています。

 要は実際にやってみないとわからんこともあるだろ、ということです。ドクター暗殺RTA兄貴がレユニオンチャート走り始めたことに着想を得ました。ちなみに学会ではブレイズ心中RTAが研究中らしいですよ。発表されて以来、ヤンデレブレイズに死ぬほど愛されて鉱石病くらいでしか死ねないチャートとして研究はされていましたが、上手に心中されようと頑張っているそうです。

 

 いやあ、怖いですねえ。

 でも私は健全な最強を目指す少年なので、みんなも最強になって、屍の上に立とう! 

 

 そういうわけでW姉貴に脱走と復讐を誘われますが断ります。ごめんね……

 

 >……Wと共に行く未来もいいが、しかしオレにしかできないこともあるはずだ。敢えて道を違えることで、オレたちは更なる深みへと辿り着けるのではないか? そしてオレの望みはただ一つ。Wの道とは相容れない。

「すまない」

「……知ってた」

「────」

 有無を言わせず彼女を抱き寄せる。

「なによ、今更」

「離れるからな。オマエの鼓動は覚えておきたい」

 なんて言ったが、これは理由の一つに過ぎないのだろう。そんな気がする。色々な感情が浮かんでは消えて、そして胸の中の鼓動だけが残る。

 顔は見ない。見る必要などない。

「殺すのはオレで、殺されるならオマエだ。それを忘れるな───。オレは忘れない。何があっても、オマエ以外に運命は無い」

「ありがと、───」

 その言葉を聞き、離れる。

「生きろW。テレジアもそう言う」

 気休めの言葉だと知っていても伝えたかった。そんなオレの言葉に彼女は少しだけ唖然としてから、寂しげな笑顔で一言。

「頼まれなくたって生きてやるわ」

「それでこそだ」

「じゃあねG」

「またな」

 部屋を去っていくW。いつか必ず───殺し合うぞ、オレの運命。その時までオレは死なないし、オマエも死ぬことはない。何故なら互いこそが真なる運命だからだ。ならば片方が片方の知らぬところで死ぬなどというのは絶対に有り得ない。

「一蓮托生、ならば……」

 だからオレはオレのやり方で、オマエはオマエのやり方で、この血の対価を払わせよう。そしてその先にこそ。

 

 というわけでロドスルート確定です。

 しっとり確定W姉貴と敵対する上、こちらの好感度も高いので「柱間ァ!」「マダラァ!」みたいなことになります。認識してしまうとそうなります。制御不能です。できる限り避けましょう。

 

 >結局、残ったメンバーは少ない。テレジアがいたからとかカズデルに関わってるからとか、そういう理由で身を置いていたヤツの方が多かったのは事実だ。見知った顔のほとんどもいなくなり、袂を分かったと実感したのはやけに広い艦内を見て回ってのことだった。テレジアもいない、ドクターもいない、Wも、ヘドリーも、イネスも……

「あの部隊の関係者で残ったのは君だけか」

「意外か」

「残る可能性はいくらでもあったが、残らない可能性の方が高かった。確かに私の感想を単純に表現すればそうなるが、とても一言では言い表せないな」

 横に座るケルシーは、結局オレだけが残ったことを予期していたとは言っている。つまりそれは、この奥底にあるオレの願望の欠片ではなく、しっかりと塊を掴んだという証拠でもある。

「鉱石病問題の治療と対処、だったか。残った連中も大半が傭兵だ。いくらワルファリンやアンタが寝食を惜しんで解明しようにも、闇をまずは照らすところから始まるぞ?」

「わかっている。だがやらなければならない」

「ついでにクロージャの頭を押さえつつ、あの小ロバも育てながらか」

「あくまでも私は知識面での教育だ。触れ合いは他の者に任せる。クロージャは君がやればいい」

 休憩は終わりだと言わんばかりにケルシーは立ち上がる。オレもインテリの真似事をしなければならないが……いっそ、肉体を鍛えるよりも知識で強くなれるかを確かめて、できそうなら真似事から本業にしてみるか……? 

 浮かび上がる選択肢を、オレは

 ────

 オレにデスクワークはできんな

 >座るのも悪くないかもしれん

 ────

 

 キャラクターを戦闘ばかりに鍛えていると中々デスクワークに向かってくれなくなるんですよね。脳筋ゴリラに計算は無理というヤツです。その逆もまた然り。まあ真っ当な神経していれば合わない仕事を好んで続けることを是とすることはないでしょうが、Gくんはほらバカだから、戦い以外に行こうとしたら嫌々言うんですよ。ほんの少しでもズレるだけで嫌がるんですよ。

 あ、このルートだとタルラと黒蛇の真実が見えないので、当然の権利の様に万物滅殺の最強ルートになります。コワイ! W姉貴という苦痛がいない上に銀幕の向こう側の怪物を一眼でも見ることができないからね、しょうがないね。

 まあだいぶ緩やかになってるし、W姉貴との殺し愛を優先するケド。

 

 >「ケルシー」

「まだなにかあるか」

「研究職と政治関係の補佐、いるか。ついでに戦闘も十分にできる上に実戦経験も豊富だ」

「……仮にWたちを呼び戻すのであれば、新たなバベルが軌道に乗り出してからになってしまうぞ。それどころかテレジアのいないロドスに価値を見出すか。他ならぬ君自身が理解しているはずだ」

「違う。そしてYESかNOで答えろ」

 きっぱりと言い切れば、惚けた顔を見せるコイツは珍しい。普段のケルシーならばオレの言いたいことがわかるだろうに。

 ケルシーはしばらく沈黙した後、首を縦に振った。つまりはYES。戦力は低下し、わかるヤツらも減ってしまった。それこそ喉から手を出すほどに人材はバックは欲しいだろう。組織というのは人と後ろ盾があって初めて機能するのだから。

「目の前にいるヤツとか適任じゃないか」

「……君がか? できるのか? というか、やってくれるのかG」

「どうせ暇だ────というと嘘にはなるが、戦うだけが傭兵じゃない。それにわからんヤツらを教育するよりも多少はわかるヤツを少し仕込んで後は勝手にやらせた方が何かと都合がいいだろう」

 ケルシーは更に沈思黙考した。大方、オレが本当に新しいバベルのために動くかどうかを考えているのだろう。まあそうだ、オレがコイツらに味方していたのはWがいたからとテレジアへの義理だけ。双方を失ってしまえば共に立つ理由が無い。

 だがケルシーに色々と教わったという義理もあるしな……まあ腐っても色々と縁はある。役に立つ立たないはともかくとして、使えそうなら片っ端から使ってやるさ。

「君の本音が聞きたい」

「『君はもう本当はわかっているのではないか?』」

 願望には触れさせてやるが、魂には触れさせてやらん。オレの運命はただ一人。たとえそれがケルシーであったとしても、そう簡単には触れさせない。

 なのでヤツがよく言うセリフを返してみた。

「……G」

「睨むなよ」

「本音を聞かせてもらおう。最強を目指しているのは知っている」

「ならそれが答えだ」

「そのために、我々を裏切るのか」

「裏切りが必要になればな。普通にやる分なら、素直に出てって素直に正面から行くさ」

 裏切るとはすなわち、陣営を内側から破壊すること。別にそこまでする必要も感じられないが、やらなければならないならやるだけ。

「相互破壊確証だったかな、双方が確実に仕留め切れるものを持っていればビビりあって撃てなくなる……って理論」

「ああ。概ねその理解であっている。そうなれば君は、私たちに監視をしろと言っているのか」

 ケルシーは初めて、オレに対してドクターを見ていた視線と同じものを向けた。今までは手のかかる反抗期のガキでも見るような視線だったが、それらが全て変わった。よく見れば表情も冷たい。

「そうだ。オレが不安定要素なら取り除けるようにすればいい。不安定要素であることを自覚しているんだ、迂闊なこともできまい。そうしてオレはオマエたちとは利害の一致で共闘する存在になる」

「ではいつ裏切るかもわからない存在を中枢に置けるわけがないと、理解しているだろう。私からはその申し出を断る以外に選択は無い」

「手綱を握る自信が無いのか? 冗談、腑抜けるなケルシー。付き合いの長さだけで言えばヘドリーとイネス、あの二人と大して変わらんぞ。そんなオマエがオレのようなバカを制御できない筈がない」

「Wがいたからだろう」

「いなくても大して変わらなかった」

 何をバカなとか呟かれたが、実際いようがいまいがあの傭兵団でのポジションは変わらなかった。まあいたから、あれくらい受け入れられたのかもしれないが……

「────で、どうする? オレを使うか? それとも飼い殺すか。あるいは……ここで、敵になるか? なんでもいいぜオレは。選べよケルシー。今のバベルの指導者はオマエだ」

 さてどうする、ケルシー。

 

 あ、ちなみにこんな会話してますけど、これ好感度稼いでなかったら不穏分子として即処分とか有り得ますからね。傭兵チャートでは無駄行為だった好感度稼ぎもこういうところに生きてくるんです。ガバが起きても即セカンドプラン、これRTAの鉄則……ま、これ RTAじゃないんですけどね。

 

 >ケルシーは色々と考えた後、ため息をひとつ。そして呆れた顔で告げた。

「そういう提案をして、自分ならこうするということを告げるなど、腑を見せているようなものか。察するべきだったな」

「では?」

「いいだろう。その申し出、受けてやる。ただしこちらに対する不利益が確認された場合、お前を裏切り者として抹殺する。いいな、G」

「ああ構わない。よろしく頼む、ケルシー」

「それと君はこれから名実共に私の弟子だ。師である私とこの新しいバベルを貶めるような真似はするなよ」

「弁えてるよ……ああそうだ、テレジアの髪の長さは確か────ここくらいだったな?」

「それがどうした?」

 キョトンとした様子のケルシーに、オレは悪戯っ子のように笑いながら。

「リスペクトさ」

 "正義を貫き通した偉大な先人"への敬意を表するのだと、宣言した。

 

 そういうわけでこれからは政治屋兼研究者として働くことになります。戦闘から離れますが、どーせゴタゴタしているので色々な戦場に放り込まれるでしょう。戦闘行ってねは突発イベントなのでコントロールは難しいです。

 で、人材はケルシー先生が勝手に拾ってきたり集まってきたりするのでスルーでオッケーです。人に構っている暇があったら研究して武器だの防具だのを作成し、自己改造だのなんだのの成功確率を上げて行きましょう。

 ここからは本を読んだり政治捌いたり鉱石病研究したり上司として指示したりとか退屈なので加速します。

 あ、ちなみに監視役はScout兄貴になりました。話しやすくてありがとー! フラーッシュ! 

 

 >……バベルの残骸がロドス・アイランドという名の製薬会社になってからかなり経った。鉱石病治療専門の企業であり、鉱石病患者にも分け隔てなく接することから瞬く間に人が集まった。鉱石病の研究を続けている人間も来たこともあって、オレは政治部門と医療部門から離れて結局総合研究部門の管理人になっていた。同時にエリートオペレーターであるが、ケルシーの指示で動く私兵。なのにS.W.E.E.P.の連中とは別口。全く窮屈なことだ。

 最高責任者はアーミヤとケルシー。まったくわかりやすい構図だこと。そこにドクターを加えればほら、バベルの残影というわけだ。ケルシーのノスタルジックも結構深いらしい。まあヤツはいないのだが。

 オレも研究者や学者としてはそこそこ有名にはなった。暇潰しに出している論文が学会で受けたりしているそうだ。オレの見識を求めてロドスにやってくるヤツもチラホラと増えている。

 そんなことよりも、オレは兵器開発やら人体改造の研究を進めたいんだが。

「────で、お前さんは黒いスーツに黒いネクタイ締めて、白衣を肩から羽織る嫌な奴になったと」

「……どうして残ったかを聞きに来ただけならさっさと出てけ。まだ仕事があるんだ」

 監視役ではあるが、割と暇しているScoutは何故かオレの部屋に入り浸っていた。

「髪は伸ばしてたの、なんでポニテにしたんだ?」

「伸ばしたはいいが鬱陶しくてな。纏めた」

「今のお前のカッコ、結構洒落てるよな。Wの横に立ってもよく見えるだろうよ。髪飾り状のアーツ制御ユニットもバッチリ決まってるぜ」

 ケラケラと笑っているが、言われるコッチとしては何故そこでWの名前が出るのかが不思議で仕方ない。というかオマエ、ロスモンティスの世話任されてたろうに。

 ちなみにアーツ制御ユニットは、ケルシーがアーミヤに渡したもののデータを流用して作り上げた。能力増幅と制御系の向上を目的としているから、方向性としては正反対だが。おかげで生体電気のコントロールがかなり良くなった。ロスモンティスに移植された感染器官のデータが入ったのもデカい。

「やかましい。からかってるならロスモンティスのところにでも行っておけ」

「あいつはもう立派に独り立ちできるよ」

「ふん、どうだか……ブレイズはどうだ」

「面倒見てやってるお前がわかってんだろG」

 

 加速中の出来事ですが、アーツの使い方がおかしい点とかを何処からか知ったブレイズ姉貴に弟子入りされて師匠してました。ブレイズ姉貴は才能の塊なので、一緒に訓練するだけで色々と得るものがあります。

 ロスモンティス姉貴とは……まあ、それなりには仲良しですね! (お互い苦手なところ多数)

 

 >ブレイズ……面白い女。まあ、何処かのアホを思い出したのもあったのだろう。比較的多めに世話を焼いてしまった。

 ロスモンティスとは────アイツが記憶障害を抱えているというのはあるが、なんというか絶妙にお互いに噛み合わなさを感じている。無論、それなりに上手くやろうとは努力しているが、何かこう……すれ違っている。互いに自覚的なのが救いか。

 他のヤツらとはそれなりに。あくまでも上司として接することが多い。患者とも医師としてという点ばかりだ。結局、ありのままのオレを見せられる瞬間は少ない。窮屈だ。

「……何処かのバカを思い出したからかもな」

「そういや、お前手紙出したんだってな」

「返信は期待してないし、届くことも期待してない。知ってそうなヤツに託しただけだ」

「素直じゃねえよな。……出てっても誰も責めなかったろうに」

「オレにはオレの道があった。ヤツにはヤツの道があった。それだけだ」

 少し前のオレからは想像もできない日々だ。嫌気が無いということもないが、しかし実際自分をより強くしていくものを研究できるのは嬉しい。しかもそれを鉱石病治療の為だとか色々言い訳を付けながら、豊富な予算で調べられるなど。そして実際鉱石病治療に役立つ部分があれば切り取って持っていく。文句はあるまい。

 ……まあ、クロージャ経由で色々と機材ちょろまかしてんだけど。

 

 あっそうだ(唐突)

 現在のGくんは装備を更新しており、アーツ制御ユニットのおかげでアーツ適性が一段階伸びてます。繊細なコントロールが可能になったのでかなりいいです。

 そしてこの黒スーツも特殊繊維を採用して自作したもので、防御性能も傭兵時代よりちょっと上がってます。問題は武器ですが……これは赤霄みたいな源石で直接鋳造した武器のデータをパクって自作中です。チェルノボーグに間に合わせたいところですが無理でしょう。

 見た目は黒いスーツ姿の、ボリュームあるポニテの黒髪青目の色白イケメン……うーんこの。

 総合的に見れば戦法は制限かけられてるし、傭兵時代のような無茶が厳しいのでどっこいどっこいってところですかねぇ。

 

 >「……で、雑談は終わりか?」

「ま、話すネタもあんまり無いし。邪魔したな」

「一応オマエ、監視役なんだがな」

「名目上だろ? ケルシーさんもお前が裏切ることはないってわかってるさ」

 ……ま、実際裏切ることなどするつもりも無い。裏切るメリットが無いからな。

「また来い。クセで紅茶を作り過ぎてしまう」

「今度は他の連中も連れてくるよ。スコーンも用意しておけよ」

 ヒラヒラと手を振りながらScoutは去っていく。オレは背もたれに身体を預けて、天井を見上げる。

「……オマエは今何をしている……何処にいる……早く来い。オレを殺しにな……」

「おーい、G〜」

「ブレイズ?」

 最愛の運命に想いを馳せようとしたら、その運命の面影を感じる女が乱入してきた。思わずガタガタと急いで身体を起こす。

 少し笑われた。クソっ。

「何しに来たドラ猫」

「そろそろ他の誰かじゃなくて私を見てーって言いに来たんだけど」

 

 わおバレテーラ。

 今回のGくんはどうやらW姉貴と離れたことにより運命を沢山見つけるよりもたった一つの運命に固執しているようですね。ブレイズ姉貴を鍛えたのもW姉貴味を感じたからというだけで、別にブレイズ姉貴個人への興味はほとんどありません。

 おい? 

 更に言えばロスモンティス姉貴のことも気遣っているけど、お互いの方向性が完全に反対だから絶妙に仲良くなれません。ま、やっぱり望まずして自分を滅茶苦茶にされた子と望んで家族を殺し同族を殺し自分を弄り回して、愛しい運命をこそ殺したいし運命にこそ殺されたいと願う狂人は仲良くなるのが難しいですって。

 こら? 

 そしてW姉貴に対するしっとり率を高めています。

 あかんですわ。

 ちなみに副官はクロージャ姉貴です。総合研究部門は文字通り様々な研究を雑多にまとめているので、クロージャ姉貴の万能さ加減からここにほっぽり込まれています。

 かわいそう。

 

 >……バレていたか。まるで昔の恋人を重ねられる今の恋人のように拗ねた声と顔。しかしそう言われてもオレには関係無い。

 というかオレの瞳からWの影を打ち消すほどの光を出せないのが悪い。さもオレが悪いように言わないで欲しい。

「他の誰か? 何を言っている」

 面倒なので惚けよう。どうせ問答自体が無駄なのだ。

「ボケるな! それでも私の先生か!?」

「やめろ。その呼び方他のヤツらに移ってるからな。この前アンセルやアドナキエルに先生呼びされた時は流石に困ったぞ」

「Gって可愛げのない名前ずっと名乗ってるからでしょ」

 意外とGの名前は呼びずらいようで、「Gさん」だと「爺さん」になるからとかで特に名前ではなく管理人とか先生とか……正直誰を呼んでいるのか紛らわしいからGで呼んでくれないものか。

 ガーっと吠えるブレイズだが、そんなことを言われても困る。この名前は特別な名前だ。

「その程度の用件なら出て行け。さっきScoutと雑談してて仕事が進んでないんだ。あと帰る前にそこのシガーケース、コッチ持ってこい」

 喫煙頻度は下がったが、別にオレは医者でもなし。この執務室で吸ったところで文句は……無いな。ああいや……レッドが嫌な顔するくらいか。

「そんなのだから不良先生とか呼ばれるんだよ」

「患者どもが。あとオレは医者じゃなくて学者。知ったことか。さっさと寄越せ」

 投げ渡されるシガーケースを掴み取り、シッシッと追い出す。不満げな表情のブレイズだが、オマエ一人に構ってる時間は無い。

 一人になったわけだし、そろそろ仕事を────と考え出したら通信端末が起動する。かけてきたのはクロージャ。……またなんかやったのか? 

「なんだバカ」

「G! 人事決まんないよ!」

「オマエの計画だろうが。オマエが草案くらい決めろ。計画を見てオレが適任だと思った人材を決めろとでも言うのか」

「だって人事上手じゃん!」

「他のオペレーターに自分だけができる分の仕事を押し付けるな。オレやオマエみたいなバカがそう簡単にいると思うな。オマエ宛のクレームが止まった日が無い。あとで現場シフト表持ってこい。どうせ休み取らせてないんだろ。無駄な仕事を増やすな」

「私エンジニアだよ!! なんで貿易所や製造所、その他基地内の設備の管理までしないといけないの!?」

「製造所に関してはオレたちの自業自得だ。諦めろ。貿易所に関しては購買部なんてモンを始めたのが原因だな。他はまあやるヤツもいないし……ところで各チームはどうした。こういう時の為のものだろう」

「え? 今は別の仕事に当たらせてるけど」

「何故」

「私がやった方が早いから。あと好き勝手できないから」

「……自分から仕事を増やしてどうする。何のための3交代チーム編成だ、バカバカしい。オレがクロージャ、オマエを自由にさせているのはペース管理くらいできるだろうからという信頼からだったんだが────説教が山ほどある。楽しみに待っていろよ」

 そう言って通話を切った。

 ────クロージャのワンマンプレイもいい加減にして欲しいものだ。バベルの頃の感覚でやれるほど、人がいるわけでもあるまいに。

 どうせオマエが好きにしていても誰も文句を付けない。何故そうやって誰にも見られない時間を作るのか。オレなんて個人端末からレイジアンの社内製品データにアクセスしたの仕事中だぞ。

 

 はい、赤霄のデータぶっこ抜くためにレイジアンにハッキング仕掛けました。もちろんクロージャ姉貴に手を貸してもらったので、その借りもあってかなり自由にさせてます。

 

 >……まあいい。仕事に戻るか。

 ケルシー曰く、そろそろドクターが何処にいるか割れるそうだからな。身構えていることに越したことはないだろう。

 

 武器は間に合わないな。下手したらパトリオットおじいちゃんと鉢合わせるかもしれないってのに。

 次回はドクター救出編からになりますね。

 ご視聴、ありがとうございました。




Gくん
ロドスルートに乗ったので総合研究部門管理人を務めながら、ケルシー先生だけが使えるエリートオペレーターとして汚れ仕事を担当している。
人を育てたり研究したり好き勝手にやったりと忙しくなった。
軍用ロングコートと傭兵衣服から、黒いスーツに白衣を羽織るスタイルに。テレジアリスペクトで髪も伸ばしてポニテにしている。
W姉貴がいなくなってしまったので異常なまでに彼女に拘り、彼女以外の存在は運命になり得ないとまで切り捨てるくらい頭がおかしくなっている。更にロドス内でも独特な雰囲気と立ち位置のお陰で本質を理解できない人の方が多く、あんまり慕われていないケルシーみたいなポジションに。
ブレイズ姉貴に構っているのはW姉貴の雰囲気を感じたからという理由しかなく、ブレイズ姉貴の事をカケラも見ていない。アーミヤのこともテレジアの後継としか見えてない重症っぷり。ロスモンティス姉貴やら行動隊やら予備隊やらライン生命組やらBSWやら、色々と関わっている人は多いが、ほとんどの相手にはストイックな学者として振る舞っているため本来の苛烈な性格は旧バベルメンバー以外知らない。
ケルシー先生には獅子心中の虫扱いされているが、下手に下の立場にするよりも上の立場で忙殺した方がいいと判断されて管理人に。とはいえお互いにそんなことは無いとしているので監視役のScout兄貴もテキトーな対応をしている。
自己改造よりも武装開発などで自身を強化する方針に行った。戦闘能力は変わらず。

W姉貴
Gくんと別れて原作ルートへ。
生きろのギアスがかけられてしまったので原作よりも気合いと根性がやばくなった。

ケルシー先生
獅子心中の虫としてGくんを飼い慣らす人。
最強を忘れて生きて欲しいと思う気持ちはまだあるが、上司と部下になってしまった為、接する時間は少なくなり、W姉貴を運命と定めて失踪し始めているGくんを遠巻きに見るだけになってしまった。

クロージャ姉貴
変わらず接してくれる友達。
二人でバカやって、ハッキングとか色々好き勝手やっている。

Scout兄貴
変わらず接してくれる友達。
段々とおかしくなっていくGくんを心配して、色々な人をぶつけてみたりしている。

ブレイズ姉貴
師匠と弟子の関係。
傭兵チャートと違い、W姉貴と似た雰囲気を感じる相手としか認識されていない。
師匠が一切弟子を見ていないことに腹を立ててアピール中。
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